英語教育は「映画を観せるだけでいい」って、ほんと?【おススメ映画リスト&感情を育てるワーク教材提供】
こんにちは、ディーン千賀子です。
沖縄で英語塾とホストファミリーを運営しながら、300組以上の親子と向き合ってきました。
今でこそ“英語育児の専門家”としてお話しすることも多くなりましたが、私自身の出発点は、「不安だらけの新米ママ」でした。
英語力はあっても、育児の中でどう使えばいいか、心の発達にどう関わればいいか、全くわからなかったんです。
そして今、私のところにはこんな声が届きます。
「英語の勉強、何から始めたらいいかわからなくて…」
「うちの子、感情のコントロールが苦手で…」
「まず“心”を育ててあげたいけど、方法がわからない…」
そんなママたちに、どうしても伝えたいことがあります。
英語と“心の力”は、いっしょに育てられるんです。しかも、映画1本から。
この記事では誰でもすぐに始められる「英語と心の教育の始め方」についてお伝えしますね。

SELって知っていますか?
SEL(Social and Emotional Learning)とは、「社会性と感情の学習」のこと。
アメリカなどでは、学力と同じくらい大切とされ、授業の一部としてしっかり取り入れられています。
日本でいう「道徳の時間」に似ているようでいて、SELはもっと具体的。
「自分の気持ちを知る」「人と関わる力を育てる」ことに重点があります。
SELの5つの柱(CASELより)
自己認識(Self-Awareness)
→ 自分の気持ちや得意なことに気づく力自己管理(Self-Management)
→ 感情をコントロールし、目標に向かって行動する力社会的認識(Social Awareness)
→ 人の立場に立って考える、共感する力人間関係スキル(Relationship Skills)
→ 対話・協力・ケンカの解決など“つながる力”責任ある意思決定(Responsible Decision-Making)
→ よい行動や選択ができる判断力
なぜ今、日本の子どもたちにもSELが必要なの?
現代の子どもたちは、こんな現実にさらされています。
自信がない、劣等感が強い、いじめ・不登校・関係づくりが苦手、ゲームやSNSで感情を爆発させる、成績だけで評価されて孤独

だからこそ、SELは“これからの時代を生きる力”なんです。
勉強の前に必要なのは、心の土台かもしれません。
映画がSELになるって、どういうこと?
映画を観ることは、「他の人生を体験すること」。
自分とちがう考えを持つキャラクターに出会い
「もし自分だったらどうするかな?」と感じる
そして心の中に“ことば”と“感情”が育っていく
つまり、英語のインプットと心のアウトプットを同時にできる、最高の教材なんです。
子どもが夢中で映画を観ているとき。
ママとしてはちょっと離れて、家事をこなしていたり、
「英語の音、聞こえてるから、少しは勉強になってるかも?」なんて思いながら、
どこか“教育的効果”を期待していたりしませんか?
でも、終わったあとの子どもの様子を見て、
「なんか泣いてたけど…何がそんなに響いたのかな」
「せっかく観たのに、感想を聞いても『わかんない』で終わっちゃった…」
なんて、もったいない気持ちになったこと、ありませんか?
実はそれ、ママがちょっとだけ“ひとこと”添えることで、
「英語の時間」から「心を育てる時間」に変わるんです。
映画って、単なる娯楽や暇つぶしじゃありません。
“人生の教室”なんです。
子どもが自分の外の世界を知り、
他人の視点で物語を感じ、
自分の中のことばと感情に出会う。
それができるのが、映画なんです。
ディーン家の子育ては、Netflixでした
うちのアメリカ人の夫・Patは、
「映画は社会を知る入り口なんだ」
とよく言います。
アメリカでは、家族で映画を観て、そのあと「語り合う」文化があります。
観たあとに「どうだった?」「ママはあの場面で泣きそうになったよ」
そんなふうに、映画を“きっかけ”に会話と感情を育てるんです。
だから我が家でも、小さいころから「一緒に観て、一緒にしゃべる」時間を大切にしてきました。
特別なことじゃなくて、Netflixの中の1本を選ぶだけ。
それでも、ちゃんと“子育て”になっていたんです。
たとえば、映画を通して、子どもはこんなことを学びます:
いじめって、どんな気持ちを生む?
