見出し画像

Eric Clapton 80歳, 武道館公演 106回目 〜 2025年4月19日, いやはや 素晴らしかった

2年前に生観・生聴きした武道館公演 ジャスト100回目ライヴも十分に満足したけれど, 先週土曜のライヴ, その序盤で早くも驚いたのが, 78歳の前回よりも 80歳の今回の方がギターの手数が増え, 弾きまくり感が強まっていたこと。20年前とかと比べれば少ないけれどね, そりゃ勿論。しかし円熟味はもともとあるわけで。一方でヴォーカルの音域とか声量とかの面で「年齢による衰えは否めない」感はあったものの, クラプトンの存在感やらギター・プレイ(とりわけ終盤の "Old Love" でのギター・ソロ!)やらで 十二分に補っていたと思うし, とにかく大満足の, 心打たれ, 聴き入り続け, アンコール間際や終演時には名残惜しさを感じさせる, 結局「素晴らしい」の一言のライヴだった。

さて, Clapton ファン歴 半世紀余, 初めて行ったロック・コンサートが中学3年の時, 1975年の Clapton 2度目の来日公演, 同年10月29日の静岡駿府会館。少なくとも日本ではまだ「ギターの神様」扱いだった Clapton が, 日本に数ある地方都市に過ぎない静岡になぜ来てくれたのか, それは永遠の謎。調べれば事情分かりそうなもんだが, 謎のままにしておきたくて, 謎だ謎だと半世紀 言い続けながら, 調べたことなどない(笑)。

何はともあれ, 今回が, Clapton ライヴ生観・生聴き 16回目。今回も一緒に行ったカミさんは 14回目(1回は 息子がまだ 1歳1か月の時で交代で行ったので, 夫婦一緒に行ったのは13回, そのうち 10回は息子も含め3人で)。


Eric Clapton, 武道館公演 106回目 〜 2025年4月19日

いざ, 武道館へ

「いざ, 武道館へ」って, まぁ俺は柔道家ではないんだけどね。柔道着, 持ってないし(笑)。

いざ, 出陣(ではない)。とはいえ, 2025年4月19日 武道館行きの出で立ち, カミさんは 1988年3月の新婚旅行の際, フランス・オンフルール(*1)のブティックで買ったスカート, 久しぶり。拙者は, 2006年12月3日, カミさんと当時 中学3年の息子, 家族3人で クラプトンのさいたまスーパーアリーナでのライヴ(*2)を観た時に買って, 以降ちょくちょく着てきた, Derek and the Dominos 時代のクラプトンの勇姿がプリントされた Tシャツ(*3)。

せっかくの東京行き, まずは(Clapton ではないけれど)Rod Stewart の "You're in My heart"(*4)の歌詞にその名が出るビアズリーの作品展へ(*5)。見所満載, 充実の「ビアズリー回顧展」(後日, 別途 note 投稿, たぶん!)。

「後日, 別途 note 投稿」した(2025年4月24日)。

その後, 「九段下」付近でパスタ昼食, 昼食後, いざ武道館へ。

♫ ♫ ♫

*1 まぁこれはクラプトン武道館の話とは関係ないんだけど。しかも件(「くだん」, 武道館の最寄駅は「九段下」ですね)のスカートの写真も載せてないんだけど, 何はともあれ, 1988年3月 新婚旅行のフランス。

*2 Eric Clapton, Derek Trucks, Doyle Bramhall II の 3人による "Motherless Children" スライド3人揃い踏みが聴けた, その他諸々, 超絶良かったライヴ。

*3 Tシャツのプリントはこれ。これ書いてる今現在, 洗濯してベランダ干し真っ最中。以下はネットから取り寄せた写真。

*4 I took all those habits of yours that in the beginning were hard to accept, your fashion sense, Beardsley prints ..

"You're in My Heart (The Final Acclaim)" by Rod Stewart, ロッド・スチュワート「胸につのる想い」 〜 歌詞和訳

