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発達障害を開示するのが怖かった。でも、それで救われた、私の話

“隠すこと”に疲れた私が、発達障害を開示して得た自由


「開示するのが怖い」という気持ち

「発達障害を開示するのが怖い」
正直に言えば、私もずっとそうだった。

発達障害という言葉を口に出すことすら、
自分の中身をさらけ出すようで、怖かった。

誰かに“ヘンな人”だと思われないか。
見下されるんじゃないか。
嫌われるんじゃないか。
色メガネで見られるんじゃないか。

そんなことばかり考えて、いつも心にブレーキをかけていた。


「よりみち」という仮の名前。でも、本当の私

今、私は「よりみち」という名前でSNSを通して発信している。
リアルではたくさんの人と会い、たくさん話して、繋がってきた。

だからこそ思う。
もしこれが詐欺だとしたら、それはもはや神業。

でも、私は詐欺をしているつもりはない。
なぜなら、発信している内容は、私の“心そのもの”だから。

名前が本名じゃないとか、顔を出してないとか、
そんなことより大事なのは、**「心を出しているかどうか」**だと思っている。


私が“開示”を決めた理由

最初から、発達障害を開示していたわけじゃない。
むしろ、ずっと隠していた。

「知られたらどう思われるんだろう」
「仕事に支障が出るかもしれない」
「フォロワーが減るかもしれない」

不安は山ほどあった。

でも、ある時ふと思った。
「もう、自分にウソをつくのがしんどい」

誰かの期待に合わせて、頑張って“普通”のフリをして、
何度も息切れして、それでもまた笑って、繕って。

それを続けていたら、どんどん自分が見えなくなっていった。

だったら、一度くらい、
本当の自分で生きてみたかった。

それが、私が開示を決めた理由だった。


開示して得た“深呼吸”と仲間の存在

いちばん大きかったのは、空気が吸いやすくなったこと。
今までは、息をひそめて生きていた。

でも今は、深呼吸できるようになった。
堂々と、自分の感覚で話していいんだ。
それだけで、世界の見え方が変わった。

そしてもう一つ。
仲間ができたこと。

孤独だった10代。
誰にも理解されない。
誰にも頼れない。

20代で発達障害と診断された時、
その言葉は、誰にも言ってはいけない“禁句”のように感じた。

何重にも鎖をかけて、
「発達障害」という言葉を、封印した。
なかったことにしようとした。

でも、人は変わる。

酸素を求めるように、私は開示した。
そして気づいた。

仲間たちにとって、「発達障害」なんて言葉に、意味はなかった。

「よりみちさんは、よりみちさんでしょう。
発達障害のよりみちさんだから一緒にいるわけじゃないよ。」

涙が出た。
ずっと封印していた箱が、
赤さびの鎖をはずしながら、音を立てて開いたような気がした。

「ああ、開けてよかった」
心の底から、そう思えた瞬間だった。


初恋みたいに、自分を好きになっていく

そして何より。
私自身が、自分のことを少しずつ好きになってきた。

昔の私は、私がキライだった。
うつ病のせいかもしれない。

でも、それ以前に「自分を責めるクセ」が
心のどこかにずっと住みついていた。

「どうせ私なんか」
「また迷惑かけた」
「みんな離れていく」

そんな心のクセは、生活の中にじわじわと混ざって、
私を少しずつ苦しめていた。

だけどね。

「よりみち」という名前を名乗るようになって、
少しずつ、「あっ、私のこと、好きかも」と思える瞬間が増えてきた。

それはまるで——
初恋のときの、胸がふわっと跳ねるような感覚。
大事な誰かを思い出すときの、あのぬくもり。

まさか、自分にそんな感覚を抱ける日が来るなんて。
ずっと思ってた。

このまま私の人生は、静かに終わっていくんだろうって。
カーテンコールもなく、誰にも気づかれずに終演を迎えるんだって。

でも、そうじゃなかった。

「よりみち」という存在が、
私の人生に、もう一幕、光をあててくれた気がする。


開示して困ったことも、ある

もちろん、いいことばかりじゃない。
開示してから、こんな声も聞いた。

「障害を商売にしてるんじゃないの?」

たしかに、「発達障害」は肩書きではないし、職業でもない。

でも、世の中にはいろんなプロフィールがある。
「取締役」「ライター」「シングルマザー」「HSP」——

どれも、その人の一部であり、経験であり、アイデンティティ。

私は「よりみち」という名前で、
その一部を“旗”として掲げている。

そしてその旗を見て、同じような境遇の誰かが
**「あ、ここに居てもいいんだ」**と感じてくれたなら、それでいい。

商売かどうかじゃない。
どれだけ誰かの役に立てるか。

私はそこを大切にして発信している。


「開示しない」という選択も、間違いじゃない

そして、これも大事なこと。

ムリに開示しなくていいんだよ。

誰かに話すことだけが正解じゃない。
黙っていても、自分の中でちゃんと自分を理解してあげるだけで、
心がふっと軽くなることもある。

開示することで、逆に荷物が増えてしまうなら。
それが「あなたらしさ」を削ってしまうなら。

そのまま、そっと抱えて生きる道も、間違いなく“正解”。

人の数だけ、生き方がある。
声に出すことがあなたを救うかもしれないし、
声にしないことがあなたを守るかもしれない。

大切なのは、「どう見せるか」じゃなくて、
「どう在るか」。

あなたらしくいること。
その選択肢を、自分に許してあげてほしい。


あなたの一歩を、応援している

発達障害を開示することは、たしかに勇気がいる。
でも、自分にウソをつかずに生きられるって、すごく心地いい。

今、私は堂々と呼吸ができている。
そして、孤独じゃない。

あなたが、あなたらしく生きていいんだって思える場所は、きっとある。

もしその場所がまだ見つかっていないなら——
このnoteが、あなたにとっての小さな一歩になれたら、私は本当に嬉しい。

あなたの世界が、少しでもやさしくなりますように。
一緒に、よりみちしていきましょう。



メンバーシップ『よりみちの地図』では、こうした文章の裏側や、気づきを少しずつ共有しています。


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🖋プロフィール|よりみち

発達障害のある絵本作家・画家。
「社会の“まっすぐな道”を歩けなくても、自分の“よりみち”があっていい」
そんな想いを込めて、日々創作を続けています。

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