千葉博文|自己紹介
デジタルプラスでの千葉
株式会社デジタルプラス(3691)取締役の千葉博文です。弊社はフィンテック領域で事業展開を行っております。私は当社の主要成長ドライバーであるデジタルギフト事業の責任者、そして経営戦略を牽引する立場を担っています。
私たちが総力を挙げて取り組んでいるのは、長年培ってきた『デジタルギフト®』事業を、単なる販促ツールから、「次世代送金インフラ」へと昇華させることです。これは、「現金=正解」ではない時代において、価値の移転を担う新しい社会インフラの構築を目指す壮大なビジョンです。
この戦略を実現するため、複雑で規制の厳しい金融インフラ構築に約3年をかけコミットし、2025年6月にはグループ会社が第二種資金移動業の登録を完了しました。
私たちが目指すのは、報酬インフラのDX市場への本格参入です。フリーランスやギグワーカーの方々が、働いた報酬を即日、PayPayやAmazonギフトなどのデジタルギフトで受け取れる未来。報酬がリアルタイムで、好きな交換先にいつでも受け取れる—この新しい「送り方」と「受け取り方」の選択肢を広げ、2028年には流通総額1,000億円を目指します。
キャリアの軌跡:結果へのこだわりと組織の再構築
「成果主義」の原点と人生の軸
私のキャリアの起点は、幼少期に父から教わった「努力すれば結果が出る」という成果主義の、ある種の恐怖によるマネジメントです。
「田舎を出たい」という強い決意(成果目標)が、大学受験時の1日16時間に及ぶ徹底した努力を生み、筑波大学合格という大きな成果につながりました。
また、東日本大震災のボランティア経験を通じて「地元で稼ぎ、地元で消費する」という人生の軸が明確になり、これが後のクラウドソーシング企業(現デジタルプラス)への入社動機となっています。入社後は、ポイントメディア事業などを管掌し、2015年には年間MVPを受賞するなど、結果にこだわり成果を出してきました。
痛みを伴う組織再編の責任
しかし、キャリアの中では、極限状態での経営判断に直面しました。子会社代表就任直後の予期せぬ取引停止や、会社存続のために大規模な組織体制の見直しと縮小を断行せざるを得ない局面。
社員250人から20人への建て直しという過程において、自らが採用したメンバーも含め、痛みを伴う決断を下す必要がありました。この経験を通じて、経営の孤独と、組織の未来に対する責任の重さを深く味わい、その後の経営哲学の基盤を築いてきました。
哲学的な:「カッコいい」という基準と「違和感」の価値
「カッコ悪い自分」との決別
事業成長のため優秀な人材を積極的に採用した結果、「どうしようもない『自信のなさ』に苛まれた」時期があります。優秀な彼らに任せた方が成果が出るという事実に直面し、一時、自己の存在意義に悩みました。
この経験を経て、私は「カッコ悪い自分」を受け入れ、決別しました。世間の正解を探すのではなく、自己の役割を常に問い直し、成長し続けることこそ、私自身の強みだと悟ったのです。
自分にとっての「カッコいい」
社会という「攻略法のない不安な舞台」を歩む中で、私が再発見し、人生の羅針盤として掲げたのが「自分にとってのカッコいい」という基準です。
決めるために、まずやってみる:机上の空論ではなく、自分の肌で感じて判断する。
覚悟したら、やりきる:動くと決めたら環境ごと変えて攻めきり、責任を果たす。
弱さに向き合い、成長する:弱さを受け入れ、超えていくことで本当の強さに近づく。
やめないやつが一番強い:小さくても続けて自分の文化にする。
これ、俺っぽいか?:世間の正解より、自分が「かっこいい」と思える形とやり方を選ぶ。
趣味:伝統織物を活用したアロハシャツ(をつくりたい)
経営者として組織成長を追求する一方で、私は「自分の問いに忠実でいたい」です。この問いは、経営者の顔とは別に、14年越しのプロジェクト「Kakera Aloha(カケラ・アロハ)」へと私を駆り立てています。
なぜ、アロハをつくるのか
このプロジェクトの原点は、意外にも単純な「カッコよさ」への衝動と、「文化の残り方」への関心にあります。
昔、古着屋で出会った派手なアロハシャツ。ただ見た目が気に入って買ったものですが、その背景を調べてみると、日本の着物の反物がハワイに渡った日系移民によって仕立てられたのが起源だと知りました。
全員に知られていなくても、物語はちゃんと残っている。時代とともに形を変えながらも、大切なものは捨てずに残していく。その文化の残り方が、なんだかすごく「カッコいい」と感じたのです。
「失った色」への返事
この「カッコいい」という感覚は、2011年の震災後、故郷の瓦礫の山で感じた「無彩色の世界」への問いと重なっています。失ったものへの祈り、誰にも言えなかった夢—そうした「色」を探し続ける衝動が、私の中に残りました。
だからこそ、人口減少の中で失われかねない日本の伝統織物(西陣織など)を、現代のアロハシャツという形に変換し、100年後の未来へ「この時代の記憶」を語り継ぐ挑戦を始めました。
経営とアートをつなぐもの
このアロハシャツは、私にとって自分がどう生きたいかを表すメタファーです。
組織の戦略的な推進も、西陣の金糸を織り込むアートプロジェクトも、その根底にあるのは、理想と現実の間に生まれる「違和感(モヤモヤ)」に正直に向き合い、それを力に変えていく姿勢です。それが、私が「カッコいい」と信じる生き方を追求し、社会と組織に貢献し続けるためのエンジンとなっています。
カッコ悪い自分を受け入れ、問いに忠実であり続ける
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
私を突き動かしているのは、デジタルフィンテックという大きな目標や、壮大なアートプロジェクトだけではありません。その根底にあるのは、経営の中で生まれる「違和感(モヤモヤ)」や、自分の「カッコ悪い部分」を誤魔化さずに見つめ続けることです。
自分自身が経験してきた悩みや葛藤。それに対するアンサーは一部有料記事としても販売してみたいと考えています。
組織の成長を追う経営者としての責任と、個人的な探求。この二つが時に衝突し、時に共鳴することで、私はなんとか前に進めています。
このnoteで語った、結果への強いこだわりと、葛藤への正直な向き合いの軌跡が、変化の激しい時代の中で「自分だけの道」を見つけようとする誰かの小さなヒントになれば嬉しいです。
これからも、利益成長にこだわり組織を牽引しつつ、自身の「問い」に忠実であり続けます。
そして、いつか、このアロハに込めた「色」が、誰かの人生に届くことを信じて。ーーー終わり!!!!!
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