NY市長選に絡み, NYに絡む曲
前回の「秋を感じさせる曲, 秋を感じさせる歌」に続き, 今回も軽めのノート。堅め(固め, 硬め, 漢字を迷うけれど堅苦しい話はいいか)の話は第1章「オープニング」だけで, 残りは全て「NY絡みの曲, NY絡みの歌」。
因みに今日のタイトル上の画像は The Manhattan Transfer "The Boy from New York City" 収録, 1981年リリースのアルバム "Mecca for Moderns" のカヴァー(ジャケット, スリーヴ)の一部。オリジナルに敬意を表して(彼らの "The Boy from New York City" はカヴァー曲)1964年に最初にあの曲をリリースした The Ad Libs の写真を, とも思ったけれど, マントラ(マンハッタン・トランスファー)はカミさんと 1回, その後, 息子も含めて 3人で, 計2度ライヴを観た大事な(ライヴ観た経験上 大切な)存在なので, やっぱ マントラ。
オープニング 〜 NY市長選「雑感」
2025年11月4日 投開票の NY市長選で当選, 2026年1月 NY市長就任予定の Zohran Mamdani は 1991年10月18日 ウガンダ生まれの 34歳(文化人類学者の父と映画監督の母はインド生まれのインド人), 世俗政治の民主社会主義を標榜するムスリムで, 7歳の時にアメリカ合州国 ニューヨーク市に移住。だから 彼は, Englishman in New York ではありません。まぁしかし, アメリカ合州国は元来, 移民による「人工的国家」(だから入植者植民地主義の侵攻国家・新興国家「イスラエル」と仲いいのかね, Mamdani はこれまでの「イスラエル」の奴隷みたいなアメリカ(*1)の政治家とは一線を画すようだけど, しかし括弧のなか長いね), 元を辿れば移民だらけであって, 先住民は Englishmen に土地を奪われた(*2) ネイティヴ・アメリカンだけだ。
*1
*2
拙者による歌詞和訳, 略して「拙訳」, 中身は「良薬は口に苦し」, 良訳。
ではでは, 今日の本題, NY市長選に絡み, NYに絡む曲 へ。
ボーイ・フロム・NYシティ 〜 The Boy from New York City
マントラ 1981年リリース, The Ad Libs が 1964年にリリースした曲のカヴァー, 日本でのシングル盤の邦題は「ボーイ・フロム・NYシティ」だったようで。「ニューヨークから来た少年」にはしなかったんだね(笑)。
アメリカでのシングル盤は収録アルバムに先行して 1981年5月リリース(アルバム "Mecca for Moderns" は同年6月リリース), Billboard Hot 100 最高位 7位のヒットを記録。
The Boy from New York City 〜 The Manhattan Transfer
時代もだいぶ後, マントラの方がオリジナルよりも「より洗練された」出来にはなってるかな。でもほぼ編曲してなくて「まんまコピー」のカヴァー, ほぼ同じと言ってもいいくらい。
オリジナルはこちら。1964年12月リリース, 1965年に入って US Billboard Hot 100 最高位 8位, こちらも マントラのカヴァー・ヴァージョン同様にかなりのヒット。どっちもカッコいいね。
The Boy from New York City 〜 The Ad Libs
The Ad Libs についてはウィキ頼り。
ニューヨークの娘 〜 The Girl from New York City
邦題が「ニューヨークの娘」。これはちょっと面白いトリヴィア的な話, 前章で取り上げた The Boy from New York City (The Ad Libs, 1964) に対するアンサー・ソングで, The Beach Boys が 1965年にリリース。
The Girl from New York City 〜 from the Beach Boys' 1965 album Summer Days (And Summer Nights!!)
In 1965, The Beach Boys recorded an answer song to "The Boy From New York City" titled "The Girl From New York City" for their album Summer Days (And Summer Nights!!). The following year Beach Boys songwriter and arranger Brian Wilson took further inspiration from the rhythm of the original Ad Libs song in conceiving a new R&B-inflected composition that would eventually become “Good Vibrations.”
