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「1日3杯のコーヒー」を飲み続ける理由

コーヒーは私にとって唯一といっていい嗜好品です。
だからこそ、「好きだから」という理由だけで飲み続けるのではなく、最新のエビデンスを確認しながら付き合っていきたいと思っています。

好きだからこそ、疑ってみる
人は、自分が好きなものほど肯定したくなるものです。
健康に良いという情報だけを集めて安心し、悪い情報には目を向けなくなることも少なくありません。
いわゆる「ポジショントーク」です。
しかし、医療や健康に関わる立場で情報を発信する以上、自分の好みを正当化するために都合のよい情報だけを集めることは避けたいと思っています。
好きだからこそ、一度立ち止まって疑ってみる。
私は、その姿勢を大切にしています。

私にとって唯一の嗜好品
毎朝、小さな鍋でお湯を沸かし、コーヒーを淹れる時間は、一日の始まりを告げる小さな儀式になっています。
もしこの世からコーヒーがなくなれば、私の生活の楽しみはずいぶん減ってしまうでしょう。
それほど私にとって、コーヒーは大切な存在です。

もし悪いと分かればやめる
それでも、将来の研究で「コーヒーは健康に明らかな害がある」という結論が確立したなら、私はやめると思います。
健康あってこその嗜好品です。
好きだからこそ、健康を犠牲にしてまで続けたいとは思いません。

エビデンスを読みなおしてみた
そこで、最近発表されている研究をあらためて読み直してみました。
現在のところ、多くの研究では、適量のコーヒーには健康上のメリットが期待できるという結果が報告されています。
心血管疾患や糖尿病などを複数抱えるリスクの低下、認知機能の維持、さらには細胞老化との関連など、興味深いデータも増えてきました。
一方で、「たくさん飲めば飲むほど良い」というわけではありません。
1日に5~6杯以上になると、認知機能へのメリットは小さくなり、認知症リスクや脳容積との関連が報告された研究もあります。
また、午後遅い時間に飲めば睡眠の質を下げてしまう可能性がありますし、未ろ過のコーヒーでは脂質に影響する成分も含まれています。
結局のところ、コーヒーも「量」と「飲み方」が大切なのだと思います。

なぜ健康効果が期待されるのか
コーヒーの健康効果は、カフェインだけでは説明できません。
カフェインはアデノシン受容体に作用して眠気を抑えますが、それ以上に注目されているのがクロロゲン酸をはじめとするポリフェノールです。
これらには抗酸化作用や抗炎症作用があり、血管や全身の状態を良好に保つことが、健康効果につながっていると考えられています。
もちろん、まだ分かっていないこともあります。
だからこそ、新しい研究が出れば、その都度見直していきたいと思っています。

私は1日3杯を目安にしている
こうした研究を総合して考えると、今のところ私自身が納得しているのは「1日3杯程度」です。
健康効果が期待できる範囲であり、飲み過ぎにもならない。
私にとっては、そのくらいがちょうどよいように思います。
だから今日も、朝の1杯を淹れます。
好きだから飲む。
でも、それだけではありません。
今のところは、エビデンスもその習慣を後押ししてくれています。
もし将来、その結論が変われば、私も変わります。
それが、健康情報を発信する者として、私が大切にしたい姿勢です。

まとめ
・コーヒーは私にとって唯一といっていい嗜好品である
・好きだからこそ、健康への影響を定期的に確認している
・現在のエビデンスでは、適量のコーヒーには健康上のメリットが期待されている
・飲み過ぎや飲む時間には注意が必要である
・私は今のところ、1日3杯を目安に飲み続けている


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