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Mayflower 常盤山査子 〜 9年目の May, 5月に 初めて 花を咲かせる, 我が家の小庭にて


Mayflower 〜 アメリカとイスラエルの「入植者植民地主義」を蹴っ飛ばす

今日の note の「お題」にある Mayflower は, 船の Mayflower つまり 1620年にイギリスの港町プリマスを発ち「新天地」(あくまでも彼らにとっての「新天地」, かの地の先住民にとっては結果として「迷惑この上ない」話であった)「アメリカ」の現マサチューセッツ州プリマスに渡った ピルグリム・ファーザーズ が乗っていた船の名ではなく, あれではなく, あの船の名(日本語的には「メイフラワー号」かね)ではなく, ある種の花を意味する Mayflower, 要するに Mayflower 号に乗ってイングランドのピューリタン(清教徒)たちが アメリカに辿り着いた1620年の翌年すなわち1621年の春にその地で花を咲かせ, それが切っ掛けで Mayflower と呼ばれるようになった, 現在「その地」であるアメリカ合州国(ありゃ「合衆国」じゃなく「合州国」だろうよ)のマサチューセッツ州の州花となっているアメリカイワナシ, その他, イギリスにおけるサンザシ(Mayflower 号のその船内にサンザシの絵が描かれていたことから, それでサンザシが Mayflower と呼ばれることになったという説があるようで), それから キバナノクリンザクラ, そして アメリカ合州国におけるユキワリソウ, さらに ミスミソウ, アネモネ(アネモネは1948年「建国」イスラエルにおいては現在「国花」)といった, 文字通り, 5月に花を咲かせる, 様々な草木を意味する。

いやはや, 今日の冒頭の一文, 偉い長い, いや別に偉くはない, えらい長い文になったもんだ。アメリカ合州国の, 先住民から土地を奪って「建国」した歴史的「入植者植民地主義」問題のせいだね(だから 1776年「建国」のアメリカ合州国は 1948年「建国」のイスラエルのパレスチナ占領・ジェノサイド・民族浄化を徹頭徹尾 支援するのかね),

「問題問題大問題 どんなもんだい こんなもんだい」とは 谷川俊太郎(1931年 [昭和6年] 12月15日 - 2024年11月13日)の「お題目」という「お題」の詩の最後の一節(三行)で, あれは「お題目」を半ば(以上に)揶揄する詩なんだが,

しかしアメリカ合州国やイスラエルの問題はただの「お題目」としての問題ではなく, 正真正銘, 近代史・現代史, そしてまさしく現在における, 酷く, 極悪な, 醜悪な, えらく深刻な, 大問題だ。

さて, 一旦 話を戻して, 今日のお題の「常盤山査子」(トキワサンザシ)。このトキワサンザシは, 上述のサンザシの一種とは言えない(おそらく!)。名前からして同類と思いたくなるが, 植物学上の「属」は異なる。「科」は同じだが, 「属」が違うということらしい(筆者は植物学は門外漢なのである)。しかし 5月, May に花を咲かせるのだ。トキワサンザシも Mayflower と呼んでいいだろう。

Mayflower 常盤山査子 〜 9年目の May, 5月に 初めて 花を咲かせる, 我が家の小庭にて

9年前(2016年5月22日)に買ったものの, その後, 長きにわたり, 期待に反して 一輪の花も咲かせなかった, 我が家の常盤山査子(トキワサンザシ)。

それが 一昨昨日(さきおととい, 2025年5月16日), ついに枝に蕾が付き(*1),

一昨日は更に多くの蕾が付き, 昨日, 2025年5月18日の朝, ついに花を咲かせたのだった。9年の歳月を経て, 感激の開花!

*1 上に載せた一昨昨日(2025年5月16日)の蕾の写真は, 昨日の note のタイトル写真。

ではでは。

Mayflower と アメリカ合州国の歴史 〜 ピルグリムの船 Mayflower, 植物の Mayflower, そして ナサニエル・ホーソーン「緋文字」を巡る不思議な展開

Mayflower の一つ, サンザシ(前々章参照)。その「サンザシ」について, 下掲, 筆者の過去(2020年7月11日付)note 第5章 植物のメイフラワー、山査子・西洋山査子、常盤山査子 より 一部転載します。

さて、ここでちょっと、私のような門外漢にはややこしい話になりますが、植物学上の細かいことを書いておきたいと思います。

サンザシは漢字で山査子と書き、中国中南部が原産のバラ科サンザシ属の落葉低木なのですが(学名は Crataegus cuneata, 4~5月に花が咲きます)、Mayflower を辞書で調べると載っているサンザシは、厳密に言うとサンザシ属の一部の種の総称であるセイヨウサンザシ(ヨーロッパや西アジア、北アフリカを原産とする落葉低木、漢字では西洋山査子)のことになるようで、具体的にはアカバナサンザシ(学名 Crataegus laevigata)もしくはヒトシベサンザシ(学名 Crataegus monogyna)がそれに当たり、それが英語名で Hawthorn と呼ばれているものになるようです。花が 4~5月に咲き、秋に赤い実が成るのは同じです。

