基礎疾患のない26歳女性がコロナワクチン接種4日後に死亡した事例も認定
12月12日に開催された「第154回 感染症・予防接種審査分科会」で、コロナワクチン接種後の死亡など、新たに14件が認定されました。
くも膜下出血、脳梗塞などが認定
予防接種健康被害救済制度については、下記の記事で詳しく取り上げました。
「厳密な医学的な因果関係までは必要とせず、接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も対象とする」という方針で審査が行われていますが、どのような審査基準なのかが不透明です。
これまでの審査結果は、厚労省のサイトで公開されています。
12月12日の審査結果

基礎疾患なしの26歳女性がコロナワクチン接種後に、くも膜下出血で亡くなった事例が認定されました。この情報だけでは詳しいことはわかりませんが、おそらく、2021年3月に亡くなった医療従事者の方だと思います。この事例はとても衝撃的だったので覚えている方も多く、Twitterでも26歳女性はこの事例ではないかという声が多数見られました。
この事例と、認定された26歳女性が同一人物かは確定していませんが、非常に重要な事例なので再度取り上げます。
資料1-3 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要[PDF形式:727KB] より
接種後の死亡事例2として、2021年5月12日に厚労省のサイトで報告が公開されました。下記の記事でも取り上げています。
最初の頃は、死亡事例についてはすべて詳細が公開されていました。
(1) 患者背景 26 歳の女性
(2) 接種されたワクチンについて
ファイザー株式会社「コミナティ筋注」 ロット番号:EP9605
接種回数1回目
(3) 基礎疾患等 無
(4) 症状の概要
接種日時:令和3年3月 19 日午後 14 時
発生日時:令和3年3月 23 日午前 11 時頃
死 因 等:脳出血(小脳)、くも膜下出血
概 要:3月 19 日ワクチン接種(1回目)。接種後、アナフィラキシー等なし。体調変化なし。
3月 22 日 通常勤務。
3月 23 日 夜勤だが出勤されず、家族へ連絡し、当院職員も自宅へ。家族、警察、救急隊が先に午後5時 15 分頃到着
し、死亡確認された。検死により午前 11 時頃の死亡と推定された。AI のため当院へ午後7時 48 分到着。全身 CT の結果、頭部 CT、小脳左半球 CP Angle にかけ、直径 3.5cm の血腫あり、石灰化(+)で形態より血管腫や髄膜腫などの血管性腫瘍からの出血が疑われる。脳動脈瘤の可能性もあり。脳幹への圧排が左背側からあり、周囲にくも膜下出血のひろがりあり、側脳室内に血液流入あり。肺野では両側肺に中枢側を中心に肺水腫の所見あり。よって、小脳出血の脳幹部圧排、くも膜下出血等、脳出血を直接死因とした。
患者の家族の意向もあり剖検は実施されなかったことが確認された。
本剤は、3月 19 日午後 14 時筋肉内投与された。
本ワクチン初回接種日前4週間以内のワクチン接種歴はなかった。
事象の発現前2週間以内の併用薬投与はなかった。
関連する病歴はなかった。家族歴には高血圧と糖尿病があった。
SARS-CoV-2 抗体定性試験:陰性、SARS-CoV-2 抗体定量試験:陰性、SARS-CoV-2 PCR 検査:陰性(いずれも令和3年3月 23 日)。
頭部 MRI と剖検は施行されなかったため、脳動静脈奇形(AVM)の可能性の有無は判断できなかった。
(5) ワクチン接種との因果関係(報告者の評価)
評価不能
報告者意見:AI 画像では、上記所見を認め直接死因と判断した。ワクチン接種と死亡の因果関係は、評価不能だった。
他要因の可能性の有無:有(脳出血(小脳)、くも膜下出血)
(6) 専門家の評価
○因果関係評価:γ
○専門家コメント:死亡時画像診断(CT)にて、小脳半球から小脳橋角部にかけて石灰化を伴う血腫を認めており、脳動静脈奇形や海綿状血管腫の存在が示唆されるが、特定のためには剖検などのより詳細な情報が必要である。脳出血による死亡とワクチン接種の因果関係は評価不能である。
注:3 月 26 日の合同部会資料では、「脳動静脈奇形」を「脳動静脈瘤」と誤記載。
「夜勤だが出勤されず、家族へ連絡し、当院職員も自宅へ」と書かれており、高齢者への優先接種が開始したのが4月12日なので、この女性は医療従事者でしょう。
週刊誌等では、彼女は看護師で、本人は接種したくなかったけれど、勤務している病棟の関係で接種せざるを得なかったと書かれていました。
2021年5月の時点では因果関係は「評価不能」となっていたので、最新の情報も確認してみました。
資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) より
No.2
専門家による評価【令和4年11月11日時点】
剖検などの精査は実施されておらず、出血源の確定には至っていないものの、死亡時画像診断(CT)にて、小脳半球から小脳橋角部にかけて石灰化を伴う血腫を認めており、出血リスクが高い病変が存在していた可能性が示唆される。ワクチン接種が脳出血の発症や死亡にどのような
影響を与えたかは不明である。
※~10/7から変更なし。
やはり、γ(評価不能)のままです。
副反応疑いの報告では、ファイザー製コロナワクチン接種後に死亡した方で、αと評価された事例はまだありません。

