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ゴミ通貨日本円で行くイギリス留学攻略法#4 仕訳編

以前にも投稿したが日本円はゴミになった。
大事なことなので繰り返しお伝えします。
【悲報】 日 本 円 は ゴ ミ 通 貨 になりました。

流石にこのシリーズも4回目になったので、このシリーズをマガジンにまとめた。過去の記事についてはそちらをご覧ください。

マガジン「ゴミ通貨日本円で行くイギリス留学攻略法シリーズ」

日本の元社畜プロジェクトマネージャーにして芸術系なのにMBAホルダーであり、性懲りも無く人生4回目のイギリス留学中のアラフィフ博士学生(文系)である自分が(←自虐)、今回も偉そうにゴミ通貨日本円でイギリス留学を乗り切る方法を偉そうに教えますw

自分はまだこの無理ゲー留学を乗り切ってはいないが、持てる限りの知識、スキル、過去の経験を注ぎ込んでやっているので、これからゴミ通貨日本円で殺人通貨ポンドの本国への留学を考えている人には参考になるかもしれない(保証はしないw)。

【2025年3月19日】目次を追加しました。


会計的仕訳のススメ

前回の記事では、物価高、通貨高のイギリスで留学期間を乗り切るために如何に資金管理が大切であるか、ということを説明した。しかしながら、資金管理ができるようになることは基礎とはなるものの、今のゴミ通貨日本円で海外留学を乗り切るには、この資金管理だけでは実は足りないと考えている。

<前回の記事>

一応MBAを持っている筆者が次のアクションとしておすすめしたいのは「仕訳」である。

MBAというよりも簿記の資格を持っている人の方が馴染みがある言葉かもしれない。欧米式の会計術よりも日本式会計術の方がこの「仕訳」を重要視しているような気はする。
仕訳については以下を参照いただきたい
<仕訳に関する解説ページ>

本来の仕訳は借方、貸方に分け、どれだけ会社に損益があるのかを視覚化する作業だ。だが、今回のような収入の見込みがない留学の場合は、支出を仕訳してその出費を極力減らす戦略を立てて実行することで損を減らしている、とみなす考え方としている。

ネガティブ会計の必要性

また、筆者は自己資金を切り崩しての留学のため、その切り崩した自己資金は借金(セルフ借金漬けw)とも考えている。その意味でもこの「仕訳」という考え方を留学資金計画に持ち込むのは理にかなっている。

一般的な会社経営とは異なり非常にネガティブな会計になりそうなのだが、世界にはこのような会計をしなくてはいけない事業体は実は多い。と、MBAの会計学の教授からも聞いている(←受け売りw)。

例えば現代の日本人の身近なところでは、福島第一原発の廃炉作業がそうだ。あの廃炉作業だってこれからも何十年と続くが、そのために東京電力社内では廃炉事業に関する損益計算書が日々更新されているはずだ。そして、その損益計算書には損が日々積み上がるだけなのだが、それも自己資金による海外留学と似ている(苦)。

そう思えば海外留学なんて東電の廃炉作業や日本の戦後の敗戦処理みたいなもんだ(爆)。

ちなみに戦後の日本政府も敗戦処理のために特別会計をしている。ポジティブなことにもネガティブなことにも現代の人間が行動するには多かれ少なかれ金がかかり、その金を管理するためには会計が必ずあるのだ。

何十年続くかわからないそれらに比べればゴミ通貨日本円での海外留学出会っても最長期間が決まっているので遥かに気は楽になる(←苦し紛れw)。

支出を仕訳する

前述にあるように「セルフ借金漬け」となる留学中の支出(見込みも含む)を仕訳していきたいと思う。

「固定費」と「変動費」に分ける

このような支出を仕訳する際は、まずは「固定費」と「変動費」の2種類に分ける。その2種類については如何を参照いただきたい。

固定費=一定期間で必ずかかる費用
流動費=固定費の逆。不定期でかかる費用

各費用を項目分け

前項目の固定費と流動費の中にも項目がある。次にその項目を分けるのだが、ここで注意事項がある。

項目は分ければ分けるだけ項目数が増えてしまう、というジレンマがある。しかし、項目数が増え過ぎてしまうと、節約戦略を立てる時に目的がブレやすい。

そこで筆者が常に心がけているのが、項目は原則、固定費、流動費それぞれに対して3つまでにする、ということだ。同時に覚えられるのは3つまでという人間の脳の特性を踏まえて、そう心がけている。

仕訳詳細

以下が筆者が今回の留学で仕訳した支出である。この時点で戦略的に1つの項目にまとめている費用も存在するが、個人の状況によっては別にする方が良いこともある。

飽くまでこの仕訳詳細は参考とし、自身の現状をよく考慮して仕訳することが重要だ。

固定費

1 学費・研究費
イギリスでは、EU外からの留学生の学費は文系であっても日本の医大と同額か、大学によってはそれ以上に高い。故に、戦略的に考えるためにも別項目にしている。

また、筆者は博士課程を履修しているため、質の高い研究をするために無理な節約をしないように固定費としてその資金を確保している。博士課程は質の高い研究をして博士論文を早く書き上げて提出することで履修期間を短縮(学費が減る)させることが可能だ。それも考慮して今回は研究費(学習費用)は学費とセットにしている。

だが、学士や修士課程のように履修期間が固定なのに学習費用(博士課程における研究費用)がかかる場合には、それは別項目の方が良い。

2 住居費(カウンシルタックスもあればここ)
イギリスは伝統的に家賃が生活費の50%を超える国であるため家賃を住居費として別項目にするのは必須である。さもなくば積む(苦)。

また近年はイギリスの光熱費はハイパーインフレ化しているので光熱費もここに入れよう。それを固定費として確保して毎月支払わないと、貴方が不在の間に電力会社が家に来てしれっと高額なコインメーター制にする(←いずれこれについても書く)。

