トウモロコシ)来た、見極めどき──いま必要な手を打つために【家庭菜園はたけのきろく’25 4/28】
トウモロコシは
本葉6〜8枚あたりになると、
ぐんと深く、地中30cmあたりまで
根を伸ばしていきます。
このタイミングで、
あらかじめ深部に施した肥料に
アクセスできるようになるのです。
だから、
最初から深めに肥料を仕込む
「溝施肥」が有効。
根の成長と施肥設計が
噛み合うかどうか──
それが、
トウモロコシの成長を大きく左右します。
——
今年はこんな設計でスタートしました。
・骨粉入り油かす
・草木灰
を、畝に掘った深さ30cmの溝に施肥。
自分の手持ちの中で、
実入りに重要なリン酸とカリウムを
しっかりカバーする。
それを考えて選んだ肥料です。
しかし、
後から見えてきた問題もありました。
骨粉入り油かすに含まれる窒素は、
有機質由来の「ゆっくり効くタイプ」。
本葉6枚期の今は、
まだ十分に効ききっていない
可能性がありました。
しかも、
畝全体にではなく
「溝だけ」に施肥したため、
浅い場所で必要な初期の窒素が
不足していたかもしれない──
そんな不安が、頭をよぎり始めたのです。
——と、ここまでが以前公開した記事の話です。
——
現れたサイン──窒素不足
トウモロコシの様子は、
はっきりとサインを出していました。
・葉は薄緑色。
・茎も細め。
これは、
典型的な「窒素不足」の兆候です。
また、
よかれと思って混植した
サニーレタスとチマサンチュが
想定外に育ち、
根を浅く張るレタス類と、
根がまだ深く伸びきらないトウモロコシが、
浅い場所で養分競争に巻き込まれている気配も。
地上部の成長が、
地中の状態を物語っているのです。
(この話はこちらの記事に書きました)
——
さて、
このまま放置すれば、
生育リズムが遅れ、
穂づくりや実太りに支障が出るリスクが
高まります。
いよいよ「見極めどき」
昨日(4月27日)が種まきから約35日目。
本葉も6枚くらいになっています。
この時点で、
葉はまだ薄緑色、
茎も細いまま。
「今、栄養が足りていないよ」という、
トウモロコシからの訴えを受け取りました。
——
対策──今すぐ効く窒素を
決断しました。
「今すぐ効く窒素」を投入する。
手持ちの液体肥料(N-P-K=15-6-6)を
1000倍に希釈し、
株元にじっくり施肥することに。
液肥の与え方(8株分)
・水4リットルに原液4mlを入れ、よく混ぜる。
・1株あたり約500mlを、株元から少し離してゆっくりかける。
・土がカラカラの場合は、まず水だけ撒いて、地温と水分を落ち着かせてから施肥。
ただ、昨日は晴天の真昼間。
蒸散が激しい時間帯だったため、
施肥は見送りました。
晴天の昼間に液肥をあげない理由
【蒸散(じょうさん)とは】
植物が葉の裏から水分を蒸発させる働き。
水を蒸発させることで体温を下げる。
水と一緒に栄養分も根から吸い上げる仕組み。
【晴れた昼間に液肥をあげると】
葉の温度が高くなり、蒸散が激しくなる。
根が一気に水と養分を吸い上げ、肥料焼けリスクが高まる。
【曇り・夕方・朝にあげるメリット】
蒸散がおだやかで、急な吸収による負担が少ない。
液肥がじっくり、やさしく吸収される。
曇り空、そして好条件
今日の天気予報は「曇り・午後から雨」。
これは絶好のタイミングです。
昼前、曇り空のもと、
液肥の施肥だけを目指して畑へ。
自転車で移動中、ふっと空気が変わる。
「雨が来るぞ」と確信しました。
——
午後からしっかり雨が降っています。
液肥をやさしく土中にしみ込ませてくれる。
まさに理想的なコンディションです。
無理してでも農園に行ってよかった──
あとからそう思えればいいな……。
——
これからの作戦と観察ポイント
今後は、こう進めていく予定です。
1週間後、
もう一度液肥を追肥して成長を後押し。
葉色が濃く、茎が太くなったら、
次回は液肥を1200倍に薄める。
これから注目するポイントは、
葉が大きく展開し、濃い緑色になっているか
茎が太く、節間も間延びせずに力強く伸びているか
全体に勢いが戻ってきたか
これらのサインがそろってくれば、
あとは、
深部に仕込んだ元肥の力を活かして、
開花、受粉、そして実入りへ──。
トウモロコシと一緒に、
これからも歩んでいきたいと思います。
——
《2025.4.29 追記》
茎、ちょっと太くなりましたよね?
葉の色、濃くなりましたよね?