けれども、予防接種健康被害救済制度では、15人の死亡が認定されました。
救済制度で認定されたということは、少なくとも「接種後の症状がコロナワクチン接種によって起こることを否定できない」ということです。
くも膜下出血や脳梗塞は、以前の記事(下記参照)で紹介した、小島勢二氏(名古屋大学名誉教授・名古屋小児がん基金理事長)が解説していた死因と重なります。

医療従事者の接種が始まってからずっと副反応疑いの報告をチェックしていますが、この事例を見たとき、とても恐ろしいことが起きていると感じました。基礎疾患もなく、医療従事者として普通に働いていた26歳の女性が、ワクチン接種4日後に急死するなんて。
けれども、この事例はテレビで大きく報じられることはなかったと記憶しています。それどころか、この事例はデマ扱いまでされました。例えば、下記の記事で某医師はこの事例について「ワクチンを打ったあとにたまたま脳出血を起こした可能性が高く、因果関係の誤解釈でしょう」と言っていました。以下、その部分を引用します。
<噂1>
ファイザーのワクチンは脳出血を起こしやすく、死亡者も出た
日本でワクチン接種後、4日後に基礎疾患のない26歳の女性が脳出血で亡くなったことが報告された。アメリカでも同様の脳出血の報告はあったというが……。
「アメリカでは2億回以上、ファイザーのmRNAワクチンが打たれていますが、脳出血が増えたという報告は一切ありません」
と、木下先生。
「ワクチンを打ったあとにたまたま脳出血を起こした可能性が高く、因果関係の誤解釈でしょう」(木下先生、以下同)
だが、死亡者が出たと聞けば不安になるのも当たり前。
「ワクチンを打ったあとに起きた、すべての体調不良を『有害事象』といいます。例えば、ワクチンを打ったあとに交通事故に遭ったことも『有害事象』です。これはワクチンが原因でないことは明らかです。脳出血のケースもこういった『有害事象』のひとつでしょう。一方、ワクチンが原因と考えられるものを『副反応』といいます」
何かが起きたとき、『有害事象』か『副反応』なのかを見極めることが大切だという。
「アメリカには『有害事象報告システム』というのがあり、体調不良などが自然発生件数より多いかどうかを調べ、チェックしていきます。これは医師だけでなく、患者も報告でき、膨大な報告を基にワクチンと体調不良の因果関係を解明していきます。その結果、今のところ脳出血は『副反応』ではないといえます」
この事例を、「ワクチンを打ったあとに交通事故に遭ったこと」と同列に扱っています。なぜこの時点で、因果関係の誤解釈などと断言できたのでしょうか。
テレビに出ているような医師や専門家と呼ばれる人たちは、接種を勧めるばかりで、このような事例を視聴者に知らせることはありませんでした。
そして1年以上経って、少しずつ死亡事例が救済制度で認定されています。それでも国は、ワクチン接種を止める気はありません。国が勧めているからといって、安全というわけではないのです。過去の薬害事件でも、同じようなことがありました。
「努力義務」は、義務ではありません。接種するかしないかは、自分で決めてよいはずです。職場の圧力などで、接種後に亡くなった26歳女性のような方をこれ以上増やしてはいけないと思います。
