【令和のキャリア教育】「正解」より「納得」できる進路を子どもに渡す方法
こんにちは。ディーン千賀子です。
私はこれまで、英語教育とキャリア教育をつなぐ活動を10年以上続け、アメリカ政府関連機関での人事経験、そして英語塾やホストファミリー運営を通じて、350家庭以上の親子の「進路の分かれ道」に立ち会ってきました。
先日、私とリアル孟母ベティさんの共同主催による親子セミナー
「君が志望校を決める前に、お金と仕事の話をしよう。」の第11回で、国家資格キャリアコンサルタントの宮内利明さんをゲストにお迎えしました。
5000人以上のキャリア相談に向き合ってきた宮内さんが語ってくださったのは、「これからの子どもに必要なキャリアの育て方」。
そこには、現代を生きる親として知っておくべき視点がぎっしり詰まっていました!
「うちの子、将来どうなるんだろう」と思ったら読んでください
「うちの子、将来どんな仕事につくんだろう」
「好きなことを仕事にするって、本当にできるの?」
「そもそも“好きなこと”がわからない…」
そんなモヤモヤを感じたことがある方へ。
このNOTEは、まさに今、キャリアや進路に迷う親子のために書いたものです。
進学でも、就職でも、「明確な正解がなかなか見えない時代」になった今。
だからこそ、子どもが“納得して選べる力”を持てるように、親ができる関わり方があると、私は宮内さんのお話を伺って強く納得しました。
この回のお話を親子が知ると知らないで、今後の進路の選び方がかなり変わってくると感じています。
この記事でその学びと気づきを、“親としての視点”でシェアしますね!
宮内さん回のアーカイブ動画はこちら
もし、
子どもが何に向いているか分からない
親として、どう背中を押せばいいか分からない
これからの社会で子どもが“幸せに働けるか”不安だ
そんな気持ちを少しでも持っていたら、ぜひ読んでみてください。
「キャリア教育は、親子でできる」という希望が、きっと見えてくるはずです。

人生100年時代、「しなやかに働き続ける」選択を
かつては“55-60歳で引退”が常識でした。
でも今は社会構造が大きく変わり、私たちは70代、80代まで「働くこと」が当たり前の時代を生きています。
ただ働けばいい、ではない。
長く働くには、自分に合った働き方=“自分の軸”が必要。
それをつくる第一歩は、子どもの頃から「自分の“好き”を知ること」だと、宮内さんは強調していました。
「好き」は机の上じゃ見つからない
「やりたいことがわからない」
それは、子どもに限らず、私たち大人にもよくある悩みです。
でも、好きなことって、頭の中じゃなくて「経験」の中で育つものなんですよね。
たとえば、子どもが「絵を描くのが好き」と言ったとき。
「どうしてそれが好きなの?」と問いかけてみると、
「誰かに褒められたから」だったり、
「自分の気持ちを表せるから」だったり。
この“好きの奥にある価値観”に目を向けることが、自分軸を育てる土壌になるんです。
「どんな価値を、誰に、どう届けたいか」
宮内さんは、「職業名じゃなく“価値”にフォーカスしよう」と教えてくれました。
キャリアとは肩書きじゃない。
「自分が何を大事にして、誰のために、どんな形で貢献したいのか」
この問いに、自分なりの答えを持てることが、どんな時代でも生き抜く力になるのです。
宮内さんは若いころにバンド(音楽)活動をされておられました。
でもそこで「自分は音楽が好きだから音楽業界に進もう」とはならなかったとおっしゃいました。
「音楽を通して、人が喜んでくれることが自分は好きなんだ」と、
「自分が社会に届けたい価値」を掘り下げられた、ということなんですね。
子どもを支えるのは、親の「観察力」と「問いかけ力」
学校も塾も、今の子どもたちはスケジュールがぎっしり。
「自分と向き合う時間」なんて、ほとんどないのが現実です。
そして、私たち大人はついつい「将来はどんな仕事がしたいの?」と職業名に当てはめて子どもに問いかけてしまいます。
先に職業名を言わせるようなことをすると、
「子ども自身が社会や人にどうかかわりたいか」が逆に見えなくなりがち。
それが「キャリア迷子を産む」のです。
だからこそ、家庭がキャリアの原点になる。
親ができるのは、“教える”ことではなく、“気づかせる”こと。
どんなことに夢中になっているかを観察する
「なんで好きなの?」と優しく聞いてみる
小さな興味にも名前をつけてあげる
否定せずに、「選ぶ自由があるよ」と伝える
特別な知識や資格なんていりません。
必要なのは、「見る力」と「聴く力」だけです。
キャリア教育は、“生き抜く力”を育てる教育
今の時代は「VUCA(ブーカ)」と呼ばれる、予測不可能な社会。
昨日の常識が、今日にはもう通用しない。
そんな中で必要なのは、「変化に柔軟に対応できる軸」を持つこと。
その軸を育てるためには、子ども自身が「自分を知る時間」を確保する必要があります。
親としてできることは、
「考える自由」を子どもに与えること
「見守る余裕」を自分が持つこと
この2つに尽きると、私は改めて感じました。
大人だって、“キャリアの再構築”ができる
宮内さんの言葉で特に心に残ったのは、
「ときには“何者でもない自分”に戻る時間が必要です」という一言。
キャリアって、一度選んだら一生続けなきゃいけないものではない。
ライフステージに応じて、いくらでも軌道修正していい。
むしろやりたいことを大学卒業時に確定なんてさせなくていい。
40代でやりたいことは見えてくる。
これを知ると、新卒時にどうこうしないと!というプレッシャーがふっと軽くなりますよね。
私自身、40代で仕事もライフスタイルも大きく変えました。
だからこそ子どもにも、「一度決めた道に縛られなくていいんだよ」と伝えられるのかもしれません。
「正解」よりも、「納得」できる選択を
今の子どもたちに必要なのは、「納得して選べる力」。
その力は、日常の中の「小さな好き」を親が拾い上げてあげることで育っていきます。
そして大人も、自分のキャリアと向き合い続ける姿を見せることが、何よりのキャリア教育になる。
「うちの子、将来どうなるんだろう」と不安に思っていた私自身が、
今ではこう思えるようになりました。
「きっと、自分で選んで進めるようになる。
そのための“問い”と“余白”を、私は渡していこう。」
未来を選べる子に育てるために。
そして、親自身も納得できる人生を歩むために。
今この瞬間から、私たちにできることが、きっとあります。

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