[コラム] ご当地創作の注意点とヒント/曼殊沙華について掘り下げてみる [幸手権現堂秋祭り]
★この記事は、お手伝いしている企画の紹介をしつつ、ご当地創作の注意点とヒントを私なりにまとめてみる内容となっています。
ご当地を書いてみたい人もぜひ参考にしてください。
★曼殊沙華という不思議で魅力的な花についても掘り下げて見ます。
前にちょっとご紹介しましたが、PJさんが運用に関わっている「幸手権現堂秋祭り」という創作企画のお手伝いをしています。
9月30日(火)まで開催です。
で、企画が始まって1週間ちょいすぎましたが、正直なところですね、なかなかこの題材で創作するのが難しいのかな~?? という印象です。
創作好きのお友達も、実在する地名と自治体が主催なので、よく知らなくて参加できるのかな~?? と思うところかなと感じています。
なのですが、幸手市役所秘書課シティプロモーション担当さんが書かれたこちらの記事を見ますと、幸手市に来たことがない人も、幸手市 知らない…という人も、ぜひ自由に創作に挑んでほしい! という想いのようです。
これをきっかけに幸手市を知ってほしい☆ ということですね。
ちなみに、私は幸手市をこの企画で初めてしましたよ^^
この記事は、参加してみたいけど、何を書けばいいかわからない…という人に向けてちょっとヒントになるようにご紹介したいと思います。
◎「幸手権現堂秋祭り」で募集している創作のジャンルについて
詳しくは上記のPJさんの募集要項をしっかり読んでもらえればわかると思いますが、この企画では、小説・詩・短歌・俳句・川柳・エッセイ・日記・コラムなど幅広い創作で募集しています。
得意な分野でぜひ挑戦してみてくださいね。
・AI生成の私用は?
AIに関しては企画によって、その使用の許可について決まりがあります。その点は企画ごとにしっかり確認するのがよいです。
不明な場合は主催に問い合わせてもよいかと思います。
「幸手権現堂秋祭り」では特にAIの私用には制限を設けていません。
AI生成を使った場合は、どの部分をAIに作ってもらったのか明記しつつ投稿していただけると助かります。
◎ご当地創作で気を付けること
実在する地名を使って創作する場合、注意しないといけないことがあります。
それは、実際にその土地を愛し暮らしている人がいる、ということ。
・負のイメージはダメです
何でも自由に創作をしてOKなのですが、あまりにネガティブ内容は、今回の企画の趣旨には沿わないものとなります。
誹謗中傷にあたるものや、著しいエログロとかはもちろんダメですよ。
それから、幸手市のイメージを損なうものなどはダメです。
例えば犯罪に関わることとか、暴力などの負のイメージがあるものです。
その他、特定の思想や宗教・信仰に著しく偏った内容も避ける案件です。
※民間の風習や、神社や寺に関する一般行事、民俗学・歴史的観点からの記事ならOKです。ご自分の判断で。
・二次作はダメです
これは企画によりだと思いますが、著作権侵害になってしまう恐れがありますので、公式に二次作OKとなっていない場合は、二次作は避けなければいけません。
例えば、既存の物語やキャラクターを使ってのパロディ作品とか、自分以外に著作権のある楽曲の替え歌などは著作権侵害となる可能性がありますので、オリジナルで創作をお願いします。
実在するものを題材に創作するときには、これらを留意する必要があります。
幸手市を愛する気持ちを想像しながらぜひ創作に取り組んでくださいね☆
◎土地を知る:幸手市とはどんなところ?
ご当地創作をするには、まず、その土地のことを知る必要があります。
幸手市。“さってし” と読みます。
幸手市は埼玉県の右上のはじっこにあります。

人口約5万人。
・観光名所「権現堂堤」
今回の企画のテーマとなっている「権現堂堤」は幸手市内を流れる中川の堤防を約1kmに渡ってソメイヨシノが植えられている桜の名所です。
その周りには菜の花畑が広がり、春には、桜と菜の花の名所として有名です。

