見出し画像

THE ORIGIN OF ULTRAMANを観てきました

先日7月10日はウルトラマンの日ということで、一週間待ってあえてこの日に観てきました、こちら。

家の近くの映画館だと二週目からもう一日一回になっていてヤヴァめの状況でしたので、特撮好きの友人と共にTOHOシネマズ新宿に飛び込みました。まぁこちらも一日二回でしたが。
随分久しぶりだな~と思い鑑賞記録を振り返りますと、前にTOHO新宿に来たのは一昨年のぼざろ総集編前編の時でした、なんと2年振り。池袋の方はチョコチョコ行ってたんですけどね。

この作品、初報が出たのは4月だったんですね、もうそんなに経ってたかという気持ちです。


Filmarks感想

THE ORIGIN OF ULTRAMAN(2026年製作の映画)

7月10日、ウルトラマンの日に鑑賞。

60周年記念ドキュメンタリーとして、ウルトラマンに感銘を受けた著名人の言葉で紡がれる2時間。
全編通して思ったのは、やはり初代ウルトラマンは「昭和41年の奇跡」だったのだな、ということ。高度経済成長期、テレビの普及期、それでありながら映画より低俗に見られていたテレビの現場。そこに集まった反骨精神溢れる若者たち。時代が作った状況と溢れるエネルギー、独創性の結晶がウルトラマンだったことを感じた。

それを多感な時期に浴びて育ったクリエイター達ももう還暦を迎え、世間的には巨匠と呼ばれている。そんな大物たちが語るウルトラマンの話は、極めて高解像度だった。
この手のドキュメンタリーでは大方当時の制作サイドの人間から証言を得ることが多いが、今作では成田亨氏の息子さんか、桜井浩子さんくらい。にも関わらず、言語、文化の違う外国人までウルトラマンの良さをしっかり汲み取っていて、頷きっぱなしの120分になっていたのは凄いと思った。
1935年制作の円谷英二監督による特撮作品「かぐや姫」など、初めて観る貴重な映像もありまた一つ、ウルトラファンとして深い域に入れた感覚があったのは収穫である。

直接「好き」という言葉を使わずにこれだけの「好き」が溢れている60年前の少年たち。
わざわざ映画館でやるほど?な声もあったが、これを観に映画館まで行ったんだぜ、というのもまたファンのステータスであろう。意義はあると思う。
もちろん円谷オフィシャルなので本編映像も差し込まれるが、内容はただのファントーク。こんなコントラストの映像が劇場公開される程のコンテンツに、60年の重みを感じることが出来た。

幼少期からウルトラ好きで、このオジサンたちにひたすら共感できる人間で良かったな〜と感じました。
ウルトラの光は、これからもずっと地球を照らしていくと確信しています。

スコア…4.0


何もかもが発明だったウルトラマン

ウルトラマン、怪獣のデザイン。それらが出す音、巨大な生物が実在しているかのように見せる映像。そのどれもがウルトラマン以前にこの世に存在しなかったもので、ウルトラマン以後の作品に多大な影響を与えています。今回の映画で庵野監督が仰っている「ウルトラマンの呪縛」は、世界中にかかっているんだなと感じられましたね、ただのテレビ番組の域を越えた存在だと思います。

このポスターが何故モノクロなのか、を考えると…おそらく、
今回の映画の出演者が観ていた当時は白黒テレビだったから、ということでしょうか

ウルトラマンの魅力と言えばとにかく、怪獣ですよね。ただ倒されるために出てくる存在ではなくハッキリとドラマに絡んでいる。ウルトラマンと怪獣を「コスモス(秩序)とカオス(混沌)」と表現されていました。これは、善悪の概念よりもっと大きいものです。悪党を倒すヒーローというテレビ番組はそれまでにもあった訳ですから、この概念もある種の発明だったと言えるのではないでしょうか。考えれば考えるほど、シン・ウルトラマンはこの辺をしっかり汲み取ったリブートだったんだなと思わされます。禍威獣、外星人はどれも敵意や害意がないんです、生存のためか、良かれと思って人間を攻撃、侵略していたことが共通していますよね。人間にとっては生態を脅かす敵であっても、悪かと言われると一概には言えない。だからこそ、調和の可能性もあることを伝えているのが、戦争を体験した世代が創り上げた空想特撮のメッセージであり、現代にも受け継がれてきた60年の軌跡であることを噛み締めさせられます。

見ようによっては、ウルトラマンこそ畏怖の対象になり得ますからね
両手放しで「頑張れ~」とは、なかなか言えないんじゃないですか

映画鑑賞後に友人と話した中で言ったことを記録しますが、こういう作品の根幹、本質的な部分は現代にもしっかり受け継がれている…というより、そういう部分しか残らないんだろうなと実感したんですね。それこそ70年代はブームに乗って数多くの特撮TV番組が作られたわけですが、残ったのは御三家と言われるシリーズのみ。言葉は悪くなりますが上辺だけ模倣した作品は単発で消えていった印象ですね。
だからこそ、ウルトラマンはこの先も何十年経とうと続いていくのではないでしょうか。時代が移り変わっても残り続ける普遍性、芸術性があります。


映画の後はさらに「ウルトラマンらしさ」を摂取

映画の中で小島監督が仰った、「戦争体験のある世代の方は、戦艦や戦闘機は大好きだけど反戦」という言葉が、まさに某アニメ監督だなぁと思ったり、樋口監督が「ウルトラマンのおかげで」と言う対のように庵野監督が「ウルトラマンに囚われている」と言ったり、ところどころクスッとなる部分もある熱いドキュメンタリーでございました。

映画後、カラオケルームで友人と余韻のままにウルトラマン鑑賞会とシャレ込みました、実に有意義な休日の過ごし方であります。

プロジェクタールームでBlu-ray鑑賞
庶民の出来る最高級の贅沢だとは思いませんか

今回選んだエピソードは、先日感想を綴りもしましたこちらの回です。

第35話「怪獣墓場」

可愛い可愛いシーボーズを堪能してまいりました。
あらためて観ると、冒頭の「宇宙に放り出された怪獣たち」って言うけど光線で爆散してませんでしたか?とか、基地の屋上で変身したら流石にバレるでしょハヤタさん、とか怪獣供養で涙を拭うフジ隊員の「なんかノリでやってる感」とかツッコミ所も多々あります。
しかし怪獣は悪ではない、をこれほど体現している回もなく、ウルトラマンを象徴する傑作回であることも間違いないですね。あの大きさでなければ、シーボーズは地球で共存できそうです。

新番組テオや、待望のリリース情報もあったりでウルトラ関連が熱いここ数日、話題に事欠かない日々が続きそうであります。
ひとまずドキュメンタリー、とても良かったです!





いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集