日常 ~桜城市編② 中編~
瑛です。
↑↑↑の続きになります。
それでは参りましょう!
「たこ焼きとかの方がいいのでしょうか?」
ショートカットの女性が提案する。
「うーん~」
首を傾げるツインテールの女性。
「こっこ、そこは皇グループの本領発揮ちゃうんかいな」
浪花言葉の女性が、泣いているまこの頭をヨシヨシと撫でながら言う。
皇グループは桜城市では有名な企業であり、知らない人はいないといわれている。
「なんかいいとこないん?」
浪花言葉の女性に言われ、ツインテールの女性は立ち上がり、キョロキョロ辺りを見渡していた。
田舎料理『柿の木』
そう暖簾に書かれた文字を見つけた。
「お姉ちゃん~、あそこにしよう~」
と浪花言葉を話す女性の右腕に抱きつくツインテールの女性。
「ここって『皇グループ』なんですか!?」
ショートカットの女性が驚く。
「それはちゃうんちゃう。ってこっこ、ちゃうかったら否定しーや」
ツインテールの女性の頭頂部をはたく浪花言葉の女性だった。
「ほのっち~、違うよ〜」
ツインテールの女性は頭頂部を手で撫でながら言う。
まこはなんか会話が楽しく思えて、微笑んだ。
「ウチは六月一日志央莉、よろしゅう」
浪花言葉を話す女性が自己紹介する。
「皇瑚々愛~、こっこって呼んでね~」
ツインテールの女性がそれに続く。
「湊川帆乃華です」
ショートカットに眼鏡をかけた女性が頭を下げる。
「ひ、比呂川まこ、よろしくです」
まこは涙を拭きながら頭を下げた。
「とりあえず入ろうや、なんか食べれるやろ」
志央莉の言葉に瑚々愛と帆乃華が頷く。
田舎料理『柿の木』
そう書かれた暖簾を志央莉がくぐり、それの先の扉を開ける。
「邪魔するで~」
志央莉は普通に言う。
「邪魔するんだったら~帰って~」
「はいよー、ってなんでやねん!」
瑚々愛の頭頂部に志央莉の右手がクリーンヒットする。
「用事があるから来たんや、ってちゅーねん。ってかこのノリは浪花でしか通じんって! こっこ、上手なったやん」
志央莉は瑚々愛にそう言うが、肝心の瑚々愛はなにわ新喜劇で見た定番ギャグを実践できたのと、タイミングが見事に一致した事で志央莉に褒められたのが誇らしいようだ。
まこはまこで珍しいものを見れたと喜んでいた。
そしてその時、中にいた人達の硬直具合は半端ない。
「中に入ってもいいですか?」
帆乃華が冷静にそんな二人の横を通り抜け、店内に入る。
「い、いらっしゃい、ませ」
中にいた女性が帆乃華が店内に入ってきたのを見て、硬直が解けたのか入店の挨拶をする。
「何名様ですか?」
「えーっと、四人です」
「そしたら、奥の座敷にされますか?」
「はい、そうですね。ありがとうございます」
店員を残し、帆乃華は振り返り、志央莉、瑚々愛、まこのいる所へ。
「奥の座敷だそうです」
「そーなんか、おおきに」
「さすが~、ほのっち~」
「ありがとうございます!」
帆乃華の言葉に三人はそれぞれお礼を言い、彼女と店員と共に奥の座敷に行く事に。
続く
思いの外、長くなりそうな気がして来ましたので、一度ここまでとさせて頂きます。
今回は、
柿の木様
田舎料理『柿の木』
店員(雨香える)
引き続き、
まあ!様
比呂川まこ
に登場して頂きました。
この後の続きで、他のオリジナルキャラクターを出していきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました!
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