そして、実は私が 4年前に買ったトキワサンザシ(今も我が家の小庭で元気にしていますが、私のトキワサンザシはずっと花が咲かず、実も成りません!)は植物学上、厳密にはサンザシの中の一種とは言えない可能性があります。可能性があります、とはいい加減ですが、なにぶん門外漢なので(笑)。

トキワサンザシは漢字で常盤山査子と書き、名前からしてサンザシ(山査子)の一種のように思いたくなりますが、しかし植物学上の「属」は異なるようです。「科」は同じですが、「属」が違うということです。

トキワサンザシ(常盤山査子)は、上の写真にある通り、バラ科の属の一つであるトキワサンザシ属に属する種の一つで、学名を Pyracantha coccinea と言う落葉低木です。トキワサンザシ属にはトキワサンザシの他に、タチバナモドキ(ホソバノトキワサンザシ, 学名は Pyracantha angustifolia)、カザンデマリ(ヒマラヤピラカンサ または インドトキワサンザシ, 学名は Pyracantha crenulata)などがあり、どれも花が咲くのはやはり 4~5月頃のようです。

トキワサンザシ属の学名は Pyracantha で、この属はラテン名のままピラカンサ属とも言うようですが、植物に関して単にピラカンサと言った場合、トキワサンザシ属の中の種の一つであるトキワサンザシ(常盤山査子)を指すことが多いとのことです。

というわけで、トキワサンザシ(常盤山査子)はサンザシ(山査子)と異なる属の植物なのですが、一方で、サンザシの原産が中国中南部であるのに対し、トキワサンザシの原産はヨーロッパ南部~西アジア地方であって、そこはセイヨウサンザシと重なります。花期が 4~5月頃、そして秋に赤く実が熟すことは、サンザシセイヨウサンザシトキワサンザシ、どれにも共通です(転載時の加筆:それぞれの写真を下掲 note 第5章後段に掲載している)。

因みにこれらの実の赤さは日本語では「緋色」と表現されることが多く、英語ではこの緋色は Scarlet もしくは Fiery Scarlet と言います(これは実は、「みは」でなくて「じつは」、後の章で記述することに関わってくるのです)。

日本語は実に豊かな表現力を持つ言語で、例えば青でも赤でも、微妙に異なる色合いを表わすことができるように、様々な単語があります。緋色もその一つですが、残念ながら、そして憂うべきことに、現代の日本人はこうした日本語をあまり使わなくなってきています。

さて, 以下の note で取り上げている ナサニエル・ホーソーン緋文字」に関し, 此処で付記しておくと, イングランドの ピルグリム・ファーザーズ が Mayflower 号に乗って着いた先である マサチューセッツ州 の生まれのアメリカ合州国の小説家 ナサニエル・ホーソーン(1804年7月4日 - 1864年5月19日)の名前の綴りは Nathaniel Hawthorne で, 上に記載の通り「サンザシ」の英語名は Hawthorn, 惜しいね, 違いは最後に e の一文字があるかどうかだけ。その Nathaniel Hawthorne の小説「緋文字」の原題は "The Scarlet Letter", そして, 上に記載の通り, サンザシやセイヨウサンザシやトキワサンザシ(常盤山査子)の実の赤さは日本語では「緋色」と表現されることが多く, 英語ではこの 緋色Scarlet もしくは Fiery Scarlet と言う。

以下は, 筆者の(2020年7月11日付)過去 note リンク, 及び その目次, その下には, 目次に入る前の「前口上」を転載。

かなり長い投稿なので, 最初に「いきなりの要約」を置いています。まぁそれもそこそこ(そこそこ, ね)長いけれど。

「いきなりの要約」の最後に「.. というわけで、以下、色々と脱線しながらのカオスの投稿を続けます。これから書いていくことの要点は、もう上に書いてしまっているのですが .. 単にこれは言葉遊びをしているだけなのか(笑)」と記しているものの, 第2章以降の本文, かなり面白いですぞ(と自画自賛)。

アメリカの歌 〜ピルグリムの船・メイフラワー、植物のメイフラワー、そしてナサニエル・ホーソーン「緋文字」を巡る不思議(?)な展開

( 目次 )

  1. いきなりの要約

  2. 船のメイフラワー、植物のメイフラワー ... S&G 「アメリカ」(歌詞和訳)

  3. アメリカを探す旅、「アメリカの歌」 〜 歌詞和訳

  4. ピルグリムの船・メイフラワー (1620年)

  5. 植物のメイフラワー、山査子・西洋山査子、常盤山査子

  6. メイフラワーとナサニエル・ホーソーンと「緋文字」 (1850年)

  7. アメリカの歌、その源流

  8. Mayflower とは何か? (簡単で散漫な攻撃的演説)

  9. So what if it was a simple desultory philippic!?

  10. ボブ・ディラン?

