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HSK6級に国内独学11ヶ月で合格する方法、あるいは勉強記録と受験記


受験までの経緯

2024年12月、独学で中国語開始。
2025年9月、HSK5級の勉強中、モチベ低下が著しい。
「もう勉強がしんどい、やめたい」という気持ちになってしまっているため、9月に5級、10月に6級を取って、中国語の勉強に一区切りをつけることに決める。

6級は高得点は目指さず、とりあえず6割取れればOKのスタンスで行く。

6級取得に固執する理由

HSK6級を取らなければクビになるわけでもなく、6級を取って転職するつもりもないのに、どうして自分をここまで追い込んでいるのか謎に思ったので自己分析してみた。

これはおそらく、大学時代の経験が影響していると思われる。大学生の時に英検1級の面接に落ちて、準1級止まりなのだ。その経験がトラウマではないが、深い後悔として自分の中で存在感を放っている可能性が大きい。

今回6割ギリギリでもいいから、曲がりなりにも6級を取って終えれば、過去の自分への敵討ち?をしたような気持ちになると思う。

もし5級で投げ出したら、ずっと「自分は中国語をHSK5級で投げ出したんだ」という十字架を背負って行きていきそうというか。

「一応やり切ったよね」と自分に胸を張れるように、6級まではしんどくても苦しくてもやり切ろうと決意した。

6級過去問

5級受験前だったが、9月に6級の過去問(Webに転がってるやつ)を初見で1回分解いてみた結果が以下だ。

  • 听力:74点

  • 阅读:86点

  • 书写:83点

  • 合計:243/300点(81%)

…なんかどう下振れしても6割は取れそうだ。
もう6級申し込んじゃえ!
ということで5級→6級の2ヶ月連続受験がスタート。

勉強方針

基本方針

学習期間は5級受験後の1ヶ月

6割取れれば良し。高みを目指さない。
5級までの地固めをベースに6級を受けちゃう。

6級の公式過去問集は買わない。
ただし、SuperTest(HSK特化アプリ)の永久会員なので、そこで問題を解いたり、模試を受けたりはする。

単語学習

単語帳は既に「HSK公認単語トレーニングアプリ」で6級まで購入済みなので、自分が苦しくならない程度に、楽しいと思える程度に6級単語を一通り撫でる。

具体的には、5級までは以下のすべてを目指していた。

  1. 見て意味がわかる

  2. 日本語の意味を見て中国語で書ける

  3. 耳だけで聞いて意味がわかる

6級では、「1. 見て意味がわかる」だけでOKとすることにした。

狙いとしては、阅读を得点源にしたいので、見て意味がわからない単語をなるべく減らしておくためだ。

リスニングは聞き取れない単語があってもフィーリングである程度正解できるような気がするし。

病句

初見ノー勉で6級過去問を解いて、壊滅的にダメだったのが阅读 第一部分 病句だ。
10問中4問しか正解してなかった。

ただ病句はどの受験者も苦戦するらしいし、なんならネイティブが見てもどれが正解か分からん文章まであるらしい。

病句まるごと捨てても良い、という論調もある。

ひとまず解く順番は一番最後に回すとして、自分なりの対策も考えた。

最初に直感で「Aかも!」ってAをマークして、あとから熟読した結果「やっぱBかも・・・」ってBにマークし直したら、結局Aだった、ってパターンが4問あった。

以上のことから、「直感を信じる練習をする」というのが病句対策の練習として大事なのではないかと考えた。

作文練習

6級の作文は10分間文章の紙を見て内容を覚えて、35分間紙を見ないで内容を要約する、という形式のものだ。

記憶力に自信がないのと、登場人物の名前を最優先で暗記しなければならないので、本番ではテンパってしまいそうだ。

Webに転がってる過去問とSuperTestの問題集を使用し、休日は必ず1つは作文をする、というルーティンにしたい。

勉強記録

5級受験終了からの約1ヶ月間、上記の勉強方針に則り、頑張りすぎないを心がけて6級対策をゆるゆると進めてきた。

具体的には週10時間程度の勉強時間だった。

中国語を始めた当初は週20〜30時間勉強していたことを考えると、モチベ低下が勉強時間に如実に現れていることがわかる。

受験当日

会場の様子

2025/10/18
試験当日、東京・大正大学
建物が新しくてトイレがきれいだ。3〜5級の千葉会場はどれも古い建物でトイレが狭かった。

千葉からは遠いが、東京会場も悪くない。
(今回は千葉会場は無し、東京一択だった)

大正大学の10号館の大きな教室に6級受験の120人が集結。(実際は棄権者もいるので110人ぐらいだろう)

