“共有だけで終わる会議”を変える3つの視点 ― ケースカンファレンスを有意義にするために ―
情報共有で終わる会議
ケースカンファレンスって、“共有して終わり”になっていませんか?
私は「この会議、意味あるのかな…」って思うことがほとんどでした。多くの会議において、情報共有の時間がほとんどだったからです。違和感を感じながらも、周りの人が満足そうな顔をしているのをみて、「こんなもんなのかな…」と納得させていました。
でも、ある程度経験を積んだ今、その違和感が間違っていないことに気づきました。会議を情報共有の場にしてしまうことは、とてももったいないことなんです。
ケースカンファレンスの誤解
(1)現場のプロ=会議のプロではない
福祉の現場に携わる方は、熱意のある方が多く、大変な現場の中で頑張って働いています。しかし、現場での能力や熱意がどんなに高くても、会議を上手くまとめる力があるわけではありません。
そんな方ほど発言力があるものですが、必ずしも会議を上手に回せるというわけではありません。
(2)会議で情報共有することが当たり前
情報共有そのものは重要です。でも、それだけなら会議でなくても成立します。情報共有だけで会議を満足させていませんか?結果としてどんどん論点がズレていっていませんか?
(3)意見がたくさん出れば良い
長い時間をかけて、たくさん意見が出れば良い会議というわけではありません。会議の目的はなんだったんでしょうか。極論を言えば、会議の目的さえ達成すれば、5分の会議でもいいはずなんです。
何が問題なのか
"情報共有のための会議"なら、全く問題はありません。
しかし、本題があるにも関わらず、論点のズレた情報共有をしてしまうことにこそ、問題があるんです。次のような情報共有になっていたら、要注意ですよ!
・ケースの問題点ばかり話している
・論点がズレている
・そもそもゴールが分からない
たくさんの意見が出ていても、話しているレイヤーがバラバラでは、会議はまとまりませんよね。結果として、何も決まらない会議になってしまいます。
有意義な会議にするために
短い時間で効果的な会議にするために、次の3つの視点を持ってみてください。グッと会議の価値が上がるはずですよ。
(1)意見だしの方法を細分化する
情報共有の内容を細分化してみましょう。
ケースの問題点、上手く行ったこと、今後の希望など、いくつかの項目に分けられます。細分化することで、ある程度ズレが生じても、ゴールと近い内容を拾いやすくなります。
(2)最初にゴールは確認する
会議冒頭に、何を議論したいのか、今日の会議のゴールはどこなのか、必ず共有しましょう。
当たり前のようですが、意外と全体で共有できていない場合が多いです。
(3)会議を視覚化する
一番簡単な方法は、ホワイトボードに書いていくこと。
タイトルとして、会議のゴールを書き、情報共有の内容も、項目ごとに書けるようにします。
これで、論点がズレてきたときに立ち返りやすくなります。
明日から変えられる行動
いかがでしょうか。
やることはシンプルですが、実践してみると、驚くほど会議の質が変わります。でも、いざ実践しようとしても、最初はなかなか難しい…。
そんなあなたが、明日から実践できることを最後にご紹介します(^^)
・ゴールを意識する
・視覚化を意識する
・次の一言を投げかけてみる
「少し戻してもいいですか?今日って〇〇について決めるんでしたよね?」
会議を変えるのに、大きな改革は必要ありません。
まずは一言、論点を戻す勇気。
それだけで、ケースカンファレンスの質は大きく変わります。
