デグーの保険|入る?入らない? お迎え前にチェックすべきこと
あとからではもう遅い、
──お迎え前に考える、老後プラン
小さな命に大きな備えを。お迎え前だからこそ
知っておきたい、デグー保険の仕組みと選び方。
後悔を防ぐために、今からできる準備とは?
◇ はじめに──
こんにちは。「小動物の保険って、実際どうの?」という、初心者さんの疑問に、今回はデグーの保険について、私の経験でやさしくお答えします。
「うちの子、まだ元気だし…」
「でも…入ってたら安心できる」
「そもそも、あとからでも入れるの?」
そんなあなたのために、デグーに合う“現実的な保険の選び方”と、私が調べて実際に使ったおすすめ保険をまとめまた。

◇ デグーの治療費ってどのくらい?
デグーの治療費は、症状や処置内容により
大きく変動します。以下は、よくある通院
パターンを3段階に分けた費用の目安です。
1. 【軽度の通院 6,000円未満】
通院全体の約70〜80%を占める
ちょっとした不調や再診レベルの処置が中心です。
◼ 便・尿検査のみ (下痢・食欲不振):約1,500円
◼ 整腸剤や抗生剤の投薬のみ:1,500〜3,500円
◼ 皮膚トラブルの外用薬処方:2,000〜5,000円
◼ 軽度な目の炎症に対する点眼:3,000〜5,000円
2. 【中〜高額の通院 6,000〜20,000円】
通院全体の約20〜30%を想定
検査や歯の処置など、内容が重くなるケース。
◼ 血液検査+レントゲン+診察+投薬
:6,000〜12,000円
◼ 不正咬合(奥歯)処置+麻酔
:8,000〜13,000円
◼ 炎症性疾患への注射+内服セット
:7,000〜10,000円
3. 【高額治療・入院 20,000円以上】
まれだが高額負担になるケース
入院や外科的処置などを伴うケースです。
◼ 骨折→レントゲン・固定処置・入院
:25,000〜60,000円
◼ 腫瘍摘出・開腹手術+入院
:70,000〜100,000円以上
◼ 呼吸器系疾患による緊急入院
:30,000円前後
4. 【健康診断(予防・年齢確認目的)】
任意受診ですが、将来のトラブル予防に有効
◼ 診察+便検査+血液検査
:5,000〜8,000円
◼ レントゲン付きの精密健診
:10,000〜13,000円

◇ デグーの保険、どう選べばいい?
そもそもデグーが加入できる保険はあるの?
ということですが、選べる選択肢は多くはありま
せん。私が調べた限り2025年7月現在、デグーが
加入することができる保険は、次の3つしかありません。その代表的な保険を3つ紹介します。
また、この3つの保険会社の特色を、
「バランス型」と「フル保証型」と、
わかりやすいよう "2つのタイプ " に分けてみ
ました。
◇ 「バランス型」 保険──
◼ アニコム損保
◼ アイペット損保
この2社の特徴は、ペットショップでのお迎え時にしか加入できない仕組みのです。
内容は少し違えど、特徴はほぼ同じ。
・最大70%などの部分補償型 (選べるプラン)
・月額は約1,000円~1,600円前後とリーズナブル
・提携病院での窓口精算に対応
・補償上限が高めの設定
「バランス型」の最大のメリットは、
月額費用の安さと、高めな補償上限の設定です。
※ 加入するできるのは “お迎え時のショップ申込み限定” なので、その機を逃すと入れません。
つまり、このタイプの保険は最初のチャンスで
入るかどうかが全てなんです。
■ アニコム損保(どうぶつ健保ふぁみりぃ)
▶公式サイトはこちら
https://www.anicom-sompo.co.jp/
🔸 全国6,900件以上の提携病院で窓口精算OK
🔸 健康相談やLINEサポートなども充実
🔸 50%・70%の補償から選べる
🔸 月額は約1,200円〜1,600円
🔸 通院1日あたりの補償上限:14,000円まで
🔸 手術1回あたりの補償上限:140,000円まで
■ アイペット損保(うちの子キュート)
▼ 公式サイトはこちら
https://www.ipet-ins.com/
🔸30%・50%・70%の補償から選べる柔軟さ
🔸多頭割引あり【2%~3%】
🔸月額約900円〜1,600円
🔸通院1日あたりの補償上限:12,000円まで
🔸手術1回あたりの補償上限:150,000円まで
◇ 「フル補償型」保険──
■ SBIプリズム少額短期保険(プリズムペット)
