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⑶離れようとしたときに起きること ― それは「間違い」ではなく回復のサインです ―

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第一回


第二回


「距離を取ることが大切」と分かっていても、
実際に離れようとすると、思っていた以上に苦しくなります。

・こんなことで離れていいのだろうか
・やりすぎなのではないか
・私が冷たいのではないか

頭では分かっているのに、
心が強く引き戻される。

でも、それは「間違い」ではありません。

むしろ、とても自然な反応です。


はじめに

離れようとしたとき、多くの人が最初に感じるのは

「罪悪感」です。

相手を見捨てるような感覚。
自分だけ逃げるような感覚。

それは、あなたが優しいからではありません。

そう感じるように、長い時間をかけて作られてきたからです。


なぜ苦しくなるのか

関係の中で繰り返されてきたのは、

・相手の機嫌を優先すること
・自分の感情を後回しにすること
・問題を自分の責任として抱えること

でした。

その状態が長く続くと、

「相手を優先すること=正しい」
という感覚が当たり前になります。

だから、離れようとした瞬間に、

「自分が間違っているのではないか」

という強い違和感が生まれるのです。


引き戻される力の正体

もう一つ、強く働くものがあります。

それが、

「元に戻そうとする力」です。

・やっぱり話せば分かるかもしれない
・今回は自分が我慢すればいいのではないか
・ここで離れたら、すべてが壊れてしまう

そうやって、自分を説得し始めます。

でも、それは「愛情」ではなく、

これまでの関係で身についた“習慣”です。


本当に起きていること

離れようとして苦しくなるとき、

実際に起きているのは

「関係が壊れている」ことではありません。

「自分の感覚が戻り始めている」状態です。

今まで抑えてきた違和感や感情が、
一気に表に出てくる。

だから苦しい。

でもそれは、
壊れているのではなく、正常に戻ろうとしている反応です。


どう乗り越えればいいのか

この時期に大切なのは、

「判断しないこと」です。

・これで良かったのか
・間違っているのではないか

と結論を急がない。

代わりに、

「今はそう感じている」と受け止める

そして、

・距離を戻さない
・無理に理解しようとしない
・自分の感覚を優先する

これだけで十分です。

回復は、一直線ではありません。

揺れながら進んでいくものです。

これからのあなたへ

離れようとしたときに感じる苦しさは、

「間違っているサイン」ではありません。

「戻らなくていい」というサインです。

今まで感じられなかった違和感を、
ちゃんと感じられるようになっている。

それは、大きな変化です。

怖くてもいい。揺れてもいい。

それでも一歩引いたあなたは、
もう元の場所には戻れないところまで来ています。

あなたは、間違っていません。


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