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"レプリカント" ロイ・バッティ, 映画「ブレードランナー」 と 「シルクロード」を, あの夜見たオリオンで結ぶ 〜 「世俗」アンカラから「ノアの方舟」ドグバヤジッド 42周年

映画『ブレードランナー』で 警察の専任捜査官 ブレードランナー に追われる, 生物工学・遺伝子工学によって作られたヒューマノイド(人造人間)レプリカント, そのリーダー格 ロイ・バッティ 曰く「俺はお前たち人間が信じられないようなものを見てきた。オリオンの肩口で炎上する攻撃艦 ..」。

42年前, 当時23歳2か月のヒューマン(シンプルに「人間」の意)が, トルコ共和国の首都アンカラから, 同国と東の隣国イラン・イスラム共和国との国境の街ドグバヤジッドに向かう, その所要21時間の夜行バスの中から見た オリオン

それがどうした?


それがどうした 〜 So What

いや, どうしたもこうしたも。

人生, 舐めんなよ。

では, 

まずは, ロイ・バッティ

「俺は お前たち人間が信じられないようなものを見てきた。オリオンの肩口で炎上する攻撃艦 ..」 〜 反逆レプリカントのリーダー, ロイ・バッティ

ロイ・バッティ 曰く, 「俺は お前たち人間が信じられないようなものを見てきた。オリオン(*1)の肩口(*2)で 炎上する攻撃艦を見た。タンホイザー門(*3)近くの暗闇で Cビーム(*4)が 煌めく(きらめく)(*5)のも 見た。それらの瞬間の全てが, 雨の中の涙のように, 時の流れのなかで 失われていく(*6)。… 死ぬ時が来た(*7, *8)。」(訳注は本章後段)

I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched c-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in rain. .. Time to die.

下掲 note(「ブレードランナー」から「2001年宇宙の旅」/ "Echoes" へと巡る旅 〜 〜 経由地は「いまを生きる」「6才のボクが、大人になるまで。」「生きる」「ゴンドラの唄」, "To the Virgins, to Make Much of Time", 途中下車して「ウィンザーの陽気な女房たち」, "Welcome to the Pleasuredome" "Relax", 「アポロの歌」, "If" & "If", 「ツァラトゥストラはこう語った」… なんて長いタイトルなんだ!)の第2章に, 上掲ヴィデオのロング・ヴァージョンあり。

これです。前後が入ってるこっちの方が断然いい。

ロイ・バッティ の語りは 1:48 ~

I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched c-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate. All those moments will be lost in time, like tears in rain. .. Time to die.

「俺は お前たち人間が信じられないようなものを見てきた。オリオン(*1)の肩口(*2)で 炎上する攻撃艦を見た。タンホイザー門(*3)近くの暗闇で Cビーム(*4)が 煌めく(きらめく)(*5)のも 見た。それらの瞬間の全てが, 雨の中の涙のように, 時の流れのなかで 失われていく(*6)。… 死ぬ時が来た(*7, *8)。」

訳注

*1 オリオン(英語の発音は「オライオン」)

(画像は https://koyamachuya.com/contents/99941/ から)

オリオン座(オリオンざ、Orion)は星座の1つ。クラウディオス・プトレマイオスが定めた「トレミーの48星座」の1つで、ギリシア神話 の登場人物 オーリーオーン をモチーフとしている。

ギリシア神話(ギリシャ神話)と言えば, 以下の第6章 そのまま進んで 〜 「アポロの歌」, そして 第7章 「アポロの歌」の次は 〜 同じく ギリシア神話 にインスパイアされた "If"

それから, 以下の第2章第2節 If a face could launch a thousand ships は 何処から来た?

