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学生最後に欧州サッカーを見るひとり旅 #8:ブライトンで「激近」プレミア体験

激動の一日が明けて。
待ってろミトーマ!!!

本記事は続き物ですが、この記事だけでもお楽しみいただけます。

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※本記事に出てくる情報は2025年1月現在のものです。
※情報の正確性には万全を期しておりますが、その内容について保証するものではありません。


爆走英国縦断バス

ヨーロッパ旅行9日目。本当に色々なことがあったグラスゴーでの2日間が過ぎ、旅もいよいよ後半戦へ。今日はイギリス南部の港町、ブライトンへ向かいます。

目的はもちろん、ブライトンに本拠地を置き、日本代表・三笘薫選手も所属するブライトン・アンド・ホヴ・アルビオンFCの試合を観戦することです。

(チーム名が長く、ただブライトンと呼ぶと街の名前と混同するので、ここからは愛称のシーガルズ(Seagulls)と呼ぶことにします)

グラスゴーで飛び乗ったロンドン行き深夜バスは、強風にぐわんぐわん揺られながら、なかなかのスピードでグレートブリテン島を縦断していきます(ただし相変わらず1~2時間おきに停留所に停まって電気が点く)。

ロンドンに着いたのは朝7時ころ。グラスゴーを出発したのが前日の22時だったので、乗車時間は9時間でした。走行距離はおよそ400マイル(約650km)ですから、平均速度70km以上で走破したことになります。大型バスでこの速さはすごいですね。

ロンドン北部にある地下鉄駅、フィンチリー・ロード駅(Finchley Road station)。バスはこの駅付近の停留所に停車しました。ロンドン中心部へは、ロンドン地下鉄に乗って向かいます。

ロンドン地下鉄は、クレジットカードを改札口でタッチするだけで乗車できるので、とても便利でした。

地下鉄に乗り、ロンドン中心部にあるキングス・クロス・セント・パンクラス駅(King's Cross St. Pancras station)へ。

このキングス・クロス・セント・パンクラス駅(長い)は、地下鉄6路線が乗り入れている、ロンドン地下鉄のターミナル駅です。

そしてそれだけでなく、ナショナルレールのキングス・クロス駅(King's Cross station)、ユーロスターも発着するセント・パンクラス駅(St Pancras station)にも接続しています。

日本で言うところの大手町駅、そして東京駅のようなものです。イギリスの鉄道の中心と言っても過言ではないでしょう。

セント・パンクラス駅の駅舎
私鉄みたいなものなのか?

私はキングス・クロス駅まで歩き、テムズリンク(Thameslink)という鉄道会社のホームに進みます。テムズリンクは、主にロンドンから南北方面に走る路線を運航している鉄道会社です。

ブライトン行きの表示を見つけました。
これでなんとか目的地に向かえそうです。

ブライトンまでは約1時間半の旅路。
土曜日ということもあるのか、家族連れのお客さんも多かった気がします。

イギリス流の行楽列車の雰囲気を味わいつつ、あっという間にブライトン駅(Brighton Station)に到着しました。

これまでの駅と比べて、のどか

海の見える街

ブライトン。イギリス南東部にあるイースト・サセックス州に位置する都市です。隣のホヴ地域と合わせてブライトン・アンド・ホヴ(Brighton and Hove)という自治体(市のようなもの)を構成しており、自治体の人口は約28万人です。

イギリス海峡に面するブライトンは、国内でも有数のリゾート地域として知られています。リゾート地としての歴史は非常に古く、なんと300年ほど前から上流階級に親しまれてきたというから驚きです。

ロンドンは内陸ですから、海で遊びたいと思ったシティ・ボーイ、シティ・ガールたちがこぞってこの街を訪れるのでしょう。まるで大洗を訪れる栃木県民のように。今からブライトンを「イギリスの大洗」と名付けることにします()。

まずは、ブライトン駅からクイーンズ・ロードを南へ歩いて海岸へと向かっていきます。

道中では中華料理のお店をたくさん見かけました。これはブライトンの土地柄と関係あるのかはよくわかりません。

数が多い

途中の時計台のあたりでは、ウミネコが何匹も空を飛んでおり、鳴き声が港町らしさを演出しておりました。ちなみに、シーガルズのエンブレムにはウミネコが描かれています。というか、シーガルズという愛称自体、ウミネコを意味する英単語です。ウミネコはブライトンの象徴とも言える動物なのかもしれませんね。

大洗海岸(偽)

駅から500mほど歩いて海岸に到着。
快晴……というわけにはいきませんでしたが、とても過ごしやすい気候で、人通りも多くありました。遊泳禁止エリアということで(あと冬だし)泳いでいる人はいませんでしたが、海岸には海の家的な屋台が並んでいました。

ビーチを歩いていて気づいたこと。それは地面が砂利であることです。
てっきりサラサラの砂をイメージしていたのでびっくりしました。

じゃりじゃり

辺り一帯がぽかぽかした、陽の雰囲気。リゾート地として親しまれてきたのも頷けます。夏だったらもっと人が多くて落ち着けなかったと思うので、この時期に来れたのは案外よかったかもなあと思いました。


ブライトンを散策しよう


お昼時ということで、海岸近くのカフェへ。”Trading Post Coffee Roasters"というお店です。ブライトンを中心に10店舗ほどを出店する地元のチェーン店のようです。

店内は、チェーン店とは思えないお洒落な内装。パソコンで仕事をする人や、家族でご飯を食べに来た人、若い男女カップルなど、様々な層のお客さんがいて、街の憩いの場といった感じの趣でした。

