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続々・週5日勤務はなかなか大変!

「河童の目線で人世を読み解く」市井カッパ(仮名)です。
「すべての組織と人間関係の悩みを祓い癒し、自然態で生きる人を増やす」をミッションに社会学的視点から文章を書いております。

御覧いただき、ありがとうございます。

まさかまさかの昨日の記事の続きです。

いろいろ書いてきて、勘違いされると困るな、と思ったのですが、今、やらせていただいているワイナリーでのお仕事のメインは、ブドウのお世話です。これがなかなか楽しい…と言いますか、生き物相手ですので、同じ作業はひとつもなく、奥が深いなーと思っています。ボスからはフランス語とイタリア語のブドウの木の5年計画での育て方なんて本も借りたりして、いやはや、ワインってすごいなーと思っている次第。

下記は参考記事です。

この仕事もそうですし、例えば工場勤務などでは、モノを相手にしていますから、実際に誰かが手を動かさなければならない。

では、いわゆるホワイトカラーと言いますか、本部のような事務職・管理業務の人はいかがでしょうか?

ちなみに、なぜ自分が忙しくて時間がないかと言えば、この仕事だけではなく、いわゆる本業のコーチや講師業などもしているから。そう考えてみると、さらに労働基準法の規定が何のためにあるのか、わからなくなってきてしまいました。

考えてみれば、個人事業主や事業者さんのお仕事というのは、私もそうですが、いかに最小限のコストで最大の効果を生むのか、ということを真面目に考えて取り組んでいます。1日何時間働く、という決め事の世界とは無縁の世界です。

ある事業場で労働基準法に即して、勤務時間を決めることになんの意味があるのでしょうか?

それは何を守っていることになっているのでしょうか?

と、さらに思ったことは、いわゆるホワイトカラー系の仕事について、本当に8時間も集中して働き続けたら、死んじゃうのでは?と思ったこと。

少なくとも脳みその疲労がはんぱなさそうです。

前回の私の記事では、「1日6時間、週24時間」ということを書きましたら、あることを調べていたら、あの経済学者のケインズが、もっと過激なことを言っていたことを知りました。

自動化の生産性の成果として、なんと、「週15時間労働」が実現する、と予言していたそうです。1930年のこと。パソコンもインターネットもAIも無かった時代。それから50年以上が過ぎ、確かに人の仕事の生産性は向上していそうです。

しかし、なぜかいまだに人々は1日8時間働いている。なぜか?

この答えとして、実は生産性が向上した分で生まれた時間を、時間を埋めるための仕事をするようになったから、と考えた人がいました。デヴィッド・グレーバーというと、まあ、知らない人がほとんどかと思いますが、この言葉は知っている人が多いかも知れません。

その埋め草となる仕事のことを、彼はこう命名しました。

Bullshit Jobs(ブルシットジョブ)

直訳すると「雄牛の糞」。ということで、クソ仕事、ですね。

Wikipediaから引用しましょう。

ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論(英: Bullshit Jobs:A Theory)は、アメリカの人類学者デヴィッド・グレーバーによる2018年の著書で、無意味な仕事の存在と、その社会的有害性を分析している。
(中略)
この本で、グレーバーは、自動化の生産性の成果は、1930年に経済学者のジョン・メイナード・ケインズが予見したような「週15時間労働」には結びついておらず、代わりに「ブルシット・ジョブ」を生み出している、と主張している。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96

ちなみに、この「ブルシット・ジョブ」には5つの類型があって、網羅性があるのかどうかは謎ですが、よくまとまっているのでこちらもWikipediaから引用しておきます。

取り巻き
誰かを偉そうにみせたり、偉そうな気分を味わわせたりするためだけに存在している仕事。例えば、受付係、管理アシスタント、ドアアテンダント。「管理職に昇進した以上、部下をつけなければならない」と見做されて仕事もないのに雇われた人々。権威付けと序列、メンバシップを確認する為だけにある会議体。

脅し屋
雇用主のために他人を脅したり欺いたりする要素を持ち、そのことに意味が感じられない仕事。ロビイスト、顧問弁護士、テレマーケティング業者、広報スペシャリストなど、雇用主に代わって他人を傷つけたり欺いたりするために行動する悪党。

尻ぬぐい
組織のなかの存在してはならない欠陥を取り繕うためだけに存在している仕事。たとえば、粗雑なコードを修復するプログラマー、バッグが到着しない乗客を落ち着かせる航空会社のデスクスタッフ。

書類穴埋め人
組織が実際にはやっていないことを、やっていると主張するために存在している仕事。たとえば、調査管理者、社内の雑誌ジャーナリスト、企業コンプライアンス担当者など。役に立たないときに何か便利なことが行われているように見せる。

タスクマスター
他人に仕事を割り当てるためだけに存在し、ブルシット・ジョブを作り出す仕事。中間管理職や号令係、取り次ぎや仲介。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%96

これを読んで思ったのは、ブルシット・ジョブを見分けるのは割と簡単で、その仕事が顧客のためになっているか、ということなんだな、と思いました。その仕事がブルシット・ジョブであるならば、バリューチェーンがどこにもつながらず、組織の中で消えてしまうはずだなぁ、と。

彼から言わせれば、「顧問弁護士」「広報スペシャリスト」「航空会社のデスクスタッフ」「調査管理者」「企業コンプライアンス担当者」「中間管理職」はみんなこれに当たるらしいです。

ケインズの理論が正しければ、週15時間で済むところを40時間働いているとなると、差し引き25時間分の「ブルシット・ジョブ」を一人当たりこなしていることになります。組織全体でいったら膨大な時間になりそうです。これはこれで大変なことです。

考えてみれば、良い企画を考えようというときに、会社のたいして座り心地もよくない椅子で考えるのと、京都の哲学の道を歩きながら考えるのとで、どちらがイノベーティブなアイデアが浮かびそうでしょうか? でも、京都の哲学の道を歩くのは仕事とはみなされない。おかしいとは思いませんか?

ということで、本来の我々はケインズによると、週15時間労働でいいはず、らしいということで、さらに過激な結論になってしまいました。

現場からは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。面白かった、参考になった、という方は是非、高評価いただけると嬉しいです。フォローも大歓迎です。

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