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お金の不安で眠れなかった日の話

深夜2時。天井を見つめながら、ずっと同じことを考えていた。


「来月、ちゃんと生活できるんかな」


フリーランスになって何年も経つのに、この不安だけは何度もやってくる。

その日は特にひどかった。月末に振り込まれる予定だった案件の入金が遅れるって連絡が来て、頭の中で何度も計算した。
家に入れるお金、スマホ代、年金、国保……。

計算すればするほど、目が冴えていく。

当時の勘違い

あの頃の僕は、「お金がない=詰んでる」と思い込んでいた。

収入が少ないこと自体が、自分の価値のなさを証明しているような気がしていた。同期が「フリーランスってめっちゃ稼いでそうやん!」って言ってくるたびに、曖昧に笑ってごまかす自分が情けなかった。

SNSを開けば「月収100万達成!」みたいな投稿が流れてくる。比べても仕方ないってわかってるのに、比べてしまう。そして余計に眠れなくなる。


「なんで自分はこんなにダメなんやろ」


布団の中で、ずっとそればっかり考えていた。

調べたこと

眠れないなら調べようと思って、スマホで「フリーランス お金 不安」って検索した。

出てくるのは「収入を増やす方法」とか「節約術」とか、正論ばっかり。いや、それができたら苦労してないって。

でも、いくつかの記事を読んでいるうちに、ふと気づいた言葉があった。


「不安の正体を分解してみる」


漠然と「お金がない」って思ってるから怖いんであって、具体的に何が足りないのか、いつまでにいくら必要なのかを書き出すと、意外と対処できることもある、みたいな内容だった。

その夜、僕はスマホのメモ帳に書き出してみた。

気づいたこと

書き出してみたら、思ったより「今すぐ死ぬ」みたいな状況じゃなかった。

確かに余裕はない。貯金もほとんどない。でも、実家にいる分、最悪のケースでも食いっぱぐれることはない。来月の入金が遅れても、再来月には入る。

不安の正体は「漠然とした将来への恐怖」だった。

収入が低いこと自体よりも、「この先もずっとこのままなんじゃないか」という想像が、僕を追い詰めていたんだと思う。

今ならこう考える

あれから少し時間が経って、今も正直お金の不安はある。年収200万円台という現実は変わっていない。

でも、一つだけ変わったことがある。


「不安を感じること」と「不安に飲み込まれること」は違うって気づいた。


不安を感じるのは当然やと思う。むしろ、将来のことを考えてるからこそ不安になる。でも、その不安に押しつぶされて動けなくなるのは違う。

眠れない夜があっても、次の日また案件に向き合う。資格の勉強を続ける。営業メールを送ってみる。

正直、それくらいしか僕にできることはない。でも、それでいいと思えるようになった。

派手な成功談じゃなくて申し訳ないけど、地味に続けることでしか、僕は前に進めない。

最後に

もし今、同じように眠れない夜を過ごしてる人がいたら聞いてみたい。


その不安の正体、ちゃんと言葉にできてますか?


漠然と怖いままだと、ずっと怖いまま。でも、書き出してみると意外と「あ、これは来月解決できるかも」ってものもあったりする。

全部解決できなくても、一個だけ減らせたら、少しだけ眠れるようになるかもしれない。

僕はそうだった。

お金の話って、なかなか人にできない。だからこそ、こうやって書いてみました。

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