「やりたいこと」の前に考えたい、「どんな自分でありたいか」
「やりたいことがわからない」と悩んでいた頃のことを、以前の記事で書きました。
あの頃の自分にまずかけてあげたい言葉は、
「焦って無理に探さなくていい」ということと、
「ShouldではなくWillに目を向けていい」ということ。
でも、もう一歩進むために、こんな視点も持てるとよかったなと思います。
「何をしたいか(Do)」ではなく、
「どんな自分でありたいか(Be)」を起点に考えてみる。
新卒で就職してから10年以上、「これだ」と思えるやりたいことを描けないまま過ごしてきました。
キャリア面談では、
「ゆくゆくは重要な意思決定に携わる立場を目指したい」などと、リーダーの期待に沿っていそうなことを話し、
異動希望には上昇志向があるように見えそうな部署名を、それらしく書いて(笑)提出していました。
本当は、そんなポジションで働いている自分はちっとも想像できていませんでした。
どこか「借り物の言葉」で話している感覚もありました。
でも当時は仕事が生活の中心にあり、
仕事を通じて「何者か」にならなきゃいけない、
と思い込んでいました。
そんな考えが変化したのは、はじめての育休を終えて職場に復帰してからでした。
短時間勤務で管理職として働きながら、
保育園の送り迎え、食事の対応、お風呂に寝かしつけ。
子どもが体調を崩せば、あらゆる予定を調整してお休みしないといけない。
「これ以上はできません」と自ら線を引かなければいけない場面も、たくさんありました。
仕事は責任を持ってやりきりたい、でも子どもと向き合う時間をちゃんと大事にしたい。
そんなふうに揺れる中で、
会社でバリバリ働いてキャリアアップしていくことが全てじゃない、
昇進や花形部署への配属を目標に走り続けることは、少なくとも今の私にはしっくりこないな、
という気持ちが強くなっていきました。
だからといって、「仕事はほどほど」「現状維持でいいや」と完全に割り切るのも、なんか違う。
前に進むことを諦めたいわけでもありません。
じゃあ、私はどんな自分でありたいんだろう?
今まで、「やりたいこと」を仕事起点でばかり考えてきました。
でも、「会社で働く」だけが自分じゃない。
仕事ももちろん大事だけど、あくまで自分の人生のひとつの要素。
仕事だけに左右されたくない、振り回されたくない。
肝心なのは、
自分の大事なものをちゃんと大事にできること。
そして、自分が納得できる自分でいることなんじゃないかな。
そんなふうに思えたから、「どんな自分でありたいか」をとことん考えてみることにしたのです。
これまでの仕事や人との関わりの中で感情が動いた瞬間を思い返し、
「そんな自分を想像したとき、ワクワクするか」を問いながら…
そしてこれが、導いた「ありたい自分」です。
・相手を理解し寄り添える
・「ちゃんと届く言葉」で伝えられる
・納得して一歩を踏み出す後押しができる
自分がやりがいを感じ、夢中でがんばれた瞬間には、こういう私がいたと気づいたからです。
「ありたい自分」を言語化できたことで、自分の中にブレない軸を持てた感覚がありました。
これが、一番大きな変化だったと思います。
たとえば今の私のように、仕事を離れて自宅で横になっているしかない状況でも、
「何もできていない」という不安はあまり感じなくなりました。
noteの記事を書いたり、Audibleでコーチングの本を聴いたり、
3歳の娘とのコミュニケーションで試行錯誤したり。
どれも、「ありたい自分」に近づくための時間だと思えるから。
そうやって考えられるようになってから、
「やりたいこと」を無理にひとつに絞らなくてもいいし、
「ありたい自分」につながることならどんどんチャレンジしてみようと思えるようになりました。
もちろん、いちど描いた「ありたい自分」が、時間とともに少しずつ変わっていくこともあると思います。
きっといつまでも完成はしないけど、そんな変化も含めて、自分なりに楽しんでいけたらいいなと思っています。
▼「ありたい自分」と向き合ったときのこと。
▼「やりたいことがわからない」と悩んでいた頃のことは、こちらの記事でも書いています。
