『Tシャツが乾くまで』第2話感想
というわけで第2話。初回のラストシーンの続きで、まさか蒼井優との笑顔から始まるとは思わなかった。
で、僕は大体の物語において「分かりやすくない関係」が好きだ。「友人」とか「恋人」とか「家族」みたいな「名前が付く関係」より、「この関係にはどうにも名前が付かないよね」みたいな方がいい。
で、本作は、設定的にも、そして2人のキャラクター的にも、「名前が付かない感」が強い。まず、「パートナーが不倫していたかもしれない者同士」という変な関わり方だし、さらに「子育てなどで協力する」みたいな関係でもある。
中島歩は「妻があなたの夫と不倫してましたよ」と詰め寄るが、蒼井優は「いやいやいや、そんなことないですって~」と受け流す。そしてその一方で、中島歩は「保育園にいる息子のお迎えを蒼井優に頼む」し、蒼井優も割とそれをすんなり受け入れている。
本作はそんな、「こういう関係だったらこうなるよね」的な無意識の想像をサクッと裏切ってくる感じがあって、まずその感じが凄くいいなぁ、と思う。
しかしホント、こういう描写を成り立たせる設定が絶妙だよなぁ。「不倫」ってワードは出てるけど、中島歩が言ってるのは「コインランドリーで会ってた」ってだけだし、確かに蒼井優的には「いやいやいや~」って言いたくもなるよねって思う。また、「一方だけ行方不明」とか、「一方だけ子どもがいる」とか、「蒼井優の方が稼いでる側」とか、そういうのも色んな広がり・可能性を想定させる。そもそも、「当事者2人がいない中で、何がどう明らかになるのか?」も謎だし、「特段何も明らかにならないが、それでも蒼井優・中島歩の物語が色々変わっていく」みたいな感じになるのか、そういうのも気になるところだ。
あと、「『ね』だけで同意を求める」とか、「嫌いになる前に自分から離れる」とか、みたいなフレーズも素敵。
ってか、中島歩、今まであんまり主演的な役を演じていたの見たことないんだけど、少なくとも本作にはメチャクチャハマってるなぁ、って思う。この、低いテンションのままずっと通してる感じ、好きだなぁ。
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