AIがつくった童話の欠片から 【AIとやってみた④】
「ももあそびしよ」と声を掛けてきたのは、あたしより少し小さい女の子だった。
ももあそびが何かわからなかったから、無視した。前の学校でクラスの子みんながあたしにしたように。

小学校二年生の冬、この村に引っ越してきても学校に行かなかったあたしは、家のゴミを燃やすことが毎日の仕事だった。
三月のある朝、ゴミを持って畑に行ったら、あたしより少し小さい女の子が立っていた。
知らない子。
見ないようにして、畑の浅い穴にゴミを落とした。
「ももあそびしよ」
女の子が話しかけてきた。
あたしは、黙ったままマッチを擦った。見られてるのを感じていた。
ゴミは、意外と燃えない。生ゴミも、瓶も缶もビニールも全部入っていた。
「はい。これあげる」
女の子は、菜箸くらいの枝を差し出した。自分も細長い枝を持っていて、目が合うとほんわかと笑った。
「このごろ、風が強いから、よく落ちてるよ」
しゃがんで、ゴミを突つき始めた。
「ふーん」
私は口を閉じたまま相づちをして、一緒にゴミを突いてみた。
「すぎっぱ入れよう」
女の子がすっと立ってふわりと雑木林に向かった。
「なにそれ」
あたしも後を追う。
「枯れた杉の葉がよく燃えるよ」
振り返って、またほんわかと笑った。
ほんわかと、女の子全部が明るくみえた。あたしは息を飲んで立ち止まった。
「手伝って」
女の子はこちらに手を伸ばした。
迷わずあたしはその手に触れた。
飢えていたんだ。
明るくみえたのは、久しぶりに年の近い子と話したせいかもしれない。
叩くでも押すでもない、ほんわかと触れ合う手。温かくて柔らかくてうれしかった。

林の地面は枯れ葉でいっぱいだった。茶色には、こんなにいろんな色があるのか。土と葉っぱで足元がふわふわだ。

杉の葉は、葉っぱと言うより太めの枯れ枝のよう。いくつも枝分かれして、枝全面に上向きのトゲトゲがびっしり生えている。
ちくちく痛いから両手にふんわり乗せて、あたしたちは、ほんわかと笑った。
のんびり歩きながら、女の子は小さな声で歌っていた。
桃遊びとはあたしの名前
大きな翼持っている
物語を紡ぐ者
君も持ってる大きな翼
勇気を出して顔上げて
物語を紡ぐのよ
どこかにきっと友だちはいる
もし今そこにいないなら
新しい世界へさらさらと
世界は知らないことばかり
どこかにきっと恋人もいる
もし今そこにいないなら
風の中さらさら空飛んで
世界は知らないことばかり
君はまだ君のことすらわからない
世界は知らないことばかり
火は小さくなっていたけれど、畑のゴミは焼け残っていた。
あたしたちは抱えてきたすぎっぱを全部放り込んだ。弱々しい火がすっかり隠れて間もなく、炎がパチパチと鳴らせて立ち上がってきた。杉の葉と新しい酸素をたっぷり喰らって伸び伸びと高く。
火がほとんど消えるまで、じっと見つめていた。ゴミはだいたい灰になった。瓶と缶まで黒々と良く焼けた感じになっていた。
わかっていたけれど、桃遊びはもう居なかった。変な名前。さらさら飛ぶってどういう状態よ。
桜が咲く頃、村の学校に行ってみようか。
桃遊びは、次の世界へ行ってしまった。
新しい物語を紡ぐのだろう。
あたしは知ってしまった。
あたしはだれかと遊びたい。
話したい。手をつなぎたい。
怖くて怖くて怖いけど
新しい世界へ、
行って、みようか。
AIがつくった童話
入力した単語
春
さくら
もも
かわいい
ほんわか
AIが生成した童話
ある季節、桜が美しく咲いていました。そこには、ちいさな小さな動ける桃の人形がいました。その背中には、大きな翼がついていました。
その桃の人形は、どこから来たのか分からずさっぱりしていましたが、その頬をなでるととてもかわいらしく、ほんわかとした表情になりました。
その桃の人形は「桃遊び」と名付けられました。子供たちは、桃遊びとともに歌いながらお祭りを開き、友情や愛情を誓い合っていました。
歌を終えたあと、桃遊びが立ち去ろうとしました。子どもたちが、桃遊びの take とある言葉を投げかけました。
「友情と勇気を持って.あなたはこの先、どこへ行くのですか?」
桃遊びは安心して答えました。
「私は、風の中さらさらと、空を飛んで新しい世界へ行きます。そして、友情と勇気を託して新しい友達を作って、素敵な物語を紡ぎます!」
AIとやってみた
AIアシスタント(β)が生成した童話からキーワードを拾って、童話を創作してみました。
大人になってからは創作をほとんどしないので、新鮮な作業でした。冷蔵庫開けて有り合わせのものでお昼ごはん済ませたみたいな拙さですが。
AIアシスタント(β)を試してみた縁で、組み上がった物語です。不思議な感覚です。
大人になってから、創作ができなくなっていました。AI、凄いな😨