緊張しないようにしても、周りのピリピリ感が伝染してきてしまう。

一旦入室したが、受付締切の9:30ギリギリまで廊下で過ごすことにする。

听力

試験開始。

リスニングは基本何言ってるか分からない。
ちゃんと聞き取れたのは数問って感じ。

リスニングの途中でトラブル発生。
一部受験生の問題用紙に落丁?があり、問16〜のページが抜け落ちていたようだ。

数分の中断。
ペンを置いて待つよう指示されたが、リスニングの他ページを見るなというアナウンスは無い。

これはチャンスとリスニングの選択肢を先読みした。

だがしかし、この先読みによって再開後のリスニングでメリットがあったかというと、特になかった気がする。

なぜなら、聞いても何言ってるのかよく分からないからだ。

リスニング終了後5分の記入時間ではマークシート本塗りと首肩のストレッチをして読解に備えて目を休ませる。

前回5級では読解で目が疲れてヤバかったからだ。
(40代後半ともなるとね…)

阅读

阅读。第一部分の语病を飛ばして第二部分から解き始める。

迷っても熟考してる時間はないのでサッサと次へ進み、第三部分まで終わらせてから第一部分へ戻る。

第一部分(病句)があと1問というところで阅读残り時間1分に。

仕方なく语病最後の問題は捨ててDでマークして、阅读全体の仮マークを濃く塗り直す時間に使ってギリギリセーフ。

こんなに時間が足りないのに隣の席の人は後半寝てた
分からなすぎてギブアップだったのだろうか。

书写

书写、10分間で読み終わるか不安だったが読み終わり、構成を頭に入れて、主要な単語の漢字を忘れないように指で机にエアーメモする。

問題用紙回収まで数分あるのでその間もエアーメモを続けて、解答記入開始。

まずは解答用紙裏面の一番下の方に主要な単語をメモ。

今回はタイトルを先に書くことにした。
(思いついたやつを忘れそうだったので)

その後起承転結を意識して本文を書く。

400字に10字ほど足りなかった

しかも結論の段落、「そういう結論だったっけ?」とかなり自信がない。

ちなみに文章は王家超さんという片腕のトライアスロン選手に関するものだった。

結果予想

今回ばかりは全く自信がない。

  • 听力:6割行かないかも

  • 阅读:8割行ってるといいな

  • 书写:6割行かないかも

ぐらいの感じだ。

ただ、5割‐8割‐5割だったとしても、全体では6割に達するので、その辺のラッキーに期待したい。

今回は、中国語学習に一旦区切りをつける、終止符を打つ目的で6級を受験した。

帰りの電車の中、頭の中にアニメの最終回のように今までの中国語学習の名シーンが変わる変わる流れてきた。

まるでエンドロールのようだった。

試験結果

2025/11/18
試験結果発表日。

ドキドキしながらスマホでHSKのマイページにログインして点数を確認する。

6割(180点)で合格なので、7割で合格している。

点数を見た感想は、「厳しい結果になったな」だった。

おそらく「自分ならもっとやれる」という過信や、「模試で8割取れてたから本番でも8割ぐらい行くんじゃないか」という甘い期待が心の奥底に合ったのだと思う。

听力,阅读,写作すべて6割以上行けたのはせめてもの救いだ。

そして7割だろうと合格は合格、ここは素直に喜ぼう、と気持ちを切り替えることにした。

HSK6級を持っていれば、ひとまずは「中国語を習得した」と人に言っても恥ずかしくはないだろう。

私はついにやりきったのだ。

6級取得後の変化

HSK6級=チュートリアル終了ここからがスタート、というのを身を持って実感している。

基礎はわかった、あとは実生活の中で中国語を使いながら学んでいく段階に入ったという感じだ。

たとえば、上海旅行の情報を調べる際に中国のAI「DeepSeek」に中国語で質問してみる。(作文)

DeepSeekの中国語回答を読んで(読解)、わからない単語があったら調べるのだが、6級取得前よりも心に余裕を持って調べられるようになった。

「あらあら、私はHSK6級を持ってるんザマスけど、それでもわからない単語があるんザマスね。それなら仕方ない、調べて差し上げましょうか」

ぐらいのゆとりを持って中国語と接することが出来るようになった、というのが変化の一つだ。

「試験は合格してからが本番」

とは誰の言葉だっただろうか。

中国語の基礎を一通り学び終わってスタートラインに立った。

ここからは「維持期」として、中国語コンテンツを楽しみながら維持していく時期にしたい。

映画、ドラマ、動画、SNSなど、自分の好きなトピックを中国語で楽しみつつ、旅行などで実践利用していくイメージだ。

ひとまず、今度上海に行く予定があるので、8月に5級レベルで行ったハルビンと、今回6級レベルで行く上海でどれぐらいの違いがあるか試すのが楽しみである。

おわりに

去年の12月にゼロから中国語を初めて、10月にHSK6級合格するまで約11ヶ月

自分で自分に約束したことをやり遂げられて、肩の荷がようやく下ろせた。

しばらくは気楽に中国語を維持しつつ、せっかく手に入れた学習習慣を手放すのはもったいないので、次はベトナム語でもやってみようかな、と思っている。

ただし中国語みたいに自分を追い込むのは後半モチベ低下になって自分が辛いので、ベトナム語はあくまでエンジョイ勢として、気楽に学ぼうと思っている。

3級から勉強記録・受験記を書き続けてきて、もし少しでも誰かのお役に立てていたら嬉しい。

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