*2 英語の方は off the shoulder だから, 肩口よりは肩先, でも肩先も結局「肩」だから, 細かいことを言い出すなら, 肩の少し先。しかし オリオン座 の中にある「ギリシア神話の登場人物オーリーオーン」の姿を想えば, ニュアンス的に「肩口」。

*3 タンホイザー門。オリオン座 の「オーリーオーン」の「肩口」にある星 ベテルギウス の地球との距離は 500光年。「ネクサス6型」のレプリカントの寿命は 4年。ワープしない限り, 例えば「オリオン」付近まで行ってから地球に戻るなんて出来ないよね。「タンホイザー門」とは, ワープの出入り口にある門だろうか。

因みに, 「タンホイザー」はこれでもある。つまり, 中世, 13世紀のドイツに実在し伝説化された, 騎士で吟遊詩人のタンホイザー。そして, このタンホイザーの伝説とヴァルトブルクにおける歌合戦の伝説という2つの伝説をつないで物語化したという, リヒャルト・ワーグナー作曲のオペラ, 題して「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」, このオペラの一般的な呼び名「タンホイザー」。なんでも, ワーグナーは 肉欲的な愛と精神的な愛との対立をこの物語のなかで描いたのだとか(筆者つまり拙者, 詳しいわけではないので「とか」)。

中世のドイツでは、吟遊詩人としてうたう習慣が騎士たちの中でもあった。騎士の1人であるタンホイザーは、テューリンゲンの領主ヘルマンの親族にあたるエリーザベトと清き愛で結ばれていたが、ふとしたことから官能の愛を望むようになり、愛欲を司る異教の女神ヴェーヌスが棲んでいるという異界ヴェーヌスベルクに赴き、そこで肉欲の世界に溺れていた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/タンホイザー#あらすじ 冒頭より 

『タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦』(Tannhäuser und der Sängerkrieg auf Wartburg)は、リヒャルト・ワーグナーが作曲した、全3幕で構成されるオペラ。WWV.70。一般的には『タンホイザー』(Tannhäuser)の題名で知られている。序曲、第2幕のエリーザベトのアリア、「大行進曲」、第3幕のヴォルフラムのアリア「夕星の歌」は、独立してよく演奏される。

その序曲はこれ。

荘厳。これ聴きながら, ロイ・バッティの言う「タンホイザー門」に向かいますか。

*4 Cビーム。これも(も!)謎と言えば謎。スペシウム光線(日本の「昭和」の人なら多くが知る「光線」)ではないが, やはりこの光線も攻撃用のものかもしれない。何しろ ロイ・バッティ は「オリオンの肩口で炎上する攻撃艦」だって目撃しているのだ。

*5 「煌めく(きらめく)」の 元の英語の方は "glitter" なのだが, ここである歌の歌詞を想い出した。(歌詞に "glitter" が 登場する)

Stop Where You Are 〜 from Corinne Bailey Rae's third studio album "The Heart Speaks in Whispers", released on May 13, 2016

歌詞 https://genius.com/Corinne-bailey-rae-stop-where-you-are-lyrics

Life’s shining around you. Don’t miss a day. If you’re caught up in the chase, you hold your happiness away from you,

 .. Wherever you are, you’ll find you’re home at last,

Everything glitters around you. Don’t miss a day. The moon on the lake, the smell in the air when it rains, the people you can share with, the feeling you get when you’re almost there,

Stop where you are, under fading stars. This is the world we’ve made. There is no better place, it’s true. Light a fire where you are.

Neil Young "Heart of Gold" 〜 宮崎駿 「千と千尋の神隠し」 〜 Corinne Bailey Rae "Stop Where You Are"

千と千尋の神隠し」の主題歌が、ニール・ヤングの「ハート・オブ・ゴールド」のアンサー・ソングになっているという話

ニール・ヤング「ハート・オブ・ゴールド」 〜 歌詞和訳

ニール・ヤング? いま何してんの?

では, 次の「訳注」へ。

*6 All those moments will be lost in time, like tears in rain.

"You know how everyone's always saying seize the moment? .. I don't know, I'm kinda thinking it's the other way around. You know, like the moment seizes us."

Seize the moment?

Seize the day. Carpe Diem.

いまを生きる。その日を生きる。その日をつかむ。Carpe Diem.

Carpe diem. その日をつかめ。その日をつめ。その日を摘め。

そして,

*7 「死ぬ時が来た。」

何とはなしに,

*8 「死ぬ時が来た。」

何とはなしに,

ではでは!

