【職場のヤバい奴図鑑#003】“ちやほやされたい”だけで職場を破壊した女【後編】
こんにちは。でぃーけーです。
はじめに
今回は、前回書いた“承認欲求が強すぎて職場をぶっ壊した女”の続きです。
前編では「愛想の良い新卒」だったメラ子。
後編では、彼女のイカれ具合が見えてきます。
メラ子、パワハラを受ける?
確かにメラ子は物覚えもよかったし、人当たりもよかった。
新人の営業としては十分な働きだったと思う。
ただ一つ気になるのは八方美人が過ぎるのだ。
全方向に対して良い事しか言わないのだ。
私が同席してる場合は訂正するが居ない場合はどうしようもない。
やはり新人の立場だといい辛いこともあるか。
まあ都度教えていくしかないのかな?とか考えてた。
のちに判明するのだが、彼女にとってはこの"八方美人"こそコミュニケーションの要だったのだ。
しばらくして常務から話があると個別に連絡がきた。どうせ碌でもないことなのは間違いない。
(常務が私のことを好きじゃないのは日々感じていた)
常務「メラ子の状況についてどう?」
私「頑張ってると思いますよ。」
常務「ならもっと優しくしてやってくれないか?」
私「は?頭湧いてんのか?」
「そんなに厳しくしてるとは思えないですが」
常務「色んなところから、お前が厳しすぎてメラ子が可哀想って意見があるんだよ。パワハラだと聞いている。」
私「この場でお前をパワー(物理)でハラスメントしてやるよ」
「具体的にはどのような点が?」
常務「メラ子が泣くまで怒ったりしてるって聞いてる」
私「泣かしたことも泣いてる所もみたことないですね。」
常務「お前が気づいてないだけかもしれないから、気をつけてくれ」
私「テメェの愛人って点は気づいてるけどな。」
「はあ」
意味がわからない。
メラ子の担当になってから泣いてる所なんか見たことないし、指導に関しても軽い注意程度しかしたことない。
メラ子にそれとなく聞いてみた。
メラ子「全然大丈夫ですよ!むしろ優しすぎるくらいです。私としてはでぃーけーさんが担当で幸せです!」
うーん?全然違うぞ?
まあ本人を前にしたら言い辛いのか?
そんなことを考えてたらノリさんの時に例の"相談"を受けていた同僚から、こんな事を言われた。
同僚「メラ子ちゃん大丈夫?」
私「なにが?」
同僚「あれ、しらない?なんか常務からめっちゃ詰められてるらしいんだよね」
私「なにそれ初耳。理由は?」
同僚「そこまでは教えてくれなかった。」
私「つかえな!そこまで聞いとけや。」
この後、しばらく同僚から常務の悪口を聞かされた。
まあ元々この同僚は常務のことが嫌いで、飲むとよく悪口を言っていたのだが。
ここに来て完全に状況がわからなくなった。
常務からの話を聞いた時点では私がメラ子に厳しいと言う話だった。
しかし同僚の話だと厳しいのは常務だと言う。
メラ子本人から私はそんな話を聞いたことがない。
そもそもノリさんの件もそれぞれで食い違う部分が多い。
めんどくさい。
正直もう関わりたくなかった。
大した人数もいない会社で小娘1人のためにバカのライアーゲームみたいな事をやってるのだ。
いい加減にして欲しい。
ジジイの遺言である「関わる時は注意しろや」と言っていた言葉が思い出された。
※ジジイはまだ生きてます
ノリさん、怒りの咆哮
そんなことが続いてモヤモヤしていたある日。
オフィスにいるはずのノリさんが、現場に出ていた私のところにきた。
ノリ「話が違うじゃないですか!」
私「なんの話ですか?そもそもなんでここにいるんですか?客先なんで、迷惑かかるので外で話しましょうか。」
こんなに怒ってるノリさんを見たのは初めてだ。
とりあえず連れて来ていた後輩に現場を任せて、外に出て話を聞いた。
ノリ「今日久しぶりにメラ子さんと話したんですよ。そしたらでぃーけーさんからプライベートで遊びに誘われて困ってるって相談受けました。どういうことなんですか!?」
私「は?こないだからボケた事ばっか抜かしてるけどいい加減にしないと口きけなくするぞ」
「一切身に覚えないですね。誘ったこともないです。」
ノリ「でもメラ子から聞きましたよ!しつこく誘われてるって。」
私「ないですね。まあ証明する方法もないですけど。とりあえず私とメラ子のSlackのやり取りでも見ます?」
私としては誘ったことなど一度もない。
