英語が話せない理由は「日本語のレベル」が高すぎるから?初心者がスラスラ話せる言い換えのコツ
「言いたいことはあるのに、英語にしようとすると頭が真っ白になる…」 「ビジネスで使う言葉を訳そうとして、難しい単語がわからず沈黙してしまう…」
そんな経験をして、「やっぱり私には英語の才能がないんだ」と落ち込んでいませんか?
もしあなたが、これまで一生懸命に単語や文法を勉強してきたのなら、話せない原因は「英語力」ではありません。
実は、あなたの「日本語のレベル」が高すぎることが、英語を話すのを邪魔している最大の原因なのです。
今日は、多くの英語初心者が陥っている「大人の日本語の罠」と、それを回避して驚くほどスムーズに英語を話すためのテクニックをお伝えします。
「えっ、そんなに簡単な英語でいいの?」 目からウロコが落ちるような、シンプルで強力な方法です。
あなたが英語を話せない本当の理由

私たちは普段、大人として社会生活を送っています。 そのため、頭の中に浮かぶ日本語も、自然と「大人レベル」の難しい言葉になっています。
例えば、「経費折半」や「お手すきの際に」といった言葉。 これをそのまま英語にしようとすると、どうなるでしょうか?
「経費ってExpense? 折半って…Split?」 「お手すきって…Hand is empty…じゃないよね?」
このように、難しい日本語をそのまま直訳しようとすると、脳はパニックを起こします。 これが、あなたが英語で詰まってしまう正体です。
では、どうすればいいのでしょうか? 答えはとてもシンプルです。
英語にする前に、その日本語を「小学校1年生でもわかる言葉」に直すのです。
例えば、私たちが当たり前のように使う「社会人」という言葉。これも英語に直訳しようとすると途端に難しくなります。英語が口から出てこない原因が「単語力不足」ではないと言い切れる理由を、身近な単語を例に詳しく解説しています。
魔法の「小1レベル変換」トレーニング

ちよまる式では、これを「やさしい日本語への言い換え」と呼んでいます。
難しい大人の日本語を、子どもでもわかる言葉に噛み砕く。 たったこれだけで、英語にする難易度は中学1年生レベルまで下がります。
実際に、ビジネスの場面でよく使う3つのフレーズで試してみましょう。
【例題1】「この件、経費折半できない?」

これをそのまま訳そうとすると、難しいビジネス英単語が必要です。 でも、小1レベルの日本語に直すとどうなるでしょうか?
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やさしい日本語に変換 「このお金、はんぶんずつ出せる?」
これならどうでしょう? 英語にするイメージが湧きませんか?
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やさしい英語
Can we pay half and half?
これで十分に通じます。「Expense(経費)」なんて単語を知らなくても、ビジネスは進むのです。
【例題2】「お手すきのタイミングで大丈夫です」
これは日本人がよく使う、相手への配慮を含んだ言葉ですね。 でも「お手すき」を直訳しようとすると悩みます。
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やさしい日本語に変換 「ひまなときでいいよ」
これなら簡単ですよね。
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やさしい英語
When you are free is OK. (または) You can do it later.
「あなたが自由なときでいいよ」「あとでやっていいよ」。 これで相手には完璧に意図が伝わります。
【例題3】「可能であれば同席していただけると心強いです」
とても丁寧な依頼ですが、英語にするのは難易度が高いですね。 「心強い」を辞書で調べると「reassuring」などが出てきますが、とっさには出てきません。
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やさしい日本語に変換 「いっしょにいてくれたらうれしいな」
自分の感情を素直に言葉にします。
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やさしい英語
If you are there, I feel happy.
「もしあなたがそこにいたら、私は嬉しい」。 これなら、中学生レベルの単語だけで言えますよね。しかも、相手には「あなたに来てほしい」という気持ちがしっかりと伝わります。
※もう少し詳しくやさしい日本語に変換する方法については、[その日本語、英語に直訳できません。英会話の挫折を防ぐ「通訳的アプローチ」と小学生レベルに言い換えるコツ]で変換テンプレートに沿ったやり方を解説しています。
感情表現だけでなく、ビジネスでつい使いたくなる「自転車操業」のような慣用句も、そのまま訳そうとすれば必ず沈黙してしまいます。こうした英会話で初心者がハマりやすい「直訳の罠」と、それを鮮やかに回避する言い換え術を知っておけば、もう言葉に詰まることはありません。
英語は「かんたん+伝わる」が最強
いかがでしたか?
「こんなに簡単な英語でいいの?」と思ったかもしれません。 いいんです。むしろ、この方が伝わります。
英語が話せないと悩む人の多くは、真面目すぎて「正しい日本語を、正確に訳さなきゃ」と考えすぎています。
でも、英会話のゴールは「翻訳」ではありません。「相手に意思を伝えること」です。
長い日本語は、まず短くする!
難しい言葉は、子どもでもわかるように直す!
このワンクッションを挟むだけで、「英語が口から出てこない…」という悩みは嘘のように消えていきます。
※さらに、現代日本人が普段話している日本語そのものが「おかしい」場合もあり、それをそのまま英語にしないという意識を持つことも重要です。これについては[海外レストランで「私はカレーです」はNG?英語注文で恥をかかないための『日本語修理術』]で解説しています。
英語コンプレックスを解消する第一歩
「自分には英語は無理だ」と思っていた壁は、実は「難しい日本語」という壁だったのかもしれません。
まずは今日から、頭に浮かんだ日本語を「これって小1の子に言うならどう言うかな?」と考えてみてください。
その習慣がついたとき、あなたの英語は驚くほど自由に、楽しく話せるようになっているはずです。
「世知辛い」といった抽象的な日本語でも、小学1年生の自分に立ち返れば、驚くほどスッと英語に変わります。難しい日本語を「覚えない」ことで記憶に定着させる具体的なコツを味方につけて、あなただけの自由な英会話をスタートさせましょう。
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※このnoteは、英語に苦手意識のある初心者の方を想定して書いています。
正確さよりも「伝わること」「話してみる勇気」を大切にしたちよまる式の考え方を紹介しています。
この記事を書いた人:上田千代丸(ちよまる式 English Quest代表)
「単語や文法を覚えても話せない…」そんな悩みを持つ初心者のために、“やさしい日本語から始める英語”の学び方を発信しています。
▶ 上田千代丸のプロフィールはこちら
ちよまる式は、AI時代における新しい英語学習の形を提案しています。
簡単なコミュニケーションは自分の力で、難しい内容はAIと協力して。
これからの英語学習は、「自力で全てをどうにかしようとする」のでも、「すべてAIに任せきりにする」のでもなく、その中間にある“ちょうど良いバランス”が大切です。
自分で考える力と、AIを使いこなす力——どちらも育てていくことが、これからの時代に求められる英語力だと考えています。
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