*5 Aubrey Beardsley 回顧展

ビアズリー展 観て, 昼食すませて, いざ武道館へ。

ただただ, 素晴らしかった

いよいよですなぁ。

とりあえず, つい記念買いするパンフ, それから Tシャツをゲット(*1)。

開演は少しだけ遅れ, 17時を少し回った頃だったかな。終演が 18時45分過ぎくらい。1時間45分弱になるけれど, 何しろクラプトン, いつもながら MCらしいMCは正真正銘のゼロで, Thank you もしくは「どうもありがとう」ぐらいしか喋らない(後者の方が多かった), 喋らないだけでなく, 曲間のブレイクがほとんど無く, 1曲終えてそのまま まるでメドレーであるかのように(実際にはメドレーではないけれども)次の曲のイントロに入っていくケースも少なくなく(拙者はそういう雰囲気が好きだが), その意味で, 分かりやすい話, 要はステージでだらだら喋るミュージシャンのそれと比較するなら, 歌と演奏が占める時間が 100パーセントに近いような, 言わば圧倒的な密度のパフォーマンスなので, 1時間45分だろうが 1時間40分だろうが, 短い感じは全くない。

ただ, しかし, アンコールの時間になる前辺りから早くも名残惜しさを感じるようになり, アンコールや終演の時はその名残惜しいと思う気持ちがかなり強くなった。

それはやはり, まずはものすごく充実したライヴだったことと, それだけでなく, さすがにクラプトンの年齢を考えれば この先また来日してくれるかどうかなど予測もつかない(来てくれるような気はするし, 期待はするけれど), その両方がないまぜになって, そんな気持ちになったんだと思う。

2年前に生観・生聴きした武道館公演 ジャスト100回目ライヴも十分に満足したけれど, 先週土曜のライヴ, その序盤で早くも驚いたのが, 78歳の前回よりも 80歳の今回の方がギターの手数が増え, 弾きまくり感が強まっていたこと。20年前とかと比べれば少ないけれどね, そりゃ勿論。しかし円熟味はもともとあるわけで。一方でヴォーカルの音域とか声量とかの面で「年齢による衰えは否めない」感はあったものの, クラプトンの存在感やらギター・プレイ(とりわけ終盤の "Old Love" でのギター・ソロ!)やらで 十二分に補っていたと思うし, とにかく大満足の, 心打たれ, 聴き入り続け, アンコール間際や終演時には名残惜しさを感じさせる, 結局「素晴らしい」の一言のライヴだった。

今日の前口上より

バンドメンバーとセットリストは, 次節に掲載の通りだけど, Cream の曲がわりと多く, それ以外にも 長年クラプトンのライヴを観てきた身にはもちろん馴染みのある曲が多かった(一方で, ライヴで, 要は生で 初めて聴く曲も複数)。何度も聴いてきた曲でも「イントロの入り方」のような些細なことを含め新鮮なアレンジが施され, マンネリ感は全くなかった。

最初の曲 White Room は日本でのライヴで演奏するのは 2003年以来, 22年ぶりらしいけれど, え, そんなに長くライヴで聴いてなかったっけ?と意外な感じ。この曲は 1978年, 高校の時に学園祭でやったし, 1990年代にカミさんと一緒にバンドやってた時のレパートリーにもあって, 思い出が多い。

1曲目が終わって直ぐにイントロのカッティイングを始めた Key to the Highway は, アップテンポなブルーズ・ナンバー。レコードの音源があるものの中では Derek and the Dominos 1970年リリース "Layla and Other Assorted Love Songs" 収録の, 故 Duane Allman のスライドと共にやってるヴァージョンが一番, あのヴァージョンはゆっくりめのテンポだね。ともあれ, アップテンポでもスローでも, ノレる曲。

3曲目は Hoochie Coochie Man, これもこれまで何度もクラプトンによるカヴァーを生観・生聴きしてきたけれど, 今回のはかなり良かった。ヴォーカルもギターも力強い。

4曲目は Sunshine of Your Love, 1曲目の "White Room" 同様に日本でのライヴでは 2003年以来らしいのだが, しかしこの間, 何回かライヴで聴いていたような気がしていた。何回もコンサートに足を運んでいるせいか, そもそもあまり意識したことはなかったけれど。ともあれ, 個人的には, やはり "White Room" 同様, 1990年代にカミさんと一緒にやってたバンドで レパートリーにしていた曲。いろいろ思い出がある。

今回のこの曲は, 有名なイントロのリフに入る前に 2,30秒だっただろうか, もう少し長かっただろうか, クラプトンがギターでアドリブっぽいソロを弾き, そこからあのリフへ。意外性のある展開だった。歌が始まってからも, 例えば Chorus に入る前, "I’ve been waiting so long" の後, "To be where I’m going" の後, そこに入るドラミングが小刻みでカッコよく, 聴き慣れた曲であっても, 十分に楽しめた。

