クラウドワークスで“できそう”と思った案件が、生活に入らないこともある
クラウドワークスで案件を見ていると、
「これなら、自分にもできそう」
と思うことがあります。
初心者歓迎。
簡単作業。
データ入力。
マニュアルあり。
在宅でできます。
実績がないときや、在宅ワークを始めたばかりのころには、こうした言葉が心強く見えます。
難しすぎないか。
特別なスキルが必要ではないか。
初心者が応募してもよいのか。
家で作業できるのか。
まず、自分にできる仕事かを見るのは自然なことです。
私も、最初はそうでした。
ただ、実際に在宅ワークを生活へ入れてみると、
作業としてできることと、生活の中で続けられることは同じではない
と分かってきました。
仕事内容は簡単でも、納期が短い。
作業量は少なくても、連絡が一日へ散らばる。
マニュアルはあっても、確認や修正の終わりが見えない。
家でできても、家族の予定が変わると間に合わない。
案件の重さは、作業内容だけでは決まりません。
応募前に見たいのは、「できそうか」だけではなく、
この仕事を入れたあとも、生活が回るか
です。
「できそう」は、作業部分だけを見た判断になりやすい
案件を探すとき、最初に目へ入るのは仕事内容です。
データを入力する。
指定された情報を調べる。
リストを作る。
文章を整える。
決められた事務作業をする。
こう書かれていると、
特別な経験がなくてもできるかもしれない。
最初は、このような案件から始めればよいのかもしれない。
と思います。
このとき見ているのは、主に成果物をつくる作業です。
入力できるか。
情報を探せるか。
指示を理解できるか。
必要なツールを使えるか。
どれも大切な確認です。
ただ、実際の仕事には作業の前後があります。
募集文や資料を読む。
条件を確認する。
質問する。
返信を待つ。
作業を見直す。
納品する。
確認結果を待つ。
修正の対応をする。
完了するまで通知を気にする。
入力自体は30分でも、仕事全体が30分で終わるとは限りません。
「できそう」と思ったときほど、作業の外側まで見ておかないと、生活へ入れたときの重さを読み違えやすくなります。
在宅ワークは、空いた時間へ差し込むだけでは回らない
在宅ワークには、生活へ合わせやすい面があります。
通勤しなくてよい。
外へ出なくても働ける。
家の予定に合わせて、作業時間を動かしやすい。
私自身、この働き方に助けられています。
でも、「空いている時間に少し作業する」と考えるだけでは足りませんでした。
仕事には納期があります。
連絡が入ります。
予定外の確認や修正も起こります。
家で作業できるということは、仕事に関わる時間も家の中へ入ってくるということです。
作業する場所も家。
依頼を確認する場所も家。
返信を待つ場所も家。
修正が来るか気にする場所も家。
予定表に1時間の空白があっても、その時間をすべて仕事へ使えるとは限りません。
家事の途中かもしれない。
家族の様子を見ながら過ごしているかもしれない。
前の予定ですでに疲れているかもしれない。
空いている時間と、集中して働ける時間は同じではありません。
だから私は、
作業時間があるか
だけでなく、
仕事が入っても予定を動かせる余白があるか
を見るようになりました。
納期が短いと、簡単な作業にも余白がなくなる
作業時間が1時間なら、できそうに見えます。
でも、その1時間をいつ確保できるかは、生活によって違います。
夜にまとまった時間を取れる人もいます。
日中に少しずつ進めたい人もいます。
家族の予定によって、作業時間が細切れになる人もいます。
作業自体は簡単でも、納期が短いと生活への圧は強くなります。
今日中に終えなければならない。
明日の午前中までに提出しなければならない。
予定が変わったら間に合わない。
体調を崩したら立て直せない。
この場合、難しいのは作業そのものではありません。
予定変更に耐えられないことです。
私の生活では、急な対応や予定変更が起こることがあります。
そのため、1時間で終わる仕事でも、納期まで数日の余白がある案件と、当日中に提出する案件では負担が違います。
在宅ワークを生活へ入れるときに必要なのは、作業時間だけではありません。
崩れたときに、別の時間へずらせる余白です。
「1時間で終わるか」より、
「予定が変わっても終えられるか」
を見た方が、私の生活には合っていました。
連絡が一日へ散らばると、短い仕事でも長く残る
在宅ワークの負担として見落としやすいのが、連絡です。
クラウドワークスのメッセージ。
メール。
Slack。
Chatwork。
LINE。
そのほかの外部ツール。
仕事を進めるために、連絡は必要です。
ただ、連絡が多い案件では、作業をしていない時間にも仕事が残ります。
通知が来る。
内容を確認する。
返信する。
また通知が来る。
次の連絡が気になる。
一回のやり取りは数分でも、そのたびに意識が仕事へ戻ります。
たとえば、実作業は30分でも、朝に依頼を確認し、昼に質問し、夕方に回答を読み、夜に修正するなら、仕事は一日へ散らばっています。
時計上の作業時間は短い。
でも、その日は何度も仕事へ戻っています。
私にとっては、作業量より連絡の方が疲れる案件もありました。
だから案件を見るときは、連絡ツールの名前だけでなく、次の条件も見ます。
どのくらいの頻度で連絡が入るのか。
即時返信が必要なのか。
作業時間外にも確認が必要なのか。
質問や確認をまとめて送れるのか。
記録が残り、あとから読み返せる方法か。
仕事の負担は、メッセージの件数だけでは測れません。
生活から仕事へ意識を戻す回数にも表れます。
修正があることより、終わりが見えないことが重かった
修正のある仕事が、すべて生活へ入れにくいわけではありません。