▼ 公式サイトはこちら
https://www.sbiprism.co.jp/
こちらの保険の最大の特徴は、唯一あとからでも
加入できること。以前は加入条件として「5歳未満」という制限がありましたが、2025年4月以降は
「年齢制限が廃止」され、いつでも加入できるようになりました。しかも補償割合は最大100%。
上限はありますが、自己負担ゼロの可能性も。
どの病院でも使える(提携不要)
月額は2,800円〜3,600円と費用はやや高め
会計窓口では一旦全額を立て替え、
↓
あとで請求するというスタイルです。
◎メリット
🔸高額治療でも100%全額戻る安心感 ※上限あり
🔸通える病院を自由に選べる
🔸お迎え後でも加入できる唯一の保険
🔸ショップ以外でお迎えした人の救いの保険
▲デメリット
・ 月額費用はやや高め
・ 補償上限金額が他2社と比べやや低い設定
・ 一時的に全額費用を立て替える必要あり
・ あとから請求の書類提出など、手間がかかる
・ 通院1日あたりの補償上限:5,000~6,000円
・ 手術1回あたりの補償上限:30,000~60,000円
「フル補償型保険」 最大のメリット、
それは、精神面です。
「これは病院へ連れてくべきかな?」 「ちょっと
様子を見てからにしようか?」、その心情としてペットに掛かる負担もそうですが、金銭面での
負担も頭の片隅にあるのではないでしょうか?
何かあれば迷わず病院へ。この選択を選ぶ際に、金銭面の安心があるからこそ“早い判断” に至れる、ということはあると思います。
※ 各保険には補償限度額や年間・通院回数などの
制限があります。
※ 詳細や最新情報は、必ず各保険会社の公式ホー
ムページにてご確認ください。
◇ 年齢証明をするには?
デグーの保険に入るには、年齢証明が必要です。
ペットショップや一部のブリーダーでは、販売証明書や血統書に生年月日が記載されている場合があり、それが証明になります。
書類がない場合は加入することはできない?
この場合、
以下のようなものが代用できることがあります。
・ 譲渡証明書や契約書。
・ブリーダーが記載した生年月日入りの書類。
・ 獣医師による「推定年齢」の記載書類
特に里親で迎えた子で記録がない場合は、動物病院で推定年齢を診断してもらうことで、加入を認められるケースは多いです。記録をもらっておくのがおすすめです。
保険会社によっては、推定年齢での加入もOK。
ただし、あとで証明書類の提出を求められる
こともあるので、事前に確認しておきましょう。
※ 虚偽の申告は保険金が支払われない原因に
なるため、正確な情報を伝えるのが大切です。
◇ 「回数制限」と「限度額」にも注意
ペット保険には、“年間〇回まで”という通院・
入院・手術の回数制限が設けられているのが
一般的です。
例えば、
通院:年間20~30日まで
入院:年間20~30日まで
手術:年間2回まで(※プランにもよる)
といった制限があります。
さらに見落としがちなのが、
1回ごとの"限度額" や 年間の"補償総額" です。
たとえば、
「通院1回につき1,2000円まで」
「手術1回につき10万円まで」
「年間の補償は最大50万円まで」
など、補償される金額にも上限があるため、
何度も通院が必要だったり、高額な処置が
続くと自己負担が発生する可能性も。
※ こうした回数や金額の制限は、保険会社や加入
プランによって内容が大きく異なるため、契約
前に必ず確認しておきましょう。
◇ おすすめ保険ステップ【シンプル版】
① お迎え時〜4歳までは
【アニコム損保】or【アイペット】に加入
デグーの若い時期は、通院回数が多くなる傾向が
あります。何より、お迎え時のショップで入らなかった場合、その時点で選択肢が一つの減るということ。ですので、まずは一旦加入しておくことをおすすめします。
「下痢が続く」「目が赤い」「爪が折れた」など、ちょっとした不調でも動物病院へ行く機会が多く、保険が活躍するシーンが意外と多いんです。
私の際は、1年目で4回も病院へ。
【診察+投薬】で一度の会計が3,000〜6,000円ほど。
この時、保険で70%カバーされていたので、自己負担は1,000円ちょっとで済みました。窓口での負担も少なく、提携病院なら精算もスムーズ。
生後一歳までは、健康面でその子が安定しているか、わからないことも多いんです。トラブルに備えとる意味でも、まさに「デグーが小さい時期」にこそ、ぴったりの保険だと感じました。