5曲目からは アコースティック・セット(バラカン流だと「アクースティック・セット」)。

まずは ロバジョンの Kind Hearted Woman, やはり音がいい。当たり前(笑)。

続いて, 新譜(2024年10月リリース) "Meanwhile" に収められていた The Call, フォーク・シンガー Bob Neuwirth (June 20, 1939 – May 18, 2022) 作ということだが, この人のことは新譜を買うまで全く知らなかった。

この曲。沁みる。

7曲目, アコースティック・セットの3曲目は, 1978年リリースの "Backless" 収録の Golden Ring, 1978年と言えば, パティ・ボイドが ジョージ・ハリスンと離婚した1977年の翌年で, クラプトンと結婚する1979年の前年。そんな絶妙(文字通り「妙な」言い方だね)のタイミング。

4年前, コロナ禍での Lockdown Sessions でもやっていた。

8曲目, アコースティック・セットの4曲目は, Blind Faith 時代の曲, スティーヴ・ウィンウッド作の Can't Find My Way Home, この曲では ベースの ネイザン・イーストが リード・ヴァーカル, ファルセット・ヴォイス(裏声と言うべきかファルセット・ヴォイスと言うべきか, 同じことか, 微妙)で聴かせた。

9曲目, アコースティック・セットの5曲目は Nobody Knows You When You’re Down and Out, クラプトン 1992年, あの "Unplugged" でより広く知られるようになったこの曲。

この曲, 24年前に家族3人で人前で演奏したことがある(筆者つまり拙者は ヴォーカルとギター, カミさんが ピアノ, 当時 小学3年の息子が コーラスとタンバリン *2)。クラプトン武道館ライヴ・リポート書きながら「場違い」だけど, まぁ個人の思い出ですわ。

10曲目, アコースティック・セットの最後の目は, Tears in Heaven, これも 1990年代, カミさんと一緒にやってたバンドで演奏したことがあるし, 歌詞を訳してもいるしで(次節にリンク), 個人的にも思い出深い曲。

この曲, しばらく前から, クラプトンはリリース当初あるいは 1992年のあの "Unplugged" のライヴ・ヴァージョンよりもアップテンポで, 言わば軽快なリズムで演奏するようになった。それでも当然ながら曲のムードや歌い方はやはりあくまで神妙な趣きだ。実際, 今回も, 歌い終えた時のクラプトンの顔は, 一瞬, というか 2, 3秒の間, 何か特別な想いに耽るような表情に見えた(「一瞬」「2, 3秒の間」「耽る」というのは 些か矛盾した表現ではあるけれど)。

11曲目からエレクトリック・セットに戻り, まずは Cream 時代の曲で, ジョージ・ハリスンとの共作 Badge, クラプトンはかなりこの曲が好きなようで, これまでのライヴでも何度となく聴いてきた。

曲そのものの良さが一番だろうけれども, クラプトンとジョージ(一方を姓で呼び他方を名で, もちろん他意は全くない, 単に馴染んだ呼び方)の文字通り「特別」と言っていい関係を考えれば, 楽曲の良さ以上のものが感じられもする。

ビートルズ時代のジョージの名作 "While My Guitar Gently Weeps" (1968年) で正式なクレジット無しでリード・ギターを弾いたクラプトン, 同じ女性を愛し(クラプトンが後です, 因みにクラプトンとパティの結婚式だったかパーティだったかその両方だったか, 調べりゃ分かるけどまぁいいや, とにかくパティの元夫で 2年前に離婚したジョージが出席してる), それぞれがその女性にインスパイアされた歌を書き, その後も「盟友」の関係が続き, クラプトンが自らのバンドの支援でジョージの来日公演を実現させる(1991年, 彼の生涯最後のコンサート・ツアー), ジョージの死後一周年の2002年11月29日にはクラプトンの企画による追悼コンサートが開催される, 等々, 二人の紆余曲折の親交を物語るエピソードは書き出せばキリがないほど。

12曲目は Old Love, 既に破綻してしまっていたパティとの結婚生活(1979年 結婚, 1989年 離婚)に終止符を打ったクラプトンが, 1989年リリースのアルバム "Journeyman" に収録した曲。

話をしばし音楽そのものから離すと, パティにとってクラプトンは明らかに「良き夫」ではなかったし(そもそもというか何というか, その頃のクラプトンは重度のアル中でもあった), クラプトンは複数回の「浮気」もしたし, 少なくとも結婚生活の後半はパティには極めて辛い日々だったに違いないと思うが .. 。因みに, 幸いなことに, クラプトンもパティもその後それぞれ結婚し, それぞれが幸せな結婚生活を送っている(たぶん!)。

