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クラウドワークスで急な依頼が来たとき、空いている時間を全部差し出さなくていい

在宅ワークをしていると、急に仕事を頼まれることがあります。

今日中に対応できますか。
明日の午前中までにお願いできますか。
少しだけ追加でお願いしたいです。
今、手が空いていれば対応してもらえませんか。

そう聞かれたとき、予定表を見ると、何も入っていない時間があります。

今日は外出の予定がない。
家にいる。
作業時間だけなら取れそう。
短い仕事なら、何とか入れられるかもしれない。

そう考えると、断りにくくなります。

せっかく声をかけてもらった。
急ぎで困っているのかもしれない。
ここで対応すれば、次の仕事にもつながるかもしれない。

実際、予定に余裕があり、無理なく対応できる日もあります。
急な依頼が、収入の上乗せになることもあります。

ただ、在宅ワークを生活へ入れてみて分かったのは、

予定表に空白があることと、仕事を受けられる余力があることは同じではない

ということでした。

何も書かれていない時間にも、役割があります。

家事をする。
家族の様子を見る。
前の仕事から気持ちを切り替える。
予定がずれたときの予備として残す。
疲れていれば休む。
何もしないまま過ごす。

空いているように見える時間が、生活を崩さないための余白になっていることがあります。

その時間をすべて仕事へ渡すと、依頼には対応できても、そのあとの生活が回らなくなることがあります。

だから私は、急な依頼が来たとき、

時間が空いているか

だけではなく、

この仕事を入れたあとにも、今日の生活を続けられるか

を見るようにしています。

そのうえで、

今日はそのまま受けるのか。
一部だけ対応するのか。
納期を相談するのか。
明日ならできると伝えるのか。
今回は見送るのか。

まで分けて考えます。


急な依頼は、作業時間だけなら「できそう」に見える

急な依頼が来ると、最初に作業時間を考えます。

一時間くらいなら取れそう。
入力だけならできそう。
今日の夕方までなら間に合いそう。
少し頑張れば終わりそう。

以前にも経験した仕事なら、なおさらです。

使うツールも分かっている。
マニュアルも読んでいる。
新しいことを覚える必要もない。

それなら、すぐ始められそうに見えます。

ただ、仕事に使う時間は、手を動かす時間だけではありません。

依頼内容を確認する。
件数や納期を見る。
必要な資料を開く。
分からない点を確認する。
作業する。
見直す。
完了を報告する。
相手の確認を待つ。
修正があれば対応する。

