デグー|足の怪我の原因と足の健康を守る人気床材3選
足元から変える、
安心できるデグーライフを。
デグーは本能的に「痛みを隠す」動物だということ知っていましたか? 気づいた時には、既に足を引きずっていたり、腫れていたりと…症状が進行していることも珍しくないんです。
実は、そうしたトラブルの多くはケースは
「ケージ内の環境」 に原因があります。
この記事では、デグーの足の怪我や病気になる
原因・症状・治療費の目安、そして今すぐできる
床対策 をわかりやすく紹介します。
◇ はじめに
まず知っておきたいのは、デグーの足は小さく細くとてもデリケートだということ。
デグーは活発で、ジャンプしたり走り回ったりす
るのが大好きな動物です。でも、だからこそ足に
負担がかかりやすく、ちょっとしたことが原因で
怪我や病気になってしまうケースもあります。

◇ デグーに多い「足の怪我」 「足の病気」
● 足の骨折・ねんざ・脱臼
高いところから落ちたときや、足場が不安定だっ
たときに起きやすいです。例えば私が抱っこ中、
突然鳴った雷の音にビックリして飛び下りてまう、といったケースもありました。
【よくある原因】: ケージの金網やタオルのほつれに足を引っかけてしまって骨折するケース、また滑りやすいプラスチック製の床やフローリングでの転倒事故も。高所滞在中の音によるパニックなど。
● ソアホック(足底皮膚炎)
足の裏の皮膚が赤くただれたり、かさぶたになっ
たりする病気。見るからに痛々しい症状で、発見
が遅れると治療が長引くことも。
【原因】メッシュワイヤー等の細くて固い床によ
り体重が分散されない (足裏の線状に一点集中してしまう)、湿った床の上にいる時間が長かったりすると、皮膚がすれて傷ついてしまう。肥満体型の
デグーは特に注意が必要です。
● 指の怪我や爪のトラブル
足場に引っかけて爪が折れてしまったり、巻き爪
になって肉に食い込んでしまうこともあります。
【原因】: 爪の処理が上手く出来ていないと起こり
やすい事例。タオル生地のほつれに爪を引っ掛けて転倒、爪を剥がしてしまうケースも。
◇ 足の怪我・病気でかかる治療費の目安
デグーが足をケガしたり、病気になった場合は、
できるだけ早くエキゾチックアニマル対応の動物
病院で診てもらう必要があります。
ただし、デグーは「小動物(エキゾチック)」
として扱われるため、犬猫よりも診察費がやや
高めになる傾向があります。
以下は、実際にかかることがある治療費の一例。
● 骨折・脱臼・ねんざの場合
− 治療内容 費用の目安(1回あたり)−
・診察料 1,000~2,500円
・レントゲン検査 4,000~7,000円
・骨折固定処置(ギプス等) 5,000~10,000円
・痛み止め・抗炎症薬の内服 1,000~3,000円
【合計】
1万円〜1.8万円前後かかるケースが多いです。
※ 骨折の場所や重症度によっては、複数回通院が
必要になることもあります。
● ソアホック(足底皮膚炎)の場合
− 治療内容 費用の目安(1回あたり)−
・診察料 1,000~2,500円
・消毒・軟膏処置 500~1,500円
・内服薬(抗生剤や抗炎症薬) 1,000~3,000円
・状態によって再診(数回通院) 1,000円 × 回数
軽度なら1回3,000円前後で済むこともありま
すが、悪化していると1万円を超えることも。
早めの発見がコスト面でも◎です。
● 爪のトラブル(巻き爪・出血など)
− 治療内容 費用の目安 −
・爪切り/診察 1,000~2,000円
・出血の止血処置 500~1,000円
・化膿していた場合の処置 1,000~3,000円
爪の切りすぎや自然に折れて出血した場合でも、
早めに処置することで悪化を防げます。費用も
軽めで済みやすいです。
◇ 足のトラブルの主な原因「床の環境」
− NGな床環境の例 −
デグーの足の健康を守るためには、まず第一に
「床の環境」に気を配ることがとても重要。
床板やその上に敷く床材の選び方を間違えない
ことが、デグーの足を守る一番の近道です。
たとえば、金網やワイヤーメッシュの床板のみで
済ませている場合は注意が必要です。特に目の大
きいメッシュワイヤーの場合は小さな足が隙間に
はまりやすく、骨折や脱臼の原因になります。
さらに、ワイヤーが剥き出しになっている環境では、細い網目に圧力が一点に集中するため、足裏
に大きな負担がかかってしまい、ソアホックにな
る原因の一つです。
また、プラスチック板の床も滑りやすく、ジャンプや着地の際に足をひねってしまうことがあります。表面に凹凸のない滑らかな素材は、一見掃除がしやすく感じますが、デグーにとっては転倒や関節への負担のリスクが高いのも事実です。