音楽に戻そう。この Old Love での クラプトンのギター・ソロは, 間違いなく, この日のライヴのハイライトだった。もうこれは涙もので, 文字通り泣けてくるほどに沁みるギター・ソロだった。いま思い出しても, 彼の1975年リリースのライヴ・アルバム "E. C. Was Here" を捩るなら(文字るなら), E. C. Was There と言いたくなるギター・ソロ, 見事だった。いや漢字に拘れば(拘り過ぎだ), 「見事」ならぬ「聴事」(きごと?)。

そして 13曲目は ロバジョン(レジェンド Robert Johnson!)の曲を Cream 時代のクラプトンがアレンジしたあの曲,

Crossroads (Robert Johnson, arr. Eric Clapton) from Cream's 1968 album "Wheels of Fire"

このときのクラプトンのギターはほんと凄まじい, 要するに凄まじく素晴らしいけれど, 随分と昔, 筆者が若かった頃(まぁクラプトンも若い頃です, 当然ながら), クラプトン自身はあのギター・ソロを気に入ってないらしい, なんて記事を読んだことがある, 真偽のほどは分からないけれども。

こういうのはあり得ることではある。クラプトンの話じゃないけど, 筆者が一番好きなピンク・フロイドのアルバムは "Meddle" と "Atom Heart Mother" なんだけど, フロイドのメンバーは確か少なくとも後者の方の出来はあまり気に入ってないらしく。まぁリスナーの好みとミュージシャンの自己評価は必ずしも一致しないわけで。

何はともあれ, だいぶ以前からのクラプトン, Crossroads は Cream 時代のような言わば「激しい」弾き方はしていない。そもそもテンポもゆっくりめ。

14曲目もロバジョンの曲, Little Queen of Spades, クラプトンはこの曲もかなり好きなようで, かなり前から, しばしばライヴで演奏する曲だ。

15曲目は Cocaine, J. J. Cale の曲, クラプトンの1977年リリース "Slowhand" に収録。これも長い間 ライヴでやり続けてる曲。ドラッグはえらい昔にやめたクラプトンだけど(笑)。

これ聴きながら, 早くもはっきりと名残惜しい気分が出てきていた。とにかく素晴らしい, 充実した中身のライヴなので, まだまだ聴いていたい気持ちが勝り。

そしてアンコールは Before You Accuse Me, ボ・ディドリーの曲で, 1989年リリースの "Journeyman" 収録。1992年の "Unplugged" ではアコースティックでカヴァーしたけど(あれも最高), 今回のライヴでは "Journeyman" のようにエレクトリックで。

というわけで, 最後をアップテンポ, 軽快なリズムのブルーズで締めたクラプトンの今回のライヴ, 終演直後も名残惜しい気分がいや増す, それでいて(もちろん!)大満足のコンサートでした。

年齢のことをあまり強調しなくていいんだろうけど, でもなぁ, やはり 80歳であれだけの力強いヴォーカル, 2年前には「減った」と感じた手数が今回増え, 変わらず「沁みる」ギター・ソロ。また日本に来てくれて, 生で聴く機会を与えてくれて, これはもう感謝する他ない。心から「ありがとうございます」のライヴ。

終わってみたら, Cream の曲も, パティ絡みの曲も複数, もちろんブルーズ・カヴァーも複数, エレクトリックもアコースティックもあり, 新譜からの曲もあり, そういうわけで, セットリストもかなりいい構成だったのではと思う。

♫ .. ♫ .. ♫ ..

*1 まぁ買った Tシャツまで此処に載せることもないんだけど(笑), 以下は udoのサイトから拝借。背中にクラプトンの Japan Tour 歴があるのが気に入った。

クラプトンの来日公演は 今回が 24回目。拙者は先週土曜が 16回目のクラプトン生観・生聴き。カミさんは 14回目。1992年生まれで現在は韓国・ソウル在住の音楽ライター(兼 韓国企業会社員)である息子は今回行ってないけど, 彼も 1995年の Nothing but the blues つまり "From the Cradle" ツアーの武道館(当時まだ 3歳だった, 親の膝に乗せればフリーで入れた「未就学児童入場可」の古き良き時代, ブルースやロック聴いて育った息子はちゃんと聴いてたし)含め, 計10回 クラプトン生観・生聴きしてる。というわけで, 一家クラプトン漬け。他ももちろん聴いてるけどね。