認識のずれがあれば直す。
入力ミスがあれば修正する。
成果物を確認して調整する。
仕事として自然な対応もあります。
私にとって重かったのは、修正の有無より、範囲と終わりが見えないことでした。
何を修正するのか。
何回程度を想定しているのか。
追加依頼と修正の境界はどこか。
納品後、いつ完了になるのか。
ここが曖昧だと、作業を終えても気持ちが離れません。
これで大丈夫だっただろうか。
また連絡が来るかもしれない。
いつまで通知を確認していればよいのだろう。
納品したのに、終わった感じがしない。
この状態では、実作業が短くても、仕事は生活の中へ長く残ります。
応募前にすべてを確定するのは難しいと思います。
それでも、
何を提出すればよいか。
納品後に確認があるか。
修正の基準や範囲が見えるか。
どの時点で自分の対応が終わるか。
を少し確認できるだけで、生活へ置いたときの見通しは変わります。
低単価案件は、金額より入口と出口を見る
低単価の案件が、すべて悪いとは思っていません。
最初の実績づくりや、仕事の流れを試す目的で、小さな案件を受けることもあります。
作業範囲が小さい。
やることが明確。
短時間で終わる。
納期に余裕がある。
連絡が少ない。
納品後の終わりが分かる。
このような案件なら、報酬額が小さくても、入口として使いやすいことがあります。
反対に、低単価なのに、
応募前の説明が長い。
面談やテストがある。
確認事項が多い。
修正範囲が広い。
完了まで何度も連絡がある。
という条件では、金額以上に時間と気力を使います。
低単価だから、責任や負担も軽いとは限りません。
私が見たいのは、報酬額だけではなく、
仕事へ入るまでに、どのくらい時間を使うか。
仕事を終えたあとに、どのくらい対応が残るか。
という入口と出口です。
始めやすい仕事と、続けやすい仕事と、稼ぎやすい仕事は同じではありません。
実績づくりのために受けるなら、何件まで試すのか。
継続したいなら、仕事全体の時給と生活への負担に納得できるか。
目的を分けて見るようになりました。
しんどかった理由を、能力不足だけにまとめない
「できそう」と思って受けたのに、続けるのがしんどかった。
そうなると、
自分には在宅ワークが向いていないのかもしれない。
もっと要領よくやらなければならない。
簡単な仕事も続けられないのだろうか。
と考えることがあります。
でも、作業ができなかったとは限りません。
作業はできた。
ただ、納期が生活に合わなかった。
作業はできた。
ただ、連絡が一日へ入り込みすぎた。
作業はできた。
ただ、修正の終わりが見えなかった。
作業はできた。
ただ、家族の予定が変わったときに立て直せなかった。
これは、能力不足だけではなく、案件の条件と生活の相性の問題でもあります。
一度できる仕事と、繰り返して続けられる仕事は違います。
「できなかった」とまとめる前に、
作業量。
納期。
連絡。
判断。
修正。
中断。
作業後の疲れ。
のどこで負担が大きくなったのかを分ける。
それだけでも、次に避けたい条件や残したい条件が見えやすくなります。
応募前に、生活へ置いて考える三つの問い
「これならできそう」と思ったとき、細かな条件をすべて並べる前に、私は三つだけ考えます。
予定が変わっても終えられるか。
作業していない時間まで、仕事が残り続けないか。
終わったあと、生活へ戻れそうか。
この三つへすぐ答えられないなら、作業能力が足りないのではなく、生活へ入れたときの形がまだ見えていないのかもしれません。
その場合は、納期や連絡、完了のタイミングを一つ確認してから応募しても遅くありません。
おわりに|できる仕事より、終わったあとも生活が残る仕事
クラウドワークスで案件を見ていると、
「これなら、自分にもできそう」
と思うことがあります。
初心者歓迎。
簡単作業。
データ入力。
マニュアルあり。
在宅でできます。
こうした言葉は、最初の一歩を踏み出す助けになります。
ただ、作業としてできそうなことと、生活の中で続けられることは別です。
納期。
連絡頻度。
修正対応。
作業前後の確認。
返信待ち。
中断後の再開。
作業後に残る疲れ。
ここまで含めると、簡単そうな案件が生活の中では重くなることがあります。
だから応募前には、スキルや作業内容だけを見なくてもよいと思っています。
予定が崩れても終えられるか。
作業していない時間まで気持ちを持っていかれないか。
納品後、仕事から離れられるか。
終わったあとにも生活が回るか。
「できる仕事」だけではなく、「続けられる条件」を見る。
次に「これならできそう」と思う案件を見つけたら、応募条件を増やしすぎなくても構いません。
まず一つだけ、
この仕事を終えたあと、生活へ戻れそうか
を確かめる。
私には、それが作業の難易度を見ることと同じくらい必要でした。
あわせて読みたい:
今回の記事では、作業としてできる仕事でも、納期、連絡、修正、家族の予定との重なり方によっては、生活の中で続けられないことについて書きました。
ただ、実際に案件を選ぶときは、
「作業はできそうだけれど納期が短い」
「仕事内容は合いそうだけれど、連絡や待機が多い」
というように、助かる条件と負担になる条件が一緒にあります。
では、自分の場合は、どの負担なら引き受けられて、何を優先するのか。
有料記事では、単価、仕事量、納期、連絡、修正、今の生活条件まで重なったときに、自分の生活へ戻って、受けるのか、試すのか、条件を相談するのか、見送るのかを考える流れをまとめています。
「できそうなのは分かった。でも、今の自分の生活に入れて大丈夫?」で止まったときに、次の判断へ進むための記事です。
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