【職場のヤバい奴図鑑#003】可愛いだけの“被害者”が、職場をぶっ壊す話【前編】
こんにちは。でぃーけーです。
はじめに
みんなは"承認欲求が強い"という言葉を聞くと、どういうイメージを持ちますか?
職場でやたら持ち上げられたがる後輩、思い当たりませんか?
良いもの?悪いもの?
ただどちらにしても、全ての人間が大なり小なり持っているものだと思う。
今回はこの承認欲求が強すぎて人間関係を焼き尽くしていった女の子の話。
(こいつには私もかなり被害喰らってるので筆が乗ってます。長くなりすぎたので前後編にわけました。)
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【No.003】メラ子ちゃん(22歳/女)
■特徴:承認欲求の化け物 / 八方美人 / 嘘つき
■好きなもの:ちやほやされること / 賞賛
■口ぐせ:「そんなこと言いましたっけ?」
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メラ子、入社する
メラ子は新卒で入社して来た子だった。
当時の会社のNo2であった常務が面接で光るものを感じ即内定を出したらしい。
ズェンの時も書いたが、零細の機械メーカーに若手が応募してくることなど無に等しく、ましてや貴重な新卒カードを使って入ってくる奴など0だった。
入社の話を聞いた時は「ほーん、珍しい奴もおるもんやな」くらいにしか思っていなかった。
まあ"珍しい奴"など存在しなかったわけだが。
メラ子の入社したタイミングが私は大阪でクソ炎上案件の処理をさせられていた時期だったので、メラ子と直接会ったのは入社後2カ月程度経ってからだった。
それまでに他の同僚達から
「めっちゃ可愛い子が入った!」
「すごい性格もいい!」
という評判ばかり聞かされていたため
「もてないジジイどもが若い女入ったからって浮かれてんじゃねーぞ」とか考えていた。
※私がモテているわけでは決してないです。
ようやく東京に戻りオフィスに出社した日、初めてメラ子と話した。
出社した私がクソジジイ社長と話しているとメラ子が話しかけてきた。
服装はライトベージュのセットアップで綺麗目のオフィスカジュアルといった感じ。
顔は坂道アイドル系、たぶん男性10人に聞いたら8人くらいは可愛いと言うだろう。
メラ子「初めまして。でぃーけーさんですよね?4月から入社したメラ子です。わからないことばかりで、いっぱい聞いちゃうと思うんですけどよろしくお願いします!」
私「いえいえ、こちらこそよろしくお願いします」
メラ子「他の人から、でぃーけーさんすごく仕事できるって聞いてます!素敵ですよね仕事できる人」
無駄に距離が近いし、上目遣いで話す彼女をみて
私「誰に色目使っとんじゃクソ女、キャバクラと間違えてんのか?」
「それは気のせい気のせい、まあこれからよろしく〜」
え、キャバクラ??
久しぶりに出社したらうちのオフィスはキャバクラになったんか?
株式会社〇〇からClub〇〇に変わった?
