【効率厨の罠】生成AIを都合のいいYESマンにしていた投資家の話
ウェルスナビ1本で戦っていた時期が、
私にはあります。
最初は完全放置でした。
ただ任せて、ただ積み立てる。
シンプルで、迷いもなかった。
それが、
投資に慣れてきた頃から変わり始めます。
情報を集めるようになって、
生成AIを使うようになって、
いつの間にか、もっと効率のいい組み合わせが
気になるようになっていました。
気づけば、AIに相談するたびポートフォリオが
変わっていました。
1本足打法から、気づいたら大所帯です(笑)。
まず、簡単なテストをしてみてください。
あなたの効率厨テスト
Q1. 自分は効率厨だと思っている
→ はいを選んだ時点で、もうアウトです。
仲間です(笑)。
Q2. 「上がっている銘柄」を見て、今のポートフォリオで乗り切れていないと感じたことがある
Q3. AIや誰かに相談するとき、「〇〇を買うならどっちがいい?」「〇〇を売って△△を買おうと思うけどどう思う?」という聞き方をしたことがある
Q4. 含み損が出たとき「いつか戻るはず」、含み益が出たとき「もっと上がるはず」と思って、結局どちらでも売れなかったことがある
Q5. 以前、時間をかけて「これが自分の理想のポートフォリオだ」と結論を出したのに、数ヶ月後にまた同じ検討をしていたことがある
結果
0個:このテストが刺さらなかった人です。
おそらく効率厨ではないので、
インデックスの積立を淡々と続けてください。
羨ましい(笑)。
1〜2個:衝動はあるが、ある程度自制できているタイプ。ただし相場が動いたときは要注意です。
3〜4個:効率厨の素質があります。
自覚だけは持っておいてください。
5個:私です(笑)。
何個当てはまりましたか。
私は全部です。順番に話します。
ニュースで半導体関連の話題が出ている。
気になって、どんな銘柄があるか調べ始める。
そのうちの一つが面白そうで、
直近の決算を確認する。
配当はどうか、今後の業績見通しはどうか。
調べれば調べるほど、期待値が高く見えてくる。
そして、生成AIに確認しに行きます。
AIが伸びるなら半導体はまだ割安感がある。
電力需要も増えるはず。
オルカンだと半導体の比率が薄すぎる。
この波、乗り切れないんじゃないか。
ここに乗れば、もっと儲かるんじゃないか。
AIと何度も話して、
これが理想のポートフォリオだと確信した。
実際にそのポートフォリオになった。
ここまでは、正しいプロセスのように見えます。
時間が経つと、微妙な誤差が出てきます。
その誤差が気になり始めて、
また生成AIに聞きます。
ただ、そのときの質問が変わっています。
「半導体関連と電力関連、
買うならどっちがいい?」
「これを売って防衛関連を買おうと思うけど、
どう思う?」
「半導体関連、まだ上がりそう?」
全部、買うことを前提にした質問です。
変えることを前提にした質問です。
だからAIは買う理由を返してくる。
だから変わる。
気づいたとき、
AIは都合のいいYESマンになっていました。
以前、散々AIと話して理想のポートフォリオを
確信していたはずなのに。
同じAIに、
今度は別の銘柄を買う理由を聞いています。
変わったのはAIではありません。
私の誘導尋問が上手くなっただけでした。
そしてここからが、一番やっかいな部分です。
含み損が出たとき、どうなるか。
「いつか元の価格に戻るまで待とう」
になります。
含み益が出たとき、どうなるか。
「もっと上がるんじゃないか」になります。
どちらに転んでも、売れない。
買う前に「期待値が違えば売る」
と決めていたはずなのに、
いざそのときが来ると判断できない。
つまり、買うときに設計したつもりの出口は、
最初から存在していなかった。
効率を最大化しようとした結果、
判断のタイミングを永遠に失い続ける。
我ながら、きれいな失敗です(笑)。
だからこそ、大事なのが自覚です。
自分が、
どんな場面で、
YESマンを作り出しているか。
その癖を、仕様として知っているかどうか。
知っていると、衝動に名前がつけられる。
生成AIに質問する前に、
「これは買う前提の質問じゃないか」
と一回確認できる。
そのギリギリのブレーキが、意外と効きます。
完全には止められない。
それが7年やってわかった自分の仕様です(笑)。
そのための逃がし場所として、
趣味枠を作っています。
ポートフォリオの一部に、
感情で動いていい枠を少しだけ設ける。
趣味枠の設計については、
以前の記事に詳しく書きました。
(※リンクは記事末尾に置いておきます)
メインは触らない。でも出口がある。
メインを触らなくなってから、
資産が増えるペースが変わった気がします。
私は今日も、
メインポートフォリオを触っていません。
あなたは最近、生成AIをYESマンにしましたか。
凡人太郎
趣味枠の設計に関する記事です。
生成AIって、いつも肯定してくる。
単純な分析に使う人も多いと思いますが、
その質問も答えも、買う理由探しにしてしまう。
私もそんな一人ですが、
自覚するだけで、少し変わる景色がある。
そんなことを伝えたい話でした。
投資をするうえで、生成AIとの付き合い方。
そんなテーマをこれからも書いていきますので、
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