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ハードウェアの進化とネット接続の普及 ゲームの楽しみ方が多様化した激動の時代2000年代


21世紀の幕開けとともに迎えた「2000年代」は、ゲームのあり方がガラリと変わった10年間でした。

それまでの「グラフィックをどこまでリアルにするか」という進化の競争から、インターネットの普及、そして「普段ゲームをしない人まで巻き込む」という、ゲームの可能性が全方位に爆発した時代です。

それでは、私自身も最高に寝不足だった(笑)思い出深い2000年代を振り返っていきましょう!


1. 史上最も売れた黒い怪物『PlayStation 2』と、ネットの足音

2000年3月、新世紀の始まりと同時に発売されたのが『PlayStation 2(PS2)』です。

このハードの何が凄かったって、ゲーム機としての圧倒的な性能はもちろん、「DVDプレイヤーとしても使えた」ことです。当時、単体のDVDプレイヤーを買おうとすると数万円した時代に、ゲームもできてDVDも見られるPS2が39,800円で買えたのは事件でした。 「これは映画を見るための家電だから!」という大義名分(言い訳)で、親におねだりして買ってもらった人も多かったのではないでしょうか(笑)。

さらに、この世代からゲームに「インターネット」が本格的に絡み始めます。 2002年には『ファイナルファンタジーXI』が発売され、「ゲームの中で本物の人間と一緒に冒険する」という、MMORPGの底なしの沼にドップリ浸かる大人が続出しました。わたしも私生活に支障が出るくらいはまっていた一人でした(笑)。


2. タッチして、体を動かして!任天堂が起こした「ゲーム人口拡大」の革命

2000年代半ば、ゲーム業界にちょっとした危機感が漂っていました。ゲームがリアルに、複雑になりすぎて、「難しそうだから、もうついていけないや」と離れてしまう人が増えていたのです。

そんな空気を一変させたのが、任天堂の「ゲーム人口の拡大」を掲げた大逆襲でした。

  • 『ニンテンドーDS』(2004年) 画面が2つあって、下がタッチパネル。そして「すれちがい通信」。『脳を鍛える大人のDSトレーニング』や『英語漬け』といったソフトが、普段ゲームを触らないおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん世代にまで大ヒットしました。

  • 『Wii』(2006年) 今度は「リモコンを振る」という体感操作を引っさげて登場。リビングのテレビの前で、家族みんなでボウリングやテニスをする……そんな「ゲームは部屋にこもって一人でやるもの」という常識を覆す、温かい風景を作り出しました。

それまで「ゲームばっかりやって!」と怒っていたお母さんが、ニンテンドーDSを握りしめて熱中している姿を見たときは、不思議な気持ちになったものです。


3. 「一狩りいこうぜ!」マックや公園に集まったPSP『モンハン』ブーム

そして2000年代後半、日本の学生たち(そして大人たち)のライフスタイルを完全に変えてしまったのが、ソニーの携帯ゲーム機「PSP」で発売された『モンスターハンター(モンハン)』シリーズです。

特に2008年の『モンスターハンターポータブル 2nd G』の熱狂は凄まじいものでした。 それまでのオンラインゲームは「家でパソコンや据え置き機をネットに繋いでやるもの」でしたが、モンハンは「みんなでPSPを持ち寄って、顔を合わせて遊ぶ」というスタイルを確立したのです。

放課後の教室、ファストフード店、公園のベンチ……どこを開いても、誰かがPSPを横持ち(いわゆるモンハン持ち)して、巨大なティガレックスやナルガクルガに挑んでいました。 「一狩りいこうぜ!」が合言葉になり、先輩・後輩、あるいは普段そこまで話さないクラスメイトとも、ゲームを通じて一気に仲良くなれる。そんな「最高のコミュニケーションツール」としてのゲームの底力を、身をもって体感した時代でした。


2000年代を振り返って

2000年代は、「ゲームがオタクのものから、誰もが楽しむユニバーサルなエンタメへと進化した時代」でした。 PS2で映画のような体験に酔いしれ、DSやWiiで家族と笑い、PSPで友達と朝まで狩りに出かける。今振り返っても、なんて贅沢で、バリエーション豊かな遊びに溢れていたんだろうと胸が熱くなります。

さて、誰もがプレイヤーになった2000年代はここまで。 お次は、スマホゲームが台頭し、オープンワールドが当たり前になり、ゲーム実況という新しい文化が花開く「2010年代」へと進みます。


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