*2 カミさんは流麗なピアノ弾き, 息子も上手かった。つまり筆者以外は(笑)。

ではでは,

次節では, バンドメンバーとセットリスト, それぞれの曲の収録アルバムなどなどを, おさらい。

バンドメンバー, セットリスト

バンドメンバー, ギターとリード・ヴォーカルのクラプトン以外は,

Doyle Bramhall II- guitar / vocals(相変わらずワイルドだね)
Nathan East - bass / vocals("Can't Find My Way Home" ではリード・ヴォーカル)
Sonny Emory - drums(超絶パワフルなドラミング)
Chris Stainton - keyboards(クラプトンとはかなり長い付き合い)
Tim Carmon - keyboards(過去に何度か聴いてるけど今回もユニークなプレイ)
Katie Kissoon - vocals(1986年リリース "August" 辺りからの長い付き合い)
Sharon White - vocals(前回もこの人と Katie がパワフルな backing を)

セットリスト は, 以下の通り。括弧内はオリジナルもしくは作者(Clapton のみ作者の場合は略)。

Electric Set I:
1. White Room (Jack Bruce, Pete Brown) (from Cream's 1968 album "Wheels of Fire")
2. Key to the Highway (songwriter unknown, Charlie Segar credited on single)
3. Hoochie Coochie Man (Willie Dixon, first recorded by Muddy Waters)
4. Sunshine of Your Love (Jack Bruce, Eric Clapton, Pete Brown) (from Cream's 1967 album "Disraeli Gears")

Acoustic Set:
5. Kind Hearted Woman (Robert Johnson)
6. The Call (Bob Neuwirth) (from Clapton's 2024 album "Meanwhile")
7. Golden Ring (from Clapton's 1978 album "Backless")
8. Can't Find My Way Home (Steve Winwood) (from Blind Faith's 1969 self-titled album)
9. Nobody Knows You When You’re Down and Out (Jimmy Cox) (*1)
10. Tears in Heaven (Eric Clapton, Will Jennings) (*2)

Electric Set II:
11. Badge (Eric Clapton, George Harrison) (from Cream's 1969 album "Goodbye")
12. Old Love (Eric Clapton, Robert Cray) (from Clapton's 1989 album "Journeyman")
13. Crossroads (Robert Johnson)
14. Little Queen of Spades (Robert Johnson)
15. Cocaine (J. J. Cale) (from Clapton's 1977 album "Slowhand")

Encore:
16. Before You Accuse Me (Bo Diddley) (from Clapton's 1989 album "Journeyman")

♫ ♫ ♫

*1 "Nobody Knows You When You're Down and Out" 歌詞和訳

*2 "Tears in Heaven" 歌詞和訳

さてさて。

クラプトン 傘寿(数えじゃなく満だけどね)「武道館公演」チケット予約完了(2024年11月18日)記念, 歌詞和訳 〜 Running on Faith

それは以下の note にて。

次章では, 今から半世紀前にクラプトンを初めて生観・生聴きした話から。

クラプトンのライヴを初めて観たのは, 2度目の来日公演, 1975年10月29日

本章では, 筆者 中学3年 のときに 初めて観た・聴いた クラプトンのライヴ, その思い出と初っ端の Layla 音源を。なお, その後のクラプトンのライヴ, 来日公演などについては, ざっくりと詳しく(どっちだ, 笑), ともかく「詳しくは」, 次章に載せる note の第3章 Eric Clapton 来日公演を, 自分史とともに振り返る にて(続く第4章 Me and Eric Clapton 音源てんこ盛り と共に, 自分の Clapton 愛聴歴・ファン歴を回顧)。

クラプトンが、日本においては少なくとも一部で依然として「ギターの神様」扱いされ、日本だけで通じる「ロック 3大ギタリスト」の一人だった(残りも言わずもがなだが ジェフ・ベックとジミー・ペイジ)時代、1975年の2度目の来日公演の際にその「神様」がどういうわけか筆者が住んでいた田舎町からそう遠くない静岡市にまでやって来て(あの年のツアーの 7回のライヴのうちの 1回が静岡市駿府会館だったのはいまだに謎だ、笑)、当時 中3だった筆者は幸運にもそのライヴを観ることができた。