実作業が一時間でも、受けてから完全に手放すまで一時間で終わるとは限りません。

しかも、急な依頼には、

早く返事をしなければ。
今すぐ始めた方がよい。
相手が待っているかもしれない。

という圧も加わります。

作業量が小さくても、急ぎであることで生活への入り込み方は強くなります。

私は急な依頼ほど、

作業だけなら何分かかるか

ではなく、

受けてから手放すまで、どのくらい時間と気力を使うか

を見るようにしています。

空白時間には、何もないわけではない

予定表に何も書かれていないと、その時間は自由に使えるように見えます。

仕事を入れてもよい。
家事をしてもよい。
外出してもよい。
休んでもよい。

確かに、決まった予定はありません。

ただ、決まった予定がないことと、何に使っても負担が変わらないことは別です。

たとえば、午前中に仕事をして、午後には予定がない日があります。

その午後は、

午前中に使った集中力を戻す。
遅れている家事を進める。
家族の話を聞く。
夕食を考える。
翌日の準備をする。
疲れていれば休む。

ための時間かもしれません。

そこへ急な仕事を入れても、時間としては収まることがあります。

でも、終わったあとに、

夕食を考えられない。
家事が残る。
家族と話す余裕がない。
夜まで仕事が頭に残る。
翌日まで疲れが続く。

ということがあります。

予定が入っていなかった時間は、余っていたわけではありません。
生活を戻すために必要な時間だったのかもしれません。

私は、休息や予備時間を、

何も予定がない時間

ではなく、

生活を回すために確保している時間

として見るようにしています。

家にいることと、すぐ働けることは同じではない

在宅ワークでは、家にいることが、そのまま働ける状態に見えやすくなります。

通勤は必要ありません。
パソコンも家にあります。
連絡もすぐ確認できます。

そのため、

今、家にいるなら対応できるのではないか。

と、自分でも考えます。

外出していない。
ほかの予定もない。
家にいるのだから、少しくらい仕事を入れられるだろう。

でも、家にいる時間には生活があります。

家事をしている。
食事をとっている。
家族へ対応している。
疲れて休んでいる。
前の予定から気持ちを戻している。

すぐ仕事へ切り替えられる状態とは限りません。

在宅ワークは、仕事を始めるまでの距離が短い働き方です。

スマートフォンで依頼を読む。
そのままパソコンを開く。
少しだけのつもりで始める。
気づけば、予定していなかった時間まで仕事をしている。

外で働くなら、急に出勤するのは難しいと判断できる場面でも、在宅では、

家にいるのだからできる

と思いやすくなります。

私は、

家にいるか

ではなく、

今、仕事へ切り替えられる状態か

を見るようにしています。

家にいることは、稼働できることの証明ではありません。

相手の「急ぎ」を、そのまま自分の急ぎにしなくていい

急な依頼には、相手側の事情があります。

予定より仕事が増えた。
担当者が休んだ。
締切が近い。
社内で対応しきれない。
止まっていた仕事が急に動き出した。

相手が困っていると分かると、できるだけ応えたくなります。
自分にも、誰かが対応してくれて助かった経験があります。

だから、

急ぎでお願いします

と言われると、

相手が急いでいる。
だから自分も今すぐ動かなければならない。

と考えます。

でも、相手の事情が急であることと、自分の生活へ急ぎで入れられることは同じではありません。

相手側の急ぎは、自分では変えられません。
依頼が来る時期も選べません。
相手の締切も、こちらが決めたものではありません。

自分で決められるのは、

その急ぎを、今の生活でどこまで引き受けるか

です。

全部受けられるのか。
一部だけなら対応できるのか。
納期を延ばせるなら受けられるのか。
今日は確認までで、作業は明日ならできるのか。
今回は難しいのか。

相手の事情を否定する必要はありません。

ただ、その急ぎを自分の生活へそのまま移すかは、改めて決めてよいと思っています。

急な依頼ほど、返事をする前に条件を見る

急な依頼には、早く返事をしなければならないように感じます。

ほかの人にも声をかけているかもしれない。
今すぐ返事をしなければ、別の人へ依頼されるかもしれない。
対応できる人だと思ってもらいたい。
次の仕事にもつなげたい。

そう考えると、自分の予定を確認する前に、

対応できます

と返したくなります。

でも、一度受けると、そのあとに条件を変えにくくなります。

思ったより件数が多かった。
必要な資料がそろっていなかった。
作業以外の確認が多かった。
家の予定が変わった。
疲れていて集中できなかった。

それでも、受けた以上は終わらせる必要があります。

だから私は、急な依頼ほど、すぐ答えずに条件を見ます。

件数。
納期。
作業範囲。
必要な資料。
修正の可能性。
完了条件。
今日、実際に使える時間。
予定がずれたときに戻せるか。

長く待たせる必要はありません。

「確認してから返答します」と一度置くだけでも、依頼の勢いと自分の判断を分けられます。

急いで返事をすることより、受けたあとに責任を持って完了できることの方が大切です。

時間に収まることと、生活に入ることは違う

急な依頼を受けるとき、

今日の空き時間は二時間。
仕事は一時間半。
それなら入る。

と考えることがあります。

数字の上では、三十分残ります。
でも、その三十分が生活の余白として十分とは限りません。

内容を確認する。
途中で質問が出る。
見直しに時間がかかる。
完了報告をする。
仕事から家事へ気持ちを切り替える。

こうした前後にも時間が必要です。

予定どおり一時間半で終わるとも限りません。
少し判断に迷えば延びます。
相手から追加の確認が来れば、もう一度仕事へ戻ります。

予定表へ収まることと、無理なく生活へ入ることは同じではありません。

私は、

仕事が収まるか

だけではなく、

仕事が少し長引いても、生活を大きく崩さずに済むか

を見ています。

予定どおりならぎりぎり入る仕事は、少しの変化であふれます。

急な依頼には、もともと調整の時間が少ないからです。

全部受けるか、全部断るかだけではない

急な依頼には、

全部対応する。
難しいので断る。

の二つしかないように感じることがあります。

でも、その間にも選択肢があります。

一部だけ対応する。
件数を減らしてもらう。
納期を相談する。
今日できるところまで進め、残りは翌日にする。
確認だけ先に行う。
別の担当者と分担できるか聞く。

たとえば、

「本日中に全件の対応は難しいのですが、○件までであれば対応できます」
「明日の午前中までであれば、全件対応可能です」
「本日は内容確認まで行い、作業は明日からであれば進められます」

と伝えられます。

相手にとっては、全量をすぐ受けてもらえる方が助かるかもしれません。
ただ、何も対応できないより、一部だけでも助かる場合があります。
条件が合わなければ、相手が別の方法を選ぶこともできます。

