【コラム】中国のブランド米を食べてみた・第二届~增城丝苗米・黑龙江响水石板大米・上海崇明島の大米~
こちらの記事で、中国に無茶苦茶おいしい米があり、現地で日本式に炊いて検証した話を書きました。
ここで食べた黒竜江省の米はブランド化されていて中国のスーパーではこんな感じで沢山売られています。

また、レストランのメニューでも、白ごはんにあえて五常大米と書かれていることが多いです。TOPの画像も、中国の中価格帯のホテル「全季」の朝食会場で見かけたものです。
小红书の投稿にはこんなものがありました。
全国一番美味しいお米ランキング

はい、ここでも1位は黒竜江省の五常大米ですね!
是非この中から五常大米以外を1つ二つ食べてみたいものです。
そこで、中国の皆さんに小红书で聞いてみた件を下記の記事で書きました。
この記事では私は下記3つを試してみようかと書きました。
1.增城の丝苗米
2.黑龙江响水石板大米
3.八宝贡米
更に、最近、日本人の農業専門家の方が上海市の崇明島でオーガニック米の生産に協力して上海市政府から表彰されていることを知り、崇明島のお米も食べてみたくなりました。上海人の友人に聞いたことろ、崇明島は昔から米どころとして知られていて、春節にはここの米でお餅を作ったりしているとの事。そこで、淘宝で購入できる上海市の崇明島のお米を4つ目に加える事にしました。
4.上海崇明島の米
なお、つい最近、その件がつい先日、日本語でニュースになっていました。
本当はこの方の作ったお米にするべきでしたが、まあ今回はヨシとします。
以前の記事でも書いていますように、日本へは中国から個人でお米を輸入する事は出来ません。そこで、2025年10月の旅行の際に、上海市の友人宅及び、友人の電気炊飯器を借りてホテルに持ち込み、炊いてみる事にしました。なお、日本的に食べてどうかを見るため、梅干しを日本から持参して行きました。
1.增城の丝苗米
広東省を代表する長粒種のお米です。
長粒種のためか上記のランキングには掲載されていません。
広州市ご出身の武蔵小杉の粥菜坊の店主 招杏明さんに確認したところ、やはり広東省の米は增城丝苗米か台山丝苗米だそうで、淘宝で少量で購入出来たこちらを上海市の友人宅で炊いてみました。

友人宅の中国の炊飯器で炊いてみました。何と、東芝のものです。IH炊飯器 RC-7HMC 499.9元。見ての通り、水加減で「五常米・東北米」と「香米・丝苗米」で水加減が分かれています。水加減を短粒種と長粒種で分けて炊けるように対応しているようでした。ローカライズしていますね。

取り出してみるとこんな感じで割と柔らかいです。
香は長粒種共通でありますが、気になるほどではないです。
そして、味ですが、甘みもあり美味しいは美味しいのですが、やはり食感的に濃い味の汁をかけたり、粥にして食べる方が向いている印象です。
以前珠海市で異常に美味しいチャーハンを食べたことがあり、その時の米が丝苗米でした。今回はチャーハンをやらなかったのでわかりませんが、それが增城の丝苗米だったのかどうか、いずれはチャーハンやって試してみたい所です。

2.黑龙江响水石板大米
小红书の投稿の全国二位です。こちらも、淘宝で少量で購入出来たので、インターコンチネンタルホテル上海ワンダーランドに友人の炊飯器を持ち込み、炊いてみました。なお、ここでは友人宅の五常大米を少し分けてもらって、炊き比べを行いました。

こちらの炊飯器は中国ブランドMidea(美的)のもの。吸水時間を設けなくてもボタン一つで炊くことが出来ました。優秀!以前、日本で電気炊飯器を買って帰る中国人の姿をよく見かけましたが、現在はもうその必要は全く無くなった様です。なお、炊飯器は「柴火飯」モードを選びました。これは「薪で炊いたご飯」という意味だそうです。なお、こちらの炊飯器には煲仔飯モードがあり、1の丝苗米はこのモードで炊いたら違った味わいだったのかも、と思ったりしました。

こちらが炊き上がりです。見た目結構マットな白で、同じ東北地方の米でも、短粒種ながらかなり香が強く、中国のお米と言う印象です。甘くておいく弾力もある米ではありますが、これは日本的に食べるのには向かないかもしれません。

比較で炊いた、五常大米です。黑龙江响水石板大米に比べて少し黄みがかっている。やはり、香はかなり抑えめです。食感は日本人好みの噛み応えで、日本人的にはこちら優勢。各地の料理と合わせればもちろんどちらもありと思いますが、日本的に食べるとしたら圧倒的にこちら。梅干しも合います。

3.八宝贡米
雲南省の標高の高い所の米という事で大変楽しみにしていたのですが、何と配達されなかったんです…旅行に出るより前の1週間以上前に頼んだのに…という事で、こちらは次回以降に持ち越しです。
4.上海崇明島の米
このパッケージを以前上海の街中で見たことがあり、これにしてみました。"緑色食品 GreenFood"の表示があります。パッケージもめちゃくちゃサスティナブルを意識したデザインでこちら

こちらの炊き上がりは、割とマットな感じであり、香りもそこそこあり、粘り気は少ないものの、味は美味しいといった感じです。日本米だと思って食べると臭うと感じる人もいるかも知れません。

しかしながら、驚異的だったのが、これをチャーハンにした場合です。これはキッチン付きの宿泊施設で特に強い火力でもない電熱器的な設備でチャーハンにしたのですが、私の様な素人が鍋振りもせずにゆったり作っても美味しい感じに仕上がりました。日本でチャーハン向けの米というと、ぱさぱさして味は良くない感じのものが一般的ですが、これは味自体が良いのでそのような残念感が一切無い。すごい!これは実力高い。米が違うだけでここまで行けるのか!

全てに共通して言えることは、冷めても美味しいは狙っていないという事と、おにぎりにする予定は無い前提だという事です。冷めた米を食べない文化で消費される米ですから、そこを狙う必要はないのは当然の事ですね。
食に関心の高い友人にこの話をしたら、自分も是非参加したいとの事。スケジュールが合えば是非中国で米炊きましょう。もっと色々なお米を白米で食べて、日本人的にどうなのか感じてみたいです。
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