イギリスの物件においては、特にシェア物件では光熱費が家賃に含まれることが多い一方、一人暮らし(スタジオ物件)では別払いが多い。そのため、家賃とセットにして考えることで、引越しの検討の際に役に立つ。

筆者はイギリスでは現在はフルタイムの学生なのでカウンシルタックス(住民税)は非課税だが、ワーホリなどの就労者の場合は課税となる。そのような場合で住民税が家賃に含まれていない場合には、必ず忘れずにそれをここに入れておこう。イギリスの住民税は収入ではなく、住居に紐づいているためだ。

なお、以下の記事で書いている通り、イギリスでは税金滞納は犯罪となるので必ず払えるように固定費として確保しておこう。

誤解されないように言っておくが、以下の記事のイケメン刑事は税金滞納した筆者を逮捕しにきた訳ではない(笑)。誰を逮捕しに来たかは記事を読んでくれ。
<以前の記事>

合わせて後述の携帯電話費用が毎月固定である場合や、インターネットを個人で契約している場合もここに入れる。筆者の場合はインターネットは家賃に含まれているが、住む物件によっては別払いのケースもあるからだ。

変動費

3 交通費
生活費に無理やり入れても良さそうだが、交通費が異様に高いロンドンではここを戦略的に節約したくあえて別項目としている。
イギリスでも地方に住むとほぼかからないので、その際は生活費で良いかもしれない。

筆者は現在はロンドンに住んでおり博士課程を履修中のため、それほど大学に行く機会がないが、行くとなると交通費が高額になるので流動費としている。

だが、ロンドンなどの都市部で学士課程以下だとほぼ毎日通学することになるので高額の交通費が一定額で毎月かかる。そのような場合には学費または住居費とセットにして固定費にした方が良い。

一方で修士課程の場合は、筆者が2010年にスコットランドで修士課程をやった経験では週3日くらいは授業のために大学に出向いていた。ただ、これもコロナ禍でオンライン授業になっていることと思われるで、修士課程の場合も博士課程同様に流動費として扱うのが分かりやすいかもしれない。

学校の状況によって交通費が変わるなら学費扱い、家賃が高くなっても学校の近くに住めば交通費が安くなるなら住居費扱いが良い。

4 生活費
イギリスでの生活費は総じて日本よりも安いが娯楽は酷く高い。
筆者の場合は勉学と研究のためにイギリスに来ているために基本は娯楽(交際も含む)をしないようにしている。

そのために娯楽費を抑制するためにあえてここに入れている。そうすることで毎月の生活費が予算オーバーにならないように娯楽支出を抑える自己抑制が効くからだ。

ただ、留学ではなく遊学(語学留学生はほぼこれ)を目的としているなら話ば別だ。筆者も語学留学したことはあるので、それを否定はしない。
その場合は娯楽を抑えすぎると留学期間終了時に物悲しくなる。その為にも娯楽費は流動費として別項目にしてその費用を戦略的に確保することをおすすめする。

なお、筆者は携帯電話費用も固定費ではなく流動費の生活費にしている。筆者のイギリスの携帯はいわゆる格安携帯で、毎月の固定プランに入ってはいるものの、その金額が少額であることと、毎月プラン変更が可能なので支払い金額が変わる。

そして、以前の記事で触れているように日本で医療を受けるためにイギリス不在期間が発生することも考慮して、現状は流動費の生活費扱いにしている。
<以前の記事>

ただ、このような理由がない場合は固定費の通信費項目を作るか、住居費扱いにすることをおすすめする。筆者も今後の状況によっては固定費の住居費扱いに変更する。

【番外編】緊急発生時の対処費用の扱い

筆者は目に持病があるため、前述の記事にあるように日本に緊急帰国する可能性がある。しかも、たとえファーストクラスしか空いていなかったとしても片道120万円を即時決済して日本に帰る必要があるのだ(泣)。

そのような緊急事態時の費用をどう扱うかについては、その発生前から考えておかないといけない。何故ならば、それを決めておかないと実際に緊急事態が発生した際に必要な支出を躊躇ってしまうばかりに取り返しがつかないことになる可能性があるからだ。しかも、そのような時は一刻を争う時間との戦いとなるので迷っている暇はない。特に、筆者の場合はそれを躊躇うと右目の視力を失う可能性があるので死活問題だ(汗)。

では、そのような緊急事態の支出はどのように扱うのか、というと、答えは「特別損失」(通称「特損」)である。企業会計をかじった事がある人なら必ず聞く、できる事なら計算したくない支出である(草)。

この特損が発生した場合は、基本的には支出の決済後に計上するので事前の仕訳はできないが、決済後の再仕訳の際には固定費でも変動費でもなく「特別損失」という独立したカテゴリにする。これは予測不能な不可抗力によって発生する費用であるが為に「特別」扱いするのだ。

筆者の場合は持病のため事前にも緊急事態発生の可能性を知ることができるが、事故や事件のように事前に予測できない事態の時にも、同様の損失計上をするのが望ましいと考えている。

セルフ借金漬けを乗り越えよう

今回は会計における「仕訳」を筆者流にアレンジして戦略的節約の為に留学中の支出を仕訳することを解説した。特に筆者のように持病を抱えて留学をする人には参考になった事と思う。

この仕訳は、本当に個人の状況によって仕訳の仕方が変わる。よって、前述までの記事は一例として読んでいただきたい。そして、それを参考に自分だけの仕訳を行い、戦略的に支出を抑制することでこの「セルフ借金漬け」を乗り越えてほしい。

次回は今回の支出仕訳に基づく、イギリス留学の支出節約戦略を解説予定です。

今回もここまでお読みいただきありがとうございました。

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