白いミニマリスト部屋をやめた理由|黒×木目で作るホテルライクな暮らし
地元に戻ってきて、もうすぐ3ヶ月になる。
時の流れは早い。
引っ越しをきっかけに、
たくさんのものを手放したことは前回の記事でも書いた。
▶︎ものを減らしたら、写真が自由になった|ミニマリストと写真の話
何もなかった一人暮らしの部屋も、
ようやく生活のベースが整ってきた。
今回は、その中で気づいた「自分にとって心地いい空間」の話。
ミニマリストは白い部屋と言う思い込み
かつて東京に暮らしていた頃は、SNSやPinterestで見かけるような、白メインのミニマリストの部屋だった。

白い壁。
白い家具。
さすがに床に白いタイルをひくまではしなかったけど、トータル的には余計なもののない空間。
美しいと思ったし、それが正解だと思っていた。
でも実際に暮らしてみると、どこか落ち着かなかった。
部屋は整っている。
散らかってもいない。
なのに、しっくり来ない。
今思えば、僕は「好きな空間」ではなく、「ミニマリストらしい空間」を作ろうとしていたのだと思う。
白が正義という思い込み
ミニマリズムという言葉を知ってから、無意識のうちに「少ない=白」という方程式を持っていた。
確かに白い空間は美しい。
写真映えもする。
でも、自分がホテルで落ち着く部屋を思い返してみると違った。
高級ホテルの部屋は、意外と木目が多い。
黒も使われている。
照明も暖色だ。
無機質ではなく、温かい。
静かだけど冷たくないのだ。
僕が本当に好きだったのは、どうやらそっちだった。
目指したのは、ホテルライクな温もり
そこで、今回の部屋作りでは考え方を変えた。
白を減らすのではなく、木を増やす。
温かさを足す。
でも物は増やさない。
目指したのは「温もりのあるミニマリズム」だった。

木目。黒。間接照明。
そして余白。
それらを少しずつ組み合わせながら、今の部屋を作っていった。
黒フレームのベッドを選んだ理由
最初に決めたのはベッドだった。
部屋の中で最も面積を占める家具だからだ。
木製フレームも検討した。
でも最終的には黒いスチールフレームを選んだ。

理由は単純で、部屋全体を引き締めてくれるから。
黒が一本入るだけで、空間に芯が生まれる。
僕にとってこのベッドは、家具というより空間の骨格だった。
▶︎ 僕が選んだベッドフレーム
特に高価なものは選んでいない。
しっかりとした作りで、ロータイプにした。
木目天板のデスクを選んだ理由
デスクも最後まで悩んだ。
ステンレス天板にするか、木目にするか。
結果的に木目を選んだ。
部屋の余白を活かしたかったからだ。
薄くて小さく、でも機能的なものを探した。

部屋の中で最も長く過ごす場所に、少しだけ温度が欲しかった。
木目は視覚的なノイズでもある。
でも、そのノイズが心地いい。
真っ白な机よりも、少しだけ表情がある方が落ち着く。
▶︎ 木目デスク
棚は「余白を飾る」ために置いた
本当は無くても暮らしていけるけど、余白を飾りたくて棚を購入した。

実はこれ、テレビボードだ。
幅150cmとかなり大きい。
でも、それくらいの余裕が欲しかった。
部屋の印象は、大きな家具で決まる。
ベッドの次にこれを置いた瞬間、空間の空気が変わった。
黒フレームに木目天板。
ベッドと同じ統一感を纏う家具は、一気に部屋の表情を決める。

物を収納するためじゃない。
これは余白を飾るために置いている。
だから今、この棚の上にあるのはコーヒーミルとバルミューダのケトル、小さな鉢植えだけだ。
それで十分だった。
▶︎ 飾り棚代わりのテレビボード
白じゃなくてもいい
ミニマリズムに正解はない。
白い部屋が好きなら、それでいい。
でも、もし僕と同じようにどこか違和感を抱えているなら、「本当に落ち着く空間は何か」を一度考えてみてもいいかもしれない。
僕の場合、答えは白ではなかった。
黒と木目だ。

そして、その空間の方が、少ない物で暮らすことを自然に続けられている。
大事なのは、ミニマリストらしい部屋を作ることじゃない。
自分らしく暮らせる部屋を作ること。
そして僕には、
白じゃない部屋の方が、なぜかあっているみたいだ。
そして面白いことに、
部屋が整うほど、写真もシンプルになった。
以前は「何かを探して」歩いていた。
今は、光や影の変化だけでシャッターを切っている。
フィルムカメラの、出番も増えそうだ。
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