とりあえず私はその場にいたNo1嬢(社長)のジジイに話を聞いてみた。
私「うちの会社、業態変えてキャバ始めるんですか?」
爺「そんなんあるかボケ。お前、アイツ(メラ子)どない見る?」
私「可愛い方じゃないですか?おじさんから好かれそう。私はタイプじゃないですが」
爺「アホか、お前の好みなんか聞いとらんわ。会社としてアイツ、どう扱うんが正解や思うねん?」
私「とりあえず私のチームには絶対にいらないです。営業部として厳しく育ててください。」
爺「気ぃ抜けや。アイツはしばらく常務の直で扱うことにしとる。ただ関わる時は注意しとけや。」私「完全に常務の愛人じゃんwww」
とか思ったが正直、私に関わらなければどうでもいい。
ここで余計なこと言って私のチームに入れるとかなると、もっとめんどくさい。
愛人だろうが隠し子だろうが好きにしてくれ。
でもこのあとしっかり被害を与えて来ました😇
メラ子、おじを飼い慣らす
しばらくは平穏な時が流れていた。
そもそも私も外出が多かったのでメラ子と関わることもなかったしね。
ある時に常務から私に連絡があった。
常務「メラ子が受注した案件があるから、導入のサポートでお前手伝って」
私「だが断る」
「ちょっとこちらの案件も手が離せないので今回はノリさんに対応してもらいますね」
常務「わかった。今回は手厚くやってくれ」
私「おまえの愛人だもんな」
「ノリさんに伝えておきます」
※ノリさん(54)は部内でも1番温厚で仕事も丁寧、独身
いまだから言えることだが、この後に起こることは全て私のこの采配ミスに起因したものである。
ノリさんにメラ子の案件サポートをお願いして、すこし経ったころ他の同僚達からノリさんについてのクレームが入り始めた。
・ノリさんに依頼している仕事が全然終わらない
・打ち合わせをお願いしてもドタキャンする
などなど。
同僚達の意見をまとめると、ノリさんがメラ子にベタ惚れでメラ子もそれをわかって仕事の大半をノリさんに投げているらしい。
ノリさんは元々担当していた他の仕事を放棄しメラ子にマンツーマン。
最近では毎朝、メラ子にスタバでコーヒーを貢いでるとのこと。
ただ不思議だったのは、同僚達は口を揃えてノリさんが悪いのであって、メラ子は悪くない。メラ子からもノリさんには迷惑してるという相談を受けているという点だった。
仕方ない、ノリさんと話すか。
私「おつかれさまです。メラ子さんの案件のフォローどうですか?」
ノリ「大丈夫です。メラ子ちゃんがすごく優秀なので、うんたらかんたら〜〜〜〜〜」
この後しばらくメラ子を褒め称える話を延々聞かされた。
完全に堕とされとるやないか、、、
決めた。担当変えよう。
担当を変えること、当面は私がメラ子の担当を伝えた。
ノリ「後任って…でぃーけーさん、メラ子と仕事したいわけじゃ…ないですよね?」
私「んなわけねーだろ。テメェが色ボケしてるせいで、こちとら無駄にクレーム処理しとるんやぞ、わかっとんのかクソが」
「そんなわけないじゃないですか〜。他が落ち着いたらノリさんに戻すつもりですよ」
ノリ「ですよね。すみません。しばらくの間、メラ子をよろしくお願いします。」
(どの立場で言ってんだよ、クソ気持ち悪いな)
とりあえず無事に仕事は回りそう。
(私の中のノリさんの評価は地に落ちたが)
次はメラ子本人に担当変わったと伝えなければならない。
メラ子、意外とまとも?
私「ノリさんが別案件で忙しくなったので、一時的に私が引き継ぎますね」
メラ子「そうなんですね、、、ノリさんが外れちゃうのは残念ですけど、でぃーけさんと仕事できるのは嬉しいです!」
私「ありがとう。こちらこそ〜。引き継ぐにあたって業務範囲を確認しておきたいんだけど、ノリさんと進めてた時はどういう風にすすめてたの?」
メラ子「私は基本お客さんとの打ち合わせに同席してました。ノリさんからはいてくれるだけでいいって言われたので。」
私「まあまだ技術面とかはわからない部分が多いと思うから仕方ないんだけど、お客さんとのスケジュールの調整とか見積もりとかも?」
メラ子「はい!私はやってません!わからない部分が多くてノリさんに甘えてしまって、、、すみませんでした。」
(おいおい、ふざけんなよ。ノリさんが自発的にやってたんなら、メラ子被害者じゃん、、、)
私「わかりました。このやり方だとメラ子さんの成長にもならないので、営業部分はメラ子さん側で対応するようにしてください。私もサポートします。」
メラ子「ありがとうございます!」
私「あと一点確認したいんだけど、ノリさんの対応が迷惑だって話なんだけど、、、」
メラ子「え、私そんなこと言ってないですよ!」
私「あ、そうなんだ。じゃあ大丈夫。ありがと!」
とりあえず現時点ではノリさんが激甘悪ノリ育児みたいな育て方してたことしか分からなかった。
そして、あの“相談”についても、メラ子は「知らない」と言っていた。
でも、この時はまだ気づいていなかった。
この女が想定外のモンスターだったことを。
性格が悪いとかそんな次元じゃない、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。
(そうです。ポルナレフです。)

前編は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
このお話の【後編】は、4月中に公開予定です!
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