1975年10月29日、その頃はライヴ会場の警備による規制などは後年と比べて非常に緩く、1曲目の "Layla" のタリラリラリラ〜 ♫ が始まると、会場最後部の席に陣取った筆者も一緒に行った友人も周囲の席にいたファンたちも、我々よりも前方の席にいた観客たちも、とにかく一人残らず全てと言っていい、あっという間にステージ下に向かって殺到してしまった。危ないと言えば危ないんだろうが、それで事故など起きず、そういうかたちでロック・コンサートが成り立っていたのは幸運だったし、そんな幸運と興奮と結果としての安全が全て揃っていたのは、まぁ良き時代だったということなのかもしれない。

筆者も当時でっかいラジカセを持って行って席の下に置いて録音したのだが(そんなバレバレのデカイ録音機材を持参してライヴ会場に入れたこと自体、いまや信じ難いほどの牧歌的な規制の緩さ!)、あの貴重なカセット・テープは何処に行ってしまったんだろうなぁ。アホだった、ちゃんと永久保存しなかったなんて。

以下のは YouTube で見つけた、なんと当時の、つまり 1975年10月29日の静岡市駿府会館(今は「静岡市体育館」になってるらしい)でのエリック・クラプトンのライヴ、クラプトン登場と 1曲目の "Layla",

当日の筆者のように、会場にラジカセを持ち込んで録音した人の、生カセット音源のアップのようで、まぁもちろん録音音質は全然よくないんだけれど、少なくとも当日そこにいてこれを聴いていた当時15歳だった筆者には、めっちゃくちゃ貴重な音源 ♫

キーボード・プレイヤーがいるバンド・メンバーではあったが、聴けば分かる通り、"Layla" のスタジオ・ヴァージョンにおいて極めて印象的な後半のピアノ・コーダ部分がない。これはよく記憶している。何故だったのかな、後年になって何度も何度も足を運んで観聴きしたクラプトンのライヴでの "Layla" (アコギ版でないやつ、もちろん)ではいつも当たり前のように後半ピアノ・コーダのパフォーマンスが付いていたんだが。 .. まぁそれはさておき、とにかく、興奮の一夜だった、45年以上前の静岡市駿府会館の夜。

いまや 半世紀前だね

この観客の中に筆者, 15歳の拙者, いたんですよ。

なお, 上の引用(転載)は, 以下の第1章 Me and Eric Clapton 音源てんこ盛り から。

ではでは。

Eric Clapton 武道館公演 100回目 〜 2023年4月21日

前回の武道館ライヴ。

(目次)

1) 隣町珈琲 に寄ってから 〜 いざ, 武道館 へ
2) クラプトン 武道館 100回目 ライヴ 見聞, いや 観聴 🎶 〜 珍しく セットリスト等に サプライズ も ♫
 (1) 久しぶりの 武道館
 (2) セットリスト(等)に込められた リスペクト 〜 ジェフ・ベック, J. J. ケイル, ゲイリー・ブルッカー(プロコル・ハルム), ジョージ・ハリスン, ボブ・マーリー

 (3) Wonderful Tonight に Katie Kissoon の スキャットはなく, この日から Layla は Cocaine に代わったけれど 〜 いいじゃないか, また クラプトン が来日してくれたんだ, 演ってくれたんだ ♫
 (4) 今回の来日メンバー と 武道館 100回目ライヴ, セットリスト

3) Eric Clapton 来日公演を, 自分史とともに振り返る
4) Me and Eric Clapton 音源てんこ盛り

5) River of Tears 〜 歌詞和訳
6) Tears in Heaven 〜 歌詞和訳
7) Let It Grow 〜 歌詞和訳

8) まだまだ元気な Eric Clapton 〜 今年9月には 久しぶりの Crossroads Guitar Festival 🎸

Clapton の今

新譜

昨年, 2024年10月リリース, フィジカルは今年に入ってから, Meanwhile, めっちゃいいわ。個人的には 2016年の "I Still Do" よりも 気に入ってる。

今回の武道館ライヴでは, この中から "The Call" をやったけど, このアルバム, 1曲目の "Pompous Fool" からナイス。その他, 故 Jeff Beck や, Van Morrison などとのコラボも収録。

毎日のように聴いてる。

そして,

エリック・クラプトン "To Save a Child" 🇵🇸 〜 🇵🇸 抵抗の象徴 🍉 収穫した日に我が家に着

音楽そのものも, もちろん, 素晴らしい出来 🎶

上掲リンクにあるライヴの件は, 以下の第6章でも言及。

ディランもボノも最低だ, 文字通り。他の連中も, ビヨンセ, テイラー・スウィフト, ニック・ケイヴ, トム・ヨーク とかも名指ししたいところだ。

世間で色々とやかく言うところの要するに所謂「キャンセル・カルチャー」, "so-called cancel culture" とは一切関係ないぜ(それ「らしき」反応を見たことがあるので念の為), 俺が連中を嫌いだってこと, それには理由があるってことだよ。

クラプトンに戻ろう 🎶

ライヴ

先月初めには, 今年9月, 80歳とほぼ半年の US TOUR もアナウンス。

クラプトン翁, まだまだ元気だ。

クラプトン, 来日中のインタヴュー (「予想外の」 一般紙による, 充実した中身の取材記事!)