21時間 夜行バスの旅, たまに見る街の灯, 岩山ばかりの広大な自然, 半月に近い月 〜 月が沈んだあと見えた オリオン座

「世俗」アンカラから, 「ノアの方舟」ドグバヤジッドへ 〜 1983年11月11日, 12日

まずは, アンカラ note 2点, および ドグバヤジッド note 1点。

旧約聖書の御伽噺「ノアの方舟」が着いたとされるアララト山を拝んだ, ドグバヤジッド(トルコ), イランとの国境の街にて 〜 1983年11月12-15日

1点目の note 第1章から転載。

1983年4月26日, 拙者(俺の家系は江戸時代・農民の出なのに「拙者」, 笑)22歳7か月15日の時に日本を発ち, ここからいきなり中略, で, 同年11月8日にそれまで2度訪れ計5週間滞在したトルコ最大の都市イスタンブールを20時55分発の夜行列車で発って, 同国の首都 アンカラ に着いたのは翌11月9日朝8時頃(イスタンブール発の時刻が分単位で アンカラ着が「頃」なのは 単に当時の旅日記に「頃」としか書いてないから)。

そういうわけで, 拙者, たまたまではあるのだが, オスマン帝国・第一次世界大戦敗退後の「近現代」トルコ「建国の父」とされるトルコ共和国・初代大統領(在任1923年10月29日 - 1938年11月10日)ムスタファ・ケマル・アタテュルク(Mustafa Kemal Atatürk, 1881年5月19日生まれ - 1938年11月10日他界)他界・死去・逝去45周年の日に, 同国の首都 アンカラ にいたのだった。

https://note.com/dailyrock/n/n7a08bcb0e63a 第1章

ムスタファ・ケマル・アタテュルク は, 

第一次世界大戦で敗れたオスマン帝国において、トルコ独立戦争とトルコ革命を僚友たちとともに指導してトルコ共和国を樹立。宗教(イスラム教)と政治を分離しなければトルコ共和国の発展はないと考え、新国家の根幹原理として政教分離(世俗主義)を断行。憲法からイスラム教を国教とする条文を削除し、トルコ語表記をアラビア文字からラテンアルファベットへ変更、一夫多妻禁止や女性参政権導入、スルタン制・カリフ制廃止などトルコの近代化を推進し、トルコ大国民議会から「父なるトルコ人」を意味する「アタテュルク」の称号を贈られた。現代トルコの国父(建国の父)とも呼ばれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ムスタファ・ケマル・アタテュルク#概要

ではでは!

21時間 夜行バスの旅, たまに見る街の灯, 岩山ばかりの広大な自然, 半月に近い月 〜 月が沈んだあと見えた オリオン座

前節にリンクを掲載した アンカラ note 2点 および ドグバヤジッド note 1点のうち, 先に載せたアンカラ関連のものを再び。

アンカラ滞在は 2泊3日, 3日だけだった。その後は, 1983年11月11日, 今から42年前の明日, トルコ共和国の首都 アンカラを 夕刻5時発, 所要21時間の夜行バスで発ち, 東の隣国イラン・イスラム共和国(これは1979年以降の名称)との国境の街, キリスト教の御伽噺の「ノアの方舟」が行き着いたとされる(一部の人たちからそう信じられている!)アララト山が見える街, ドグバヤジッドへ。

https://note.com/dailyrock/n/n7a08bcb0e63a 第1章

21時間の 夜行バス の旅で, ドグバヤジッドへ。以下, 1983年11月11日付 旅日記から 翌 12日付 旅日記の冒頭にかけて。

当時の旅日記

バスは 2時間遅れて 5時発になった。21時間 バスの旅。たまに見る街の灯。岩山ばかりの広大な自然半月に近い月月が沈んだあと見えた オリオン座

東へ東へ 進むうちに 自然の姿は厳しくなる。当然 人間の生活環境も厳しくなる。土と石で造った家々。テント。羊の群れ。西とは別の世界がある。

歴史の中の「シルクロード」と, それと重なりながらも, 当然 一致するわけではない, 喜多郎が作った音楽の中の「シルクロード」。

「シルクロード」の世界, この星々の中に オリオン もある。

懐かしの喜多郎「シルクロードのテーマ」を聴きながら, 

今日はこれにて 了。

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