この風景、見たことある!!って人も多いかもですね。
が、しかし、今回企画は、秋がテーマです。
秋の「権現堂堤」は、曼殊沙華が咲き誇り、一面赤のじゅうたんとなります。
「幸手権現堂秋祭り」ではこの秋の風景を元に創作を募集しています。
年に一度、真っ赤に染まる小路をテーマに、物語を書いてみるのもいいですね。
曼殊沙華は不思議な縁を妄想させる花ですから、幼馴染との再会とか、祖父祖母との思い出とか…いろいろ創作のネタになってくれると思います。
この真っ赤な風景を想像しながら、ぜひエモエモなお話を作って見てください☆
Googleのストリートビューでも見事な曼殊沙華が見れるので、行ったことがない人も、ぜひ足を運んだ気分で散策してみてください。
Googleのストリートビューにリンク貼れるの初めて知ったわ…
◎そのほかの創作のヒント
・歴史に目を向ける:日光道中と御成道の交わる場所
幸手市は江戸時代に宿場町として栄えた歴史があります。
幸手宿という宿駅でした。
日光道中と御成道は、江戸時代に江戸と日光を結ぶ五街道のひとつとして作られた道で、この二つの道が幸手宿を通っていたんですね。
日光参拝は徳川家だけでなく、武士や庶民の間でも重要な年間行事だったので、多くの人たちで幸手宿はにぎわったことでしょう。
こういった歴史をヒントに創作をするのもいいですね。
江戸時代以前のこともちょっと掘ってみましょうか。
・伝承を知る:幸手市の首塚
なんと、幸手市には「将門の首塚」があります。
浄誓寺というお寺の中にあるそうです。首塚は寺が建立される前からあるようで。
少なくとも江戸時代前期にはその存在が知られていたようです。
死んだ将門の首を愛馬がくわえてこの地に持って来たとの伝承です。
将門の首塚と言ったら丸の内のやつが有名ですが、実は日本各地にあるんですよね。
将門公が本当に埋葬されている場所は今となっては誰にもわかりません。
幸手市の首塚の真実はもう誰にもわかりませんが、何百年もこうして何かが祀られているのですから、何かあったのは確かですよね。
内容的にホラーになっちゃうかもですが、将門と曼殊沙華を絡めて幸手市に行ってみたくなるような創作ができそうな予感です。
歴史ロマンに想いを馳せて妄想してみるのもよいと思います☆
・名前の由来を調べる:幸手市の場合
古事記の時代まで話は遡ります。
日本武尊(ヤマトタケル)が東方の蛮族の討伐を命じ
られてやって来た時に、今の幸手市のあたりにあった “薩手が島” に上陸して現在も幸手市にある田宮雷電神社に農業の神様を祀った言い伝えがあるそうな。
その薩手(さって)に由来する市名だとのことです。
雷電神社という名称からして私は創作意欲を掻き立てられるのだ。
古事記好き、神話好きなみなさまは、こっち方面から攻めるのもよいかと思います。
◎曼殊沙華について
別名 彼岸花。洋名ではリコリスといいます。
真っ赤で、時に白いこの花は、調べれば調べるほど、不思議な花です。
まず、花の形が美しいですよね。
まるで線香花火を閉じ込めたような独特な形状をしています。
長い茎がにゅっと地面から出て、さきっぽに花がぽんとついてる姿もとても幻想的です。
日本で見られる曼殊沙華は中国大陸が減産で、有史以前に渡来したと考えられています。
そして日本で繁殖しているもののほとんどが、染色体が基本数の3倍ある三倍体で種子で子孫を残せないタイプです。
このことは私は今回初めて知りました。
私の息子はダウン症なのですが、ダウン症は通常2本であるはずの21番目の染色体が3本になっている遺伝子疾患です。21トリソミーともいいます。同じように、男子の場合は子孫を残すことができません。
曼殊沙華の三倍体は、それはまた別のものですが、これを聞いて、私は曼殊沙華にもうれつに親近感を覚えています。
では、種子で子孫を残せない曼殊沙華はどうしてこんなにあちこちで咲いているのでしょうか?
しかも権現堂堤の曼殊沙華は群生です。
なんとですね、日本で見られる曼殊沙華はそのほとんどがクローンだということです。
三倍体である曼殊沙華は土の中で球根を分球して繁殖します。分球だと遺伝子はコピーになるのです。
だから同じ地域の曼殊沙華はどれも見た目が同じような感じになって、あの不思議な風景を作り出すんですね。

こいつら…全部クローンなのか…と思うと、何やら創作意欲が湧いてきますね☆
・曼殊沙華の毒
曼殊沙華の球根には毒があります。毒の成分は、ケシで有名なアルカロイドです。
経口摂取すると吐き気・腹痛・下痢を起こし、重症の場合には神経の麻痺を起こして死に至る場合もあります。
曼殊沙華に毒があるのは嘘…という記事もたまに見かけますが、本当にあるようです。
扱う時は要注意ですね。
この毒は水に溶けるので、その昔は毒抜きをして食用にしていたという記録もありますが、実際に毒が抜けるかどうか怪しいみたいで…みなさんは絶対に真似しないように!
毒があっても食おうとする…人間の食に対する意地みたいなものを考えさせられます。
・季語としての曼殊沙華
曼殊沙華 / 彼岸花は秋の季語になります。
俳句を詠みたい人はぜひ、素敵に使ってみてください。
・曼殊沙華の花言葉
花言は、創作をする上で便利な材料となります。
曼殊沙華の花言葉は「独立」「情熱」「悲しい記憶」「あきらめ」などです。
色によっても違ってくるみたいです。

赤い曼殊沙華だと「悲しい思い出」「想うはあなたひとり」「情熱」「独立」「再会」「また会う日を楽しみに」「あきらめ」だそうです。
白だと「想うはあなたひとり」「また会う日を楽しみに」。

ちょっと悲しい意味も多いですが、何やら情熱的でエモい創作ができそうですね。
ぜひ参考にしてみてください。
◎忘れてはいけない楽曲化のお話
「幸手権現堂秋祭り」では、参加記事の中から優秀作品を基にタイアップ楽曲が作られます。
作品がそのまま曲になるのではなくて、作品をイメージした楽曲が作られます。
楽曲制作についてはPJさんがいろいろ動いているみたいです。
ぜひこちらをチェックしてみてください☆
以上が私からお知らせしたい幸手市のことです。
知らない土地でも、いろいろ調べると、創作意欲に繋がっていくものです。
文章を書くお仕事をしていると、自分に馴染みのないことでも親身になって書かないといけない場面がたくさんあります。
今回の企画ははじめましての方々もウェルカムなので、ぜひ、そんな創作の勉強としてもぜひ参加してみてください。
この企画は、町の魅力を伝えながら交流をしていくことを目的としていますので、創作に参加することで初めて幸手市を知ってもらえるだけでも企画を考えた中の人たちは喜んでくれることと思います。
ご当地創作むずい~! と思っている人もぜひ、この記事を参考に何か作ってみていただけると嬉しいです☆
それではまた~。
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