つまり, 1965年, The Beach Boys は The Boy from New York City へのアンサー・ソング "The Girl from New York City" を録音して アルバム "Summer Days (And Summer Nights!!)"に収録した。で, 翌年, The Beach Boys で作詞作曲編曲を担った Brian Wilson は, The Ad Libs の The Boy from New York City のリズムから更なるインスピレーションを得て, R&B調の新しい曲を考案, それが後に Good Vibrations となった。
Good Vibrations 〜 The Beach Boys, released on October 10, 1966
素晴らしい影響, 素晴らしい霊感・ひらめき, 素晴らしい感化, 素晴らしいインフルエンス, 見事なインスピレイション, 素敵なヴァイブレイション, 素晴らしいヴァイブレイション!
イングリッシュマン・イン・ニューヨーク 〜 Englishman in New York
2025年11月4日 投開票の NY市長選で当選, 2026年1月 NY市長就任予定の Zohran Mamdani は 1991年10月18日 ウガンダ生まれの 34歳(文化人類学者の父と映画監督の母はインド生まれのインド人), 世俗政治の民主社会主義を標榜するムスリムで, 7歳の時にアメリカ合州国 ニューヨーク市に移住。だから 彼は, Englishman in New York ではありません。まぁしかし, アメリカ合州国は元来, 移民による「人工的国家」(だから入植者植民地主義の侵攻国家・新興国家「イスラエル」と仲いいのかね, Mamdani はこれまでの「イスラエル」の奴隷みたいなアメリカの政治家とは一線を画すようだけど, しかし括弧のなか長いね), 元を辿れば移民だらけであって, 先住民は Englishmen に土地を奪われたネイティヴ・アメリカンだけだ。
おっと, 音楽の話題に戻そう。
Englishman in New York 〜 from Sting's 1987 album "...Nothing Like the Sun"
ではでは。
ニューヨーク・シティーをうろついている間に取り付かれてしまった「偏執病ブルーズ」 〜 Paranoia Blues 歌詞和訳
この歌は,
Paranoia Blues 〜 from Paul Simon's 1972 self-titled album
英語原詞 https://genius.com/Paul-simon-paranoia-blues-lyrics
僕にもいわゆる友達ってのは何人かいるんです
彼らは面と向き合えば僕に笑いかけてきます
だけど僕が背中を見せたものなら
平気で僕をだまそう(刺そう *1)とする奴らなんです
そうさ、そういう奴らなんです
オーノーノー、オーノーノー
僕が知りたいのはたった一つだけ
君はどっちの味方なの?
ジョン・F・ケネディ空港に着くと
僕の心臓はバクバクし始めます
何故って僕はわかってるからです
あの税関の男、奴は僕を
あそこの小さな部屋に連れて行くんです
オーノーノー、オーノーノー
僕が知りたいのはたった一つだけ
君はどっちの味方なの?
君は誰の味方なの?
僕はパラノイア・ブルーズ, 偏執病ブルーズに取り付かれてしまいました
ニューヨーク・シティーをうろついている間にです
ここでは人は5セント貨のために君を殴り飛ばすし
もう10セントのためなら刺し殺しもするんです
とにかく君がどうやったって
ニューヨーク・シティーでは失うことばかり
オー、僕はきわどいところで逃げ出したんです
そう、でなけりゃ危ないところでした
前にチャイナ・タウンに行った時なんて
僕はリンさんのチャーハンを食べてたんだけど
たまたまちょっと目を離して
さぁまた食べようと思ったらびっくり
僕のチャーハンはもう消えていたんです
オーノーノー、オーノーノー
僕が知りたいのはたった一つだけ
君はどっちの味方なの? 誰の味方なの?
僕が知りたいのはたった一つだけなんです
誰の味方? 誰の味方? 誰の味方?
