#266: 人が減る。 ── それを「喪失」ではなく「余白」と考えてみるとどうか
大切にしていたものが減る。それは辛いことだ。けれど、空いたスペースには必ず、新しい風が吹き込んでくる。
こんにちは、nobuです。 富山県の平均年齢56歳というアナログなガソリンスタンド企業で、現場発のDX革命を起こしています。 また、Boost X project(https://yagiya.co.jp/boost/)を通じて、地域企業の活性化にも取り組んでいます。
前回(#265)の記事で、「社員数が減ったけれど、事業は増えた」という話をしました。
▼ 前回の記事はこちら
#265: 「新規事業」という言葉に、身構えるのはやめにした。 ── 社員が減っても事業が増え続ける、僕たちの「等身大」のスモールスタート論 https://note.com/booster_nobu/n/n5a0ada24d969
地方の中小企業にとって、人口減少や採用難は避けて通れない現実です。望まなくても、人は減り、リソースは減っていきます。
もちろん、仲間が去ることや売上が減ることは、経営者として胸が痛みますし、不安にもなります。でも、いつまでもクヨクヨしていても状況は良くなりません。
だから僕は、ある時から考え方をガラリと変えました。 「ネガティブな理由で何かが減ったとしても、それはチャンスに変えられる」と。
今回のnoteを読むと、
✅ 喪失感に負けず、前を向くための思考の切り替え方
✅ 「ない」からこそ生まれる、現場の工夫と進化
✅ ピンチを「新しい何かが入る余白」と捉えるポジティブな変換力 についてお話しできると思います。
1. 減ることは「悪いこと」なのか?
私たちはどうしても、「増えること=良いこと」「減ること=悪いこと」と考えがちです。社員が増えれば成長、売上が増えれば成功。逆に、減れば衰退。
でも、本当にそうでしょうか?
地方の中小企業では、何もしなければ勝手に「引き算」が起こります。
人が減る、需要が減る。これはもう、ある種、コントロールできない部分があります。
コントロールできないことを嘆いて、「昔は良かった」「人がいないから無理だ」と立ち止まってしまうこと。 それこそが、組織にとって一番の「悪」だと僕は気づきました。
大切なのは、減ったという事実をどう解釈するかです。
2. 「空白」ができると、新しい「何か」が必ず入ってくる
僕はこう考えるようにしています。
「何かが減ったということは、そこにポッカリと『スペース(余白)』ができたということだ」
部屋の片付けと同じです。モノで溢れた部屋には新しい家具は置けませんが、スペースが空けば、そこに最新の家電を置くことができます。
経営も同じです。人が減ってしまった(スペースができた)。 一見ピンチですが、その空白を埋めるために何が起きたか。
人手に頼れないから、「デジタル(AI)」という新しい武器が入ってきた。
余裕がないから、「本当に大切な業務は何か?」を見直すきっかけが入ってきた。
個の力が試されるから、「社員の自律性」というマインドが入ってきた。
これらは、リソースが満ち足りていた時には、決して入ってこなかった「新しい強さ」です。つまり、喪失は、進化のためのスペースをつくってくれていたのです。
そう捉え直すと、ネガティブな出来事も「次はどんな新しい風が入ってくるんだろう?」と、少しだけ前向きに受け止められるようになります。
3. 「ない」からこそ、僕たちは強くなれる
もし僕の会社に、人が溢れていて、資金も潤沢にあったら、たぶん僕はここまで必死にDXをやっていなかったでしょう。 AIを使って動画を作ったり、Boost X projectで外部と連携したりすることもなかったはずです。
「減ってしまった現実」があったからこそ、僕たちは知恵を絞り、工夫し、結果として以前より筋肉質な組織になれました。
どんなにネガティブな引き算でも、見方を変えれば、それは「次のステージに行くための身支度」なのかもしれません。
これからも、予期せぬ「減少」はあるでしょう。でも、そのたびに「大丈夫、これでまた新しい何かが入るスペースができた」と信じて、前に進んでいこうと思います。
まとめ
どんなに辛い「減少」も、必ずチャンスに変えられる。
失ったものを数えて嘆くより、空いたスペースに何を入れるかをワクワクしながら考える。 その視点さえあれば、どんな逆境も、組織を強くするエネルギーに変えられます。
最後に:この「余白」を、あなたの挑戦で埋めませんか?
人が減って生まれた余白。そこに今、僕たちは新しいチャレンジを詰め込んでいます。
▼ 採用に関する想いはこちら
#260: 結局、一番優秀なのは「みんなに好かれる人」だ。 ── 元海外研究者の僕が「頭の良さ」よりも大切にしている採用基準 https://note.com/booster_nobu/n/n7f84f8f6b510
#262: なぜ、AI活用の第一弾が「求人動画」だったのか。 ── 採用費を「社員への給与」にしたい中小企業の戦い方 https://note.com/booster_nobu/n/nb6ee6ed5b866
僕たちは今、少数精鋭のチームで、ガソリンスタンドの枠を超えた事業に挑んでいます。 「人が足りない」と嘆くのではなく、「このスペースで自分は何ができるか」を面白がれる人。 そんな仲間を募集しています。
変化を恐れず、一緒に新しい景色を見に行きましょう。
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