家族って、血のつながりだけじゃないの?
「自分らしさ」って、どうやって見つけるの?
こうしたテーマって、実は学校では教えてくれません。
それに、「誰かに教えられた答え」より「自分で考え出した答え」の方がよっぽど大切だと思いませんか?
映画なら、キャラクターたちの体験を通して、子どもの中にじわっと染み込んでいく。
それは、紙の教科書には載っていない、“生きる力の教材”。
子どもの心を「耕して」くれるのが映画です。
小学校低学年向け映画
インサイド・ヘッド
感情のしくみを知る
「Joy」「Sadness」など感情語が豊富
トイ・ストーリー
友情・変化への戸惑い
やさしい英会話が多い
ファインディング・ニモ
家族・信じる力
まねしやすい表現が多い
アナと雪の女王
自分らしく生きる・姉妹の愛
「Let it go」だけじゃない。感情表現や家族の関係も学べる作品
ミニオンズ
ちがってもOK!チームって面白い
言葉より“表情と行動”で伝える楽しさ。英語のハードルが低いので入りやすい!
リメンバー・ミー
家族・命のつながり
死をテーマにしつつ、温かく「思い出すこと」の意味を伝えてくれます
ワンダー 君は太陽
人とのちがい・本当のやさしさ
見た目ではなく“心で見ること”を学べる、親子でじっくり観たい一本
モアナと伝説の海
自分を信じて前に進む力
「私は誰?」と向き合う主人公の姿に、子どもたちが自分を重ねられます
小学校高学年向け映画
クイーン・オブ・カトゥエ
努力と夢、あきらめない心
ウガンダの少女がチェスを通して夢を追う実話。多様性や経済格差への気づきにも
ソウルフル・ワールド
「生きる意味」ってなんだろう?
人生や“やりがい”について、考える入り口になる少し深めの作品
ペイ・フォワード
優しさを「次の人」に渡す勇気
ひとつの行動が、世界を変えていく。英語も聞き取りやすく、心に残る対話が多い
ルディ
小さな体でも大きな夢
劣等感に悩む子どもにも響く、がんばることの意味を教えてくれる感動作
スペリング・ビー
ことばの力・支え合いの大切さ
英語が「ツール」であることを実感できる、学びと友情が詰まった作品
ママがすることは、たったひとつ
それは、「いっしょに観ること」。
そして、「いっしょに感じて、言葉にしてみること」です。
「どう思った?」と聞くより、
「ママはね、あのときちょっと悲しくなっちゃった」
と、自分の気持ちを先に言ってあげる。
それだけで、子どもは安心して“感じる力”と“伝える力”を育てていきます。
映画は、英語の表現やフレーズもたっぷり詰まった宝箱。
でも、それだけじゃない。
心の中に、“人生を考える言葉”もくれるんです。
ママのちょっとした声かけが、
映画を「終わり」にしない。
それが、おうちでできる最高のSEL(感情教育)になります。
映画でSELをはじめたいママへ
私がこれまでの親子サポートで作ってきた教材の一部を、無料でシェアしますね。ダウンロードして使ってみてくださいね。
🎟️ 映画を観たあとに話せる【感情ワークシート】
🗣️ まねして言える【英語セリフカード】
🧸 毎日の気持ちを整理する【感情ラベルカード】
映画は“観る”だけじゃない。
英語と心を、いっしょに育てる“おうち時間”になりますよ。
このチャンネルでは今後も、「英語 × 教育 × キャリア 」をテーマに、
家庭でできる英語育児や、子どもの“心の力”を育てるヒントを届けていきます。
教育や言葉に不安を感じながらも、
「今できることから始めたい」と思っているママやパパに、
等身大の言葉で勇気をお伝えする記事をこれからも書いていきます。
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