大切なのは、自分が持てない量をそのまま引き受けることではありません。

今の自分が責任を持てる範囲を伝えることです。

私は、

できますか

と聞かれたとき、

できるか、できないか

だけではなく、

どの条件ならできるか

を見るようにしています。

休むために空けた時間も、予定の一つ

疲れている日に、何も予定を入れないことがあります。

外出しない。
仕事を増やさない。
家事も最低限にする。
少し休む。

でも、予定表には何も書かれていません。

そのため、急な依頼が来ると、

今日は何も予定がないから、受けてもよいかもしれない

と思います。

休息は、外から見ると予定に見えにくいものです。
何時から何時まで何をする、という形でもありません。

少し横になる。
何も考えずに過ごす。
前日までの疲れを戻す。

その程度です。

ただ、余裕が少ない生活では、この回復時間がなくなると、その後へ影響します。

今日休めなかったため、明日の仕事が進まない。
夕方になって家事ができない。
疲れが積み重なり、数日動けなくなる。

休むことは、仕事をしていない時間ではあります。
でも、使っていない時間ではありません。
次に動くために必要な時間です。

私は、休むために空けた時間も、

生活を回すための予定

として扱うようにしています。

急な依頼が来たときも、その予定を消してよいかを考えます。

何も書かれていないから使えるのではありません。
何のために空けていた時間なのかを見ます。

予備時間は、使わなければ無駄になるものではない

生活が予定どおり進まないことに備えて、少し時間を空けておくことがあります。

家族の予定が変わるかもしれない。
仕事が長引くかもしれない。
体調が落ちるかもしれない。
家事が遅れるかもしれない。

何も起こらなければ、その時間は空いたまま終わります。

すると、

今日はまだ時間があった。
もっと仕事を入れられたのではないか。

と思うことがあります。

でも、予備時間は、何かが起きたときに使うためのものです。
何も起きなかったからといって、無駄だったわけではありません。

余白があったことで、焦らず一日を終えられた。
予定が少しずれても立て直せた。
家族の話を聞けた。
疲れていたため休めた。

その役割があります。

急な依頼が来ると、予備時間はちょうどよい空き時間に見えます。
実際、使っても問題のない日もあります。

ただ、毎回そこへ仕事を入れると、生活には予備がなくなります。
何か一つずれたとき、すぐ全体が詰まります。

私は予備時間を仕事へ使うとき、

この時間がなくなっても、今日の生活は戻せるか

を確認します。

何も起こらない前提でしか入らない仕事なら、今の生活には重い可能性があります。

断ったら次が来ないかもしれない、という不安もある

急な依頼を断りにくい理由には、今後への不安があります。

急ぎのときに対応できる人の方が、頼りにされるかもしれない。
断れば、別の人が継続して仕事を受けるようになるかもしれない。
次から声がかからないかもしれない。

在宅ワークでは、次の依頼が保証されていないことがあります。
そのため、一件を断ることが、先の仕事まで失うように感じます。

実際に、今回受けられなければ、別の人へ依頼が移ることはあります。
その後も、その人へ仕事が続く可能性もあります。

そこは、自分では決められません。

ただ、次の機会を守るために、今の生活へ持てない仕事まで受けると、別の問題が起きます。

納期に間に合わない。
確認が雑になる。
ほかの仕事へ影響する。
家事や家族対応が止まる。
無理をしたあと、翌日働けない。

一件の仕事をつなぐために、生活全体が崩れることがあります。

私は、

断ったら次が来ないかもしれない

という可能性と、

受けたら今の生活が崩れるかもしれない

という可能性を、両方見るようにしています。

次の依頼が来るかは、自分では決められません。
今の仕事をどこまで受けるかは、自分で決められます。

自分では動かせない先の可能性を守るために、今動かせる生活側をすべて差し出さないようにしています。

急な依頼を受ける前に見ていること

私は、急な依頼が来たとき、次のことを見ます。

・何を、どこまで対応する仕事なのか

作業内容。
件数。
納品形式。
必要な資料。
修正の可能性。
何をもって完了なのか。

急いでいるときほど、説明が短くなることがあります。

内容が見えないまま受けないようにします。

・本当に必要な時間はどのくらいか

実作業だけでなく、

内容確認。
質問。
見直し。
完了報告。
修正。

まで含めます。

慣れている仕事でも、急ぎだから短時間で終わるとは限りません。

・今ある予定と余白は何を支えているか

予定表に書かれているものだけではありません。

家事。
家族対応。
休息。
前の仕事からの回復。
予定変更に備えた時間。

それらも含めます。

・条件を変えれば受けられるか

全件ではなく一部。
今日ではなく明日。
短い納期ではなく少し延長。

今できる範囲を伝えます。

・受けたあとにも生活へ戻れるか

仕事を完了できるかだけではありません。

そのあとに食事を考えられるか。
家族と話せるか。
翌日の仕事へ影響しないか。
休む時間が残るか。

最後に、ここを見ます。

おわりに|空いている時間を、全部仕事へ変えなくていい

急な仕事を受けられる日もあります。

予定に余裕がある。
体調も悪くない。
作業内容を知っている。
納期にも対応できる。
収入を少し増やしたい。

そういう日なら、急な依頼が助かることもあります。

この記事は、急な仕事を断った方がよいという話ではありません。

ただ、

急な依頼だから受ける。
予定が空いているから受ける。
断ると次がないかもしれないから受ける。

と、自動的に決めなくてもよいと思っています。

予定表の空白には、

生活を戻す時間。
休む時間。
予定が崩れたときの予備。
家族へ対応する余白。
何もしない時間。

があります。

そこまで埋めると、仕事は増えても、生活が戻る場所がなくなります。

次に急な依頼が来たら、

この時間は、本当に余っているのか。
それとも、今日を崩さないために残していたのか。

と一度だけ見直す。

そのうえで、

今日はそのまま受けるのか。
一部だけ対応するのか。
納期を相談するのか。
明日ならできると伝えるのか。
今回は休息を残して見送るのか。

まで分けて考えます。

空いている時間を全部差し出さなくても、働いていけます。
仕事を入れなかった時間も、生活を続けるために使われています。


あわせて読みたい:

今回の記事では、急な依頼が来たとき、予定表の空白だけを見て判断せず、その時間が生活の中で何を支えているかを確認することについて書きました。

ただ、実際には、

急ぎだけれど、報酬は悪くない。

作業量は少ないけれど、今日中の納品が必要。

対応はできそうだけれど、休息の時間がなくなる。

今回受ければ収入の上乗せになるけれど、翌日の仕事へ影響しそう。

というように、複数の条件が重なります。

そのときに迷うのは、

今回は受けるのか。
一部だけ引き受けるのか。
納期を相談するのか。
別の日なら対応できると伝えるのか。
今の生活には入らないとして見送るのか。

という判断です。

有料記事では、そうした条件がぶつかったときに何を優先するか、仕事へどのような役割を持たせるか、受ける・試す・条件を相談する・保留する・見送るへ分けて考える流れをまとめています。

「時間だけなら空いている。でも、この仕事を入れて大丈夫?」と迷ったときに、自分の生活条件へ戻って次の判断を考えるための記事です。


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