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痛みの評価について考え直したこと

痛みは数字にできるのでしょうか。
美容医療を受けるようになって、そんなことを考えるようになりました。

美容クリニックは痛いところ
私は、美容クリニックは痛いところだと思っています。
いろいろな処置が伴うので、それは仕方ないことだと思っています。
私自身、これまでいろいろな医療を受けてきたので、自分では痛みに強いほうだと思っています。
それでも、ヒゲ脱毛やフォトフェイシャル(IPL)の施術を受けるたびに、「痛いな」と感じます。
特に口の周りは皮膚が薄く、ヒゲも濃いためか、毎回かなりの痛みがあります。
処置をしてくださる看護師さんには申し訳ないと思うのですが、「痛っ」と声が漏れてしまうこともあります。
そんな時、私はいつも同じことを考えます。
「この痛みは、NRSでいくらになるのだろう。」

痛みを数字で表す難しさ
医療では、痛みを客観的に共有するために、いくつかの疼痛スケールが使われています。
最もよく使われるのが、NRS(数値評価スケール)です。
痛みを0から10までの数字で表し、「今の痛みは5くらいです」というように評価します。
そのほかにも、100mmの線で痛みを示すVAS(視覚的アナログスケール)、表情で選ぶFPS(フェイス・ペイン・スケール)、言葉で選択するVRS(言語的評価スケール)など、状況に応じてさまざまな評価法があります。
病院で勤務していた頃は、患者さんにも「痛みは何点くらいですか」と尋ねていました。
ところが、自分が患者になってみると、この数字を決めることが意外と難しいのです。
一瞬の痛みとして考えるなら8くらい。
しかし、この痛みが何時間も続くとしたら、10と答えるかもしれません。
痛みは強さだけでなく、どれくらい続くのかによっても受け止め方が変わるのだと実感しました。

患者になって気付いたこと
美容医療を受けるたびに、病院勤務時代のことを思い出します。
私は患者さんのベッドサイドへ行き、痛みの程度を伺っていました。
その時、私は本当に患者さんの痛みを理解できていたのでしょうか。
痛みの強さだけではなく、一時的な痛みなのか、長く続く痛みなのか。
そうした違いまで考えながら話を聞けていただろうか、と今になって思います。
美容医療とは違い、痛みの評価が必要になる病気の多くは、命にかかわるような病気です。
もちろん、疼痛スケールは患者さんと医療者が痛みを共有するための大切な道具です。
しかし、実際に痛みを経験してみると、数字だけでは表せない部分もあることを改めて感じました。
美容医療を受けるたびに、私は患者としてだけでなく、医療者としても多くのことを学んでいるような気がします。

まとめ
・美容医療を受けるたびに痛みの評価について考えるようになった
・NRSをはじめ、痛みを共有するための評価法が用いられている
・痛みは強さだけでなく持続時間でも受け止め方が変わる
・患者になって初めて気付くことも少なくなかった
・今は患者さんの痛みを以前より深く考えるようになった


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