② 5歳を迎える前に
【SBIプリズム少額短期保険】へ切り替え
「5歳」は、デグーにとって“老齢期の入り口”。
このタイミングからは、高額な処置や急な病気に
備えることがより重要になります。
SBIプリズムの特徴は、バランス型保険に比べ月額費用は高めですが、なんといっても“100%補償”プランがあること。
いったん自分で全額を立て替え、後日請求するスタイルではありますが、どの病院でも使えて、診療費が後にまるごと戻ってくるという安心感はとても大きいです。

◇ 白内障と健康診断でかかった費用
うちの子が5歳を過ぎた頃、突然「目が白い…?」ということに気付き、動物病院を受診しました。
診断は「初期の白内障」。すぐに視力に影響が出るわけではありませんでしたが、進行を抑えるために点眼薬による治療が始まりました。
せっかくなので、その日に健康診断(血液検査・レントゲン含む)もお願いすることに。
初回にかかった費用は、当時の記憶ですと、
・白内障の診察と点眼薬:約5,000円
・健康診断:約6,000円
→ 合計で約1,1000万円程だったと思います。
その後は継続的な点眼+半年に一回の健康診断
を行っていましたが、SBIプリズムの100%補償
プランに入っていたことで、費用面の心配がなく、
安心して通うことができました。
年齢を重ねるほど、ちょっとした体調の変化が
気になる場面も増えてきます。そんなとき、
「迷わず受診できる」という心強さがあります。
◇ 「5歳まで」に切り替るのがおすすめな理由
デグーにとっての5歳は、老齢期の入り口。
代謝や体力が徐々に落ち、その後更に老化が進み
ます。私自身、この変化を間近で感じてきました。5年目というのは、老後の生活環境を見直すのに、すごく良いタイミングということです。
▼ 詳しくはこちらの記事を参照
【人間とは違う、デグーの時間軸】
◇ 歯の病気は「補償対象外」?
デグーは「不正咬合」など歯に関するトラブル
が多い動物です。
しかし多くのペット保険では、歯科疾患や処置は“免責事項”(=保険が効かない)に含まれて
いる場合が多く、注意が必要です。
とくに臼歯(奥歯)のカットや麻酔処置を伴う
治療になると、1回で1〜2万円以上かかることも。
事故による歯の治療、例えば落下の拍子に歯が
欠けたなど、場合によっては保険が適用される
ケースもあるようですが、その点を含め、保険
会社に事前に確認することをおすすめします。
「よくある疾患でも保険が使えないケースがある」そのことを知っておくだけでも、今後の備え方が変わってきます。
- チェックポイント -
◼ 加入前には保険の「免責事項」や「補償対象外項目」を必ずチェック
◼ 歯の疾患に備えて別途で月数千円を医療積立しておくのも現実的
◼ "歯に強い動物病院" をかかりつけにしておく
と安心
◇ 「保険に入らない」という選択肢も
ここまで保険の話を中心にお伝えしてきましたが、「保険に入らず、自身で医療費を積み立てていく」というのも一つの選択肢です。
これは、通院の頻度が少ない子や、飼い主さん自身がしっかり金額管理できる場合には、とても現実的な方法です。
たとえば、毎月2,000円ずつ医療費として自動積み立てした場合、以下のような金額になります。
◼ 医療費 積立のシミュレーション
- 積立額 -
月額 年間積立額 5年間の総額
2,000円 24,000円 120,000円
※ つまり、5年で12万円の医療費の備えができることになります。 この金額があれば、ほとんどの通院・処置に対応できるケースも少なくありません。
◼ アニコム・アイペットの保険料と比較
仮に保険料を月額1,500円(70%補償プラン)
とした場合、以下のようになります。
- 保険料 -
月額 年間費用 5年間の総額費用
1,500円 18,000円 90,000円
※ この保険料では、支払った90,000円が必ずし
も全額返ってくるわけではありません。
あくまで「保険料」として支払った額です。
別途で治療費の30%は負担。
◼ どちらが “お得” かは状況次第
・ 保険はいざというときの安心感が強み。
ただし、使わなければ 「払い損」 になることも。
・ 一方、積立は使わなければそのまま貯まるのがメリット。 でも、高額治療が必要になったときは積立額だけでは足りない