Slackのやり取りも業務連絡しかない。
(ノリへの好感度もない)
ノリ「でもメラ子が、、、」
私「じゃあ本人に聞きましょ。俺もこのまま終わらせらんないんで」
メラ子、ぶっちゃける
ノリさんブチギレ事件から数日後、メラ子と3人で話す時間を作った。
建前としては私からノリさんに担当を戻すための引き継ぎということにした。
私「ちょっと確認しておきたいことがあるんだけどさ」
メラ子「はいっ!なんでもどうぞ〜」
(今日も安定のニコニコ。品のいいビジネスカジュアル。社内どころか婚活でも通用しそうな感じ)
私「私からメラ子さんをプライベートで遊びに誘ったことなんて一度もないですよね?」
メラ子「ないですよ」
よし。とりあえず私の疑いは完全に晴れた。
ノリさんが食い気味に話に入ってきた。
ノリ「でも私とこないだ話した時はでぃーけーさんからしつこく誘われてるって、、、」
メラ子「私、そんなこと言いましたっけ?」
ノリ「言ってたよ!でぃーけーさんから飲みに誘われたりしてない?って聞いたら誘われたって!」
私(おい!テメェから聞いてんじゃねーか)
メラ子「う〜ん、、、
そういう風に“言って欲しそうだったから”じゃないですか?」
え?
は?
メラ子「ノリさん、すっごく私のこと大事にしてくれてるし、守ろうとしてくれてるの、伝わってきてたんです」
「だから、私が困ってたほうが喜ぶかなって」
私「つまり、ノリさんが“守ってあげたい”って思ってくれるように、わざと嘘ついたってこと?」
メラ子「ダメですか?ノリさんがそう答えて欲しそうだったから、合わせたんですよ?」
ノリだったもの「、、、、、、」
撃沈しているノリはスルーして私は引っかかってたことを聞いた。
私「追加で聞いておきたいんだけどさ、常務に俺からパワハラされたって言ったのも同じ理由?」
メラ子「うーん、あんまり覚えてないけど多分そうですね。常務からでぃーけーさんに厳しくされてないかって聞かれたので、そんなこと言ったかもしれないです笑」
たしかに辻褄は合う
常務は私のことが好きじゃないから、最初からマイナスの意図を持って聞いたから、同意した。
同僚も同じだ。常務のことが嫌いなので同じように同意したのだ。
私は初めメラ子について、気に食わない奴を蹴落とすため、もしくは嫌いな奴同士がモメるのを見て楽しんでいるのかと思っていた。
違った。
純粋に"ちやほやされたい"為にやっているのだ。
行きすぎた八方美人。
私はもう何も言わなかった。
仮にこの場でぶん殴ろうが論破しようが、何も意味がないことは分かっていた。
彼女は何も考えていない。
その時々で人の話に合わせて自分に都合のいいロールを演じているだけだ。
ノリさんは青ざめた顔のまま、会議室を出て行った。
その後、彼がメラ子と口をきくことはなかった。
メラ子、メッセージをくれる
私も距離を置くことにした。
メラ子とは最低限の業務連絡だけ。
もちろん、褒めることも、注意することも一切しなかった。
メラ子はしばらくすると、会社を辞めた。
理由は知らない。
常務のせいか、ノリさんのせいか、私のせいか。
たぶん、聞いたところで理解できないと思うけど。
最後にSlackでこんなメッセージが来た。
「でぃーけーさん、ありがとうございました!今度こそ本当に飲みに行きましょうねっ!笑」
それが“冗談”だったのかどうか。
あるいは——また誰かの前で“私、誘われて…”と言うつもりだったのか、
今となっては、知る由もない。
まとめ
メラ子は悪意のある嘘つきとは少し違っていた。
人を蹴落としたかったわけでも、誰かを陥れたかったわけでもない。
ただ、「全員から好かれたい」「誰かの特別でいたい」
その気持ちが強すぎて、結果的に周囲をめちゃくちゃにしていった。
本人にとっては”ちやほやされること”が生きる意味で、
誰かにとっての“仕事”や“成果”が、
彼女にとっては“自分がどう見られてるか”だったのかもしれない。
ただひとつ確かなのは——
「あなたの近くにもこういうタイプはいる」
しかも"無自覚で"。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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