… … … … … … ♫
*1 この件は上掲 note の中。
ここから消えてしまいたい, 故郷に帰りたい, ニューヨークの冬のような寒さが僕を苦しめないところへ 〜 The Boxer 歌詞和訳
ここから消えてしまいたい, 故郷に帰りたい, ニューヨークの冬のような寒さが僕を苦しめないところへ … グラブは僕を切り刻む, 僕が怒りと羞恥の叫び声を上げるまで。「僕はここを去る, ここを去る」って.. だけど 僕はまだ残って戦うのさ。
この歌は,
The Boxer, written by Paul Simon, released on March 21, 1969, later included on Simon & Garfunkel's fifth & final studio album Bridge over Troubled Water released on January 26, 1970 🎶
英語原詞 https://genius.com/Simon-and-garfunkel-the-boxer-lyrics
僕はただの哀れな少年だよ, 僕の物語なんて滅多に語られないけどね
ポケットいっぱいのつぶやきで 抵抗する力も無駄遣いしたってわけさ
そんなものは口約束に過ぎないし(*1)
全部ウソと冗談だよ
それでも人は自分が聞きたいことだけを聞いて(*2)
それ以外は無視するだけさ, そんなもんだよ
家を出て家族のもとを去ったとき(*3)
僕はただの子どもに過ぎなかった
周りは見知らぬ人たちばかりで
鉄道の駅の静寂に(*4)
びくびくと怯えて 身を隠したり(*5)
ぼろぼろの服を着た人たちが行くような貧民窟を探し求めたり
そうさ, そんな連中だけが知ってる場所を探してたんだ
ライ・ラ・ライ .. (嘘で, 嘘で, 嘘で)(*6)
工員の稼ぎ程度を求めて(*7)
職探しに出かけたものの 全く声はかからない
声をかけてきたのは 7番街の娼婦たちだけさ(*8)
正直言うけど, 孤独感に苛まれてたときは
彼女らに慰めてもらったよ, ラララララララ(*9)
ライ・ラ・ライ .. (嘘で, 嘘で, 嘘で)(*6)
冬用の服を広げ, ここから消えてしまいたいと思った
田舎に帰りたいってね
ニューヨークの冬のような寒さが僕を苦しめないところへ(*10)
導かれるような気分さ
田舎に帰ろうって
空き地に立つ ボクサー
彼の仕事は戦うことさ(*11)
そして 何かを思い出させるものを背負ってるんだ
つまり 彼を打ちのめすグラヴ(グローブ)
グラブは彼を切り刻む, 彼が怒りと羞恥の叫び声を上げるまで
「僕はここを去る, ここを去る」って.. だけど彼はまだ残って戦うのさ
ライ・ラ・ライ .. (嘘で, 嘘で, 嘘で)(*6)
… … … … … … ♫
訳注は上掲 note で。
以下は, いわゆる「失われた歌詞」を入れて The Boxer 歌詞和訳
英語原詞 https://genius.com/Simon-and-garfunkel-the-boxer-live-lyrics
僕はただの哀れな少年だよ, 僕の物語なんて滅多に語られないけどね
ポケットいっぱいのつぶやきで 抵抗する力も無駄遣いしたってわけさ
そんなものは口約束に過ぎないし
全部ウソと冗談だよ
それでも人は自分が聞きたいことだけを聞いて
それ以外は無視するだけさ, そんなもんだよ
家を出て家族のもとを去ったとき
僕はただの子どもに過ぎなかった
周りは見知らぬ人たちばかりで
鉄道の駅の静寂に
びくびくと怯えて 身を隠したり
ぼろぼろの服を着た人たちが行くような貧民窟を探し求めたり
そうさ, そんな連中だけが知ってる場所を探してたんだ
ライ・ラ・ライ ..
工員の稼ぎ程度を求めて
職探しに出かけたものの 全く声はかからない
声をかけてきたのは 7番街の娼婦たちだけさ
正直言うけど, 孤独感に苛まれてたときは
彼女らに慰めてもらったよ, ラララララララ
今, 月日は僕のそばを巡ってる
時は規則正しく揺れ動くんだ
僕は前より年をとったけど
未来の自分よりは若い, それはありふれたことさ
何もおかしなことじゃない
変化に変化を重ねた後でも
僕たちは大体 同じようなものさ
多くが変わったようでも 僕らは結局 同じなんだ
ライ・ラ・ライ ..
冬用の服を広げ, ここから消えてしまいたいと思った
田舎に帰りたいってね
ニューヨークの冬のような寒さが僕を苦しめないところへ
導かれるような気分さ
田舎に帰ろうって
空き地に立つ ボクサー
彼の仕事は戦うことさ
そして 何かを思い出させるものを背負ってるんだ
つまり 彼を打ちのめすグラヴ(グローブ)
グラブは彼を切り刻む, 彼が怒りと羞恥の叫び声を上げるまで
「僕はここを去る, ここを去る」って.. だけど彼はまだ残って戦うのさ
ライ・ラ・ライ ..
...... ♫ ♫ ♫ ......