◇ リスクを減らす対策
何も床材を敷かずに床を剥き出しにするのはNG。排泄物が足に直接つきやすく、衛生面に問題が出るうえ、湿気で皮膚炎を起こすリスクも高まります。
滑りやすい環境が危険だということも意識しましょう。
こうしたリスクを防ぐためには、床板にプラス
して床材も合わせて使用するようにしましょう。
例えば金網やメッシュ床を使用する場合でも、その上に厚めにチモシーを敷いたり、ウッドペレットやタオル等、尿の吸収性がよくクッション性のあるマットを活用すると、足への負担を和らげます。デグーが安心して過ごせる環境を整えることが、怪我の予防には欠かせません。
◇ 人気の床材3選
− 近年SNSでもよく見かける代表的な床材 −
➀ 王道素材:チモシー(牧草)
デグー飼育の中でも、もっともポピュラーな床材が「チモシー」です。食用としても使え、デグーにとって自然で安全な素材。また、床材用の牧草で言えば水はけの良い「バミューダ」もおすすめです。
メリット−
・食べられるメイン食材でもあるので一石二鳥
・ふかふかでクッション性があり、足裏に優しい
・デグーの“巣作り行動”が見られ、観察も楽しい
・自然素材はデグーにとっても落ち着く環境
デメリット−
・こまめに交換しないと臭いや湿気の原因に
・アレルギー体質の飼い主には不向きな場合も
・床全体に敷き詰めるとコストがかかることも
【注意点】 デグーは汚れて香りの落ちたチモシーは食用としては好みません。「床材のチモシーが残っている→ 食用チモシーを補充しない」という考え方はNGです。食用チモシー置き場を別で設置し、飼い主側でも把握し管理できるようにしましょう。
こんな家庭におすすめ
・アレルギーのないご家庭
・デグーの自然な行動を観察したい方
・頻繁にお掃除できるスケジュールの方
・物の管理をシンプルにしたい方
➁ 機能重視:ウッドペレット(木製ペレット)
近年SNSでもよく見かけるようになった「ウッドペレット」。見た目は固そうに見えますが、排泄物の吸収性と消臭力が非常に高く、トイレ周りやケージの下層に使われることが増えています。
メリット−
・高い吸水力と消臭力が◎
・自然素材の木の香り
・掃除がしやすく、経済的にも継続しやすい
・外観がスタイリッシュでスッキリお洒落
・使い方と工夫次第で活かせる機能が多い
デメリット−
・そのまま使うと足裏に負担がかかる可能性あり
・種類によっては表面が硬く角が尖っている
・種類によっては粉が出やすいのもあり注意
・齧って食べすぎる子には様子見と対策が必要
こんな家庭におすすめ
・掃除の手間を軽減したい方
・消臭重視の飼育スタイル
・多頭飼いなどでコスト管理を重視したい家庭
➂ やさしい肌触り:タオル・布製素材
設置自由度が高く、管理ができる人にとってはとても優秀な素材。ただ、足裏に優しい印象の「布類」にも、いくつかの注意点があります。
メリット−
・柔らかくて足裏の保護には向いている
・洗って何度も使えるためエコ
・飼い主がアレルギー体質でも扱いやすい
・部分敷きで使用できるためサブ床材として◎
・潜り込むなど保温対策としても自由どは高い
デメリット−
・デグーが噛んで繊維を誤飲するリスクあり
・汚れや湿気がこもりやすく、不衛生になりがち
・爪が引っかかってしまう事故リスクもある
・こまめな洗濯交換とほつれのチェックが必要
こんな家庭におすすめ
・使用中の様子をしっかり観察できる家庭。
・交換や洗濯をまめにできるライフスタイル
▼ 「幸せの床板」 × 「ウッドペレット」 が生み出す
──ソアホックの予防に最適な床環境──
◇ 毎日のチェックで異変に早く気づく
「うちの子、片足を浮かせてる…?」
「歩き方がちょっとぎこちない?」
こんな小さな変化にも早く気づけるよう、毎日の
ふれあい時の観察がとても大切です。以下のポイ
ントを意識して健康チェックしましょう。
− 観察ポイント −
・足の裏 赤み、かさぶた、脱毛がないか
・爪が巻いていないか、伸びすぎていないか
・歩き方がおかしい、普段に比べて大人しい
様子がおかしい、足を引きずる、かばっている、
片足だけ浮かせるなど。

◇ まとめ
− 環境を整えることが安心への第一歩 −
デグーは怪我をしても痛みを隠す習性があるため、気付いた時には既に進行していることも多いんです。まずは、床材や環境を見直すことが足の怪我や病気を予防するための一番の近道。
そして、日頃の健康チェックで早く気付いてあげられることが重要です
治療費の負担もそうですが、なにより大切なのは「愛デグーが痛い思いをしないこと」。
「快適で安全な床」と「日々の観察」
この2つを意識して、「安全・清潔・滑りにくい」
ケージ内環境を整えましょう。