驚いた。読売は好きな新聞じゃないけど, このインタヴュー記事は素晴らしい。どうせ一般紙と思ったら, 豈図らんや(あにはからんや, 「豈」読めんな), まじで驚いてる, 予想外。控えめに言っても「期待以上」, 要するに, 予想もしくは期待を遥かに超える, 率直な問い(インタヴュアーは同紙の編集委員, 西田浩氏)とクラプトンの率直かつ明快な回答による, 充実した中身の取材記事。

いつまでネット上に全文あるか不明。同じ内容だけど, 以下にリンク 2点 貼り, リンクに続いて 抜粋を掲載。

――過去の日本公演で印象に残っているパフォーマンス、出来事を教えてください。

「一番良かったのは、おそらく80年代後半から90年代のコンサートだろう。最初の頃はアルコール依存で、大酒飲みだったんでね。でも80年代後半に禁酒し、人生のあり方、人としてどう生きるか、どう演奏するか、考え方が変わった。そこからもう一度、人生をやり直すことになった

――あなたはブルースから多大な影響を受けつつ、そこにとどまらず、ハードロック、即興演奏、洗練されたポップから叙情味あふれるアコースティックサウンドまで、様々な形でオリジナルの音楽を発展させてきました。今もご自身の音楽の核にブルースがあることはよくわかりますが、あなたの音楽を進化させる動力になったものは何なのでしょうか?

「過去だよ。私はいつも過去の音楽に立ち返る。特にブルースをよく聴く。でも世の中には、ブルースのことを知らない人がまだまだたくさんいる。だから、私は新しいものを見つけるために、何度でも過去に戻るんだ

――なぜそれがコンテンポラリーな音楽に 繋がっていくのでしょう?

再解釈によってさ。私もだが、多くの音楽仲間もそうしている。ブルースやカントリーなど古典的な音楽を演奏しながらも、新しい音楽にしている。それは僕らの責任なんだ

――音楽ビジネスの世界で地位も名誉も確立してしまうと、他の大物との気軽なコラボレーション(共演や共作)は難しくなるはずですが、あなたは多くの実りあるコラボレーションを実現してきました。ジョージ・ハリスン、スティーヴ・ウィンウッド、ジェフ・ベック、B.B.キング、フィル・コリンズ、デュアン・オールマン……。そうそうたる顔ぶれが並びますが、これもほんの一例にすぎません。それも1回限りの共演ではなく、継続的なものが目立ちます。あなたにはなぜそれが可能だったのでしょうか?

ビジネスライクなものでなく、すべて友情と信頼と敬意に根ざしているからさそして誰にも言わず、やってしまう! ジョージ・ハリスンとはよくそういうことをしたよ。ジョージが私のアルバムに参加した時、本名ではなく、アンジェロ・ミステリオソという変名を使ったんだ。ダメだと言われないようにね

――でもそういうコラボレーションをあなたのような大物がやるのは、レコード会社からいい顔をされず、 軋轢があるはずですよね。

気にしなかったよ。彼らはビジネスマンだ。自分たちとは違う世界に住んでいるわけだからね

――これまでのコラボレーションの中で最もあなたを触発し影響を与えてくれたのは誰でしょうか?

「一番良かったのは、つい最近やったブルーグラス・シンガーのブラッドリー・ウォーカーとのコラボレーション(新作アルバム『ミーンワイル』に収録されている)だ。ウィリー・ネルソンの90歳の誕生日のために『オールウェイズ・オン・マイ・マインド』をやったんだ。とても誇りに思えるカバーだったね。今、マール・ハガード(カントリーの大物歌手)の息子のベン・ハガードとブルースナンバーをやりたいと思っているんだ。彼も素晴らしいシンガーだ。そんなふうに常にコラボレーションのアイデアを考えていて、実現することもあれば、しないこともある」

――ジョージ・ハリスンやスティーヴ・ウィンウッドやデュアン・オールマンあたりの名前が挙がるのかなと思っていたので、少々意外でした。

「もちろん、彼らとのコラボレーションはどれもすばらしかった。ただ、どうしても記憶の鮮明な最近のものを選んでしまうようだ。スティーヴ(1969年にともにブラインド・フェイスを結成。大物が並び立つスーパーバンドとして脚光を浴びた。2000年代以降たびたび共演するようになり、11年には2人による来日公演も実現した)とは今でもとても仲がいいよ。最近もパレスチナの子供たちの救済プロジェクトのアルバム『トゥ・セイヴ・ア・チャイルド』(2024年)収録の『プレイヤー・オブ・ア・チャイルド』(ウィンウッドがオルガンを担当している)で共演したところだ。ただ、彼は地元の教会の活動に深くかかわっていて、とても忙しく、予定を合わせるのがなかなか大変なんだ」

――バンド時代も含めこれまで出してきたアルバムの中で、クラプトンを代表する3作を挙げてください。

「『ジャーニーマン』(1989年)、『ピルグリム』(98年)、『レプタイル』(2001年)だな。それとB.B.キングとの『ライディング・ウィズ・ザ・キング』(00年)も入れておきたい」

――選んだ理由をそれぞれ教えてください。

「まず『ジャーニーマン』はアルコール依存を克服し、初めてアルコール抜きで作ったアルバムだからさ。すごく大きなことだった。大きな変化だったよ。『ピルグリム』はドラムプログラムなど、エレクトロニカ(電子音やデジタル技術によって作られた音楽)に取り組んだ、自分にとって冒険的な作品だからだ。収録曲も気に入っているよ。『レプタイル』は亡くなった叔父に捧ささ げた、私の家族の物語と言える内容だけに愛着がある。ブルースの師と仰ぐB.B.キングとの共演は念願だった。そういえばレコーディングの時は2人して食べてばかりだった。本当に食べ過ぎた。クリスピー・クリーム・ドーナツを! でもプレイは完璧だったね」

――アルコール、薬物依存の治療施設「クロスロード・センター」の設立に私財を投じ、30年近くにわたって運営を主導してきました。こういった活動の意義はどこにあると思いますか?

私にとっての心の支えなんだ。自分に対する尊厳というか、ただ何もせずにさまよっているだけの人間じゃないのだと思わせてくれる。私自身のアルコール依存からの脱却を通して得た経験は、きっと誰かの助けになると思っている。私がロックダウンに賛成しなかった理由のひとつもそこにあるんだ。多くの人が家に閉じこもって、アルコールに走った。命を落とした人もたくさんいたし、自ら命を絶った人もいたと思う。メンタルヘルスも深刻だった。だから今後も、クロスロード・センターを続けていく覚悟でいるし、私にとっては最も大事なことだと思っているんだ

――3月で80歳を迎えました。デビューした頃は想像もできなかったでしょうが、80歳になった今もライブやアルバム制作にあなたを向かわせているのは何なのでしょう?

20代の頃は、正直言って30歳まで生きられれば十分、それ以上生きたいとも思ってなかった。酒に溺れ、ボロボロの生活を送っていた時期もあった。でもそれをやめた時、そこから少しずつ、人生が変わり始めた。自分を知り、自分の中に誰かの力になれるかもしれない何かがあることに気づいた。酒やドラッグがなくても、一日一日を乗り越えることができると知った。ちょうどその頃、今の妻と出会い、子供も生まれ、家庭を持った。それ以来、深い絆で繋がった関係の中で、家族がいる人生というものをちゃんと理解し、実感できるようになった。それが今の私の原動力だ。今の私は、ただの普通の男なんだよ

――まさか80歳になってロックンローラーをやっているとは思わなかったでしょうね?

「ああ、今も少しはロックンローラーだ

――90歳を過ぎたウィリー・ネルソンが元気に活動しているように、あなたも生涯現役を目指すのでしょうか? それとも何らかの区切りはつけるのでしょうか?

「私もウィリーのようにバスを手に入れないとな!(ネルソンはツアーバスを我が家と呼んでいる)。冗談はさておき、生涯現役を目指し、やれる限りこれからも続けていこうと思っているよ

「生涯現役を目指し、やれる限りこれからも続けていこうと思っているよ」🎶

Clapton 80歳 誕生日 記念 〜 クラプトンの歌, 「歌詞和訳」集

計 8曲, それぞれの歌詞を和訳。詳しくは 下掲 note にて。

ではでは, というわけで, E. C. Was Here, そして E. C. Was There!! 🎶

いいなと思ったら応援しよう!