私はトーストとケーキ、そしてコーヒーを注文。
トーストは、中にチキンやチーズなどの具材がたくさん入ったガッツリ系。ケーキはピスタチオが中に入ったものです。コーヒーにはラテアートが施されており、洒落た見た目になっていました。もちろん、味もとても美味しかったです。

つづいて近くのショッピングセンターでお買い物。入るのは、チャーチル・スクエア・ショッピング・センター(Churchill Square Shopping Center)です。

イオンモールと言われても違和感ない

一見ただのショッピングセンターですが、なぜわざわざここに入ったのか。それは、シーガルズのグッズショップがここにあるからです。

ショッピングセンターの一角ということで、規模としてはややこじんまりとした感じのお店ではありましたが、ユニフォームやニットマフラー、アパレルといった基本的なものは揃っていました。さらにマグカップなどの雑貨もあり、三笘選手のグッズも数多く置かれていました。

日本人結構来るんだろうな

ここでニットマフラーと三笘選手のキーホルダーを購入。
これでスタジアムに行く準備は整いました。


7m先のプレミアリーグ

いよいよシーガルズのホームスタジアム、ファルマー・スタジアムへ向かいます。

スタジアムはブライトンの街から少し離れたファルマー(Falmer)という地域にあります。ブライトンからは鉄道で3駅隣です。

浦和美園かとおもた

ファルマー方面へ向かうホームには長蛇の列ができていました。おそらくほとんどの人がファルマー・スタジアムへ向かう人たちでしょう。

ぎゅうぎゅうの満員電車に乗り、揺られること約10分。
ファルマー・スタジアムの最寄り駅、ファルマー駅に到着しました。ここからスタジアムは目の鼻の先。跨線橋を超えてすぐのところにあります。まさに「駅前」スタジアムです。


そしてついに……


ファルマー・スタジアムに到着!!!

ファルマー・スタジアム(Falmer Stadium)。シーガルズことブライトン・アンド・ホヴ・アルビオンFCのホームスタジアムです。アメリカン・エキスプレスがネーミングライツを保有していることから、アメリカン・エキスプレス・スタジアム(AMERICAN EXPRESS Stadium)もしくはアメックス・スタジアム(The AMEX Stadium)とも呼ばれています。2011年に開場したばかりの新しいスタジアムで、収容人数は31,876人です。Wikipediaを見たらイギリスで29番目に大きなスタジアムって書いてありました。そこまでいくとすごいのかよくわからん。

2015年のラグビー・ワールドカップの開催地としても使用されており、日本代表が強豪・南アフリカを逆転で下した「ブライトンの奇跡」の舞台でもあります。

元浦和←重要

場外には各選手のバナーが。三笘選手はもちろん、女子チームに所属する清家貴子選手(元・三菱重工浦和レッズレディース)のものもありました。

それでは場内へ。持ち物検査を受けたのち、コンコースを抜けてスタンドへ向かいます。


すごい、これは見やすい!

3万人収容ということで、先週訪れたアンフィールドや、エティハド・スタジアムほどの大きさはありません。しかし、どの席もピッチから近く、臨場感あふれる雰囲気になっています。


ちっっっっか

なんと今回、運よくメインスタンド2列目という超良席のチケットを取ることができました。ピッチまでは10mもないほどでしょうか。

チケット代はなんと……

60ポンド(約12,000円)!!!

安すぎない!!??

プレミアリーグという最高峰の公式戦を2列目から観戦するチケットが、ほんの1万円ちょい。イギリスの物価も考えれば、あまりに破格であるといえるでしょう。

(ちなみに、東京の国立競技場で行われたシーガルズのジャパンツアーは、最も安い席で8,800円、メインスタンドの前列は26,000円という価格でした。)

近くの席には日本人と思わしきお客さんも何人かいました。
ロンドンから近くて行きやすい場所ということもあり、観光ルートとして確立されつつあるのかもしれません。

そして試合開始。

対戦相手は不調のエヴァートン。
シーガルズは上位進出のため勝ちたい一戦でした。
三笘薫も先発出場です。

試合を通してシーガルズはシュートの雨あられをエヴァートンゴールを浴びせます。その数16本。しかしことごとく枠を外れ、枠内シュートは1本だけでした。

対してエヴァートンのシュート数は3本だけ。しかし、この試合唯一の点を決めたのはエヴァートンでした。前半41分、PA内で倒されて得たPKをイリマン・エンジアイが決めます。

三笘はフル出場。ドリブル突破から惜しいシュートを見せるシーンも見せましたが、得点に絡むことはできず。

結局試合は0-1で、エヴァートンの勝利に終わりました。

乱闘まで見せてくれるサービス精神


シーガルズを応援していただけに残念な結果ではありましたが、それでも楽しい思い出になりました。2列目という超間近から、プレミアの選手たちが身体をバチバチとぶつけ合う様子を見られたのは本当に良かったです。プレミアの選手たち、やっぱ身体デケーわ!!

あとは応援の雰囲気ですが、試合中ずっと歌っているわけではなく、散発的にチャントが発生しているようでした。これは#5で訪れたリヴァプールと似ていたので、イングランドの特徴なのかなと思います。

とにもかくにも興奮した。
昨日の鬱憤が一気に晴れた!!

試合が終わるころには空は真っ暗。
ブライトンへ戻る列車は大混雑でした。


そしてロンドンへ戻ります。

今日は、深夜バスでロンドンに着いてから、ほぼ一日中活動する日でした。その疲れのせいか、帰りの車内はほぼウトウトしっぱなしでしたね。

格安のユースホステルに泊まり、この日は終了。
明日はロンドンで試合観戦。
トッテナム・ホットスパー・スタジアムへ行きます!



#9へつづく→




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