  11. So What!

  12. Allen Toussaint's "American Tune" 〜 歌詞和訳, note 1-4

「前口上」

今年はアメリカ合州国(以下、アメリカと略します)の建国神話の中核にあるイングランドのピルグリム・ファーザーズのメイフラワー号がアメリカに渡った 1620年から数えて、ちょうど 400周年の年に当たります。本投稿では、「メイフラワー」に纏わる諸々(まさしく諸々)を書いてみようと思います。

過去 2回、ユダヤ系アメリカ人ミュージシャン、ポール・サイモン Paul Simon が作曲した「アメリカの歌」 "American Tune" を取り上げました。前者では、歌詞を紐解きつつ、アメリカの歴史や同国の昨今の社会情勢などに絡めながら。最後にはあの歌のメロディの源流にも触れました。また、後者では、アフリカ系アメリカ人ミュージシャン、アラン・トゥーサン Allen Toussaint による同曲のカヴァーを取り上げました。若干ながら、再びアメリカの歴史や昨今の情勢などに絡めつつ。本投稿の最後に、それぞれの投稿へのリンクを貼ります。

今日は、あの歌の歌詞に登場する言葉、「メイフラワー」 "Mayflower" に拘ってみたいと思います。

Oh, we come on the ship they call the Mayflower 〜 ポール・サイモン American Tune 歌詞和訳

あの頃は「拙訳」と謙虚に書いていた。意味は「拙者」による「訳」, 略して「拙訳」, 中身は「良薬は口に苦し」いや「良訳」ですぞ。拙者は確かに拙者だが, 拙者による訳は「良訳は口に苦くもあり甘くもあり」なのだ … たぶん(笑)。

American Tune 音源 および 歌詞の(拙者つまり筆者による)和訳は, 以下の過去 note の目次の下に載せます(和訳の 訳注 は, 以下の note の各章)。

( 目次 )

  1. 主語は誰、もしくは何なのか。そして "mistaken" とは?

  2. アメリカの歌、歌詞と拙訳

  3. Many’s the time I’ve been mistaken

  4. Bright and bon vivant

  5. So far away from home

  6. I don’t know a soul who’s not been battered

  7. And I dreamed I was dying

  8. The Statue of Liberty sailing away to sea

  9. The Last Verse ー Mayflower, Uncertain hour, American tune..

  10. この歌のメロディについて、少々

  11. Bonus track(少なくとも最初のは Bonus ♫)

ではでは。

American Tune from Paul Simon's 1973 album There Goes Rhymin' Simon

英語原詞 https://www.paulsimon.com/track/american-tune/

何度も何度も間違いを犯し
そして繰り返し混乱の中をやり過ごしてきた
そうなんだ、見捨てられたと感じることもよくあった
虐げられていると感じたことさえもね
でも大丈夫だよ、平気なのさ
ただ疲れが骨の隋まで染み込んでるだけなんだ
期待なんかしてないよね
華やかに生きて美食家になるだなんて
家からこんなにも遠く離れた場所で
そう、こんなにも遠く離れてしまったんだ

打ちのめされたことがない人なんているだろうか
穏やかな心持ちの友達なんかいないんだ
打ち砕かれたことのない夢なんて知らない
崩れ落ちたことのない夢なんて
でも平気さ、大丈夫だよ
うまくやって長いこと生きて来れたんだ
それでもこの道のりを考えるとき、
つまり僕らが旅しているこの道のりをね
いったい何が間違っていたんだろうって思うのさ
思う他ないのさ、どこで道を誤ったんだろうって

そうして僕は自分が死にゆく夢を見たのさ
そうして僕の魂が不意に空高く舞い上がる夢を見たのさ
魂は僕を見下ろしていたよ
僕を安心させようと微笑みもしたんだ
そうして僕は僕が空を飛んでいる夢を見たのさ
そうして上空で僕の目ははっきりと捉えたんだ
自由の女神をね
遠くの海へと去って行く自由の女神を
そうして僕は僕が空を飛んでいる夢を見ていたんだよ

おお、僕らはメイフラワーと彼らが呼ぶ船に乗って
僕らは月にまで航行した船に乗って
この最も不確かな時代にやって来た
そしてアメリカの歌のメロディーを口ずさむんだ
でも大丈夫だよ
平気さ、大丈夫なんだ
誰だって幸運であり続けるなんてことは出来ないのさ
それでも明日はまたやるべき仕事があるんだね
それで僕は今ただ少し休もうとしてるってわけさ
僕はただ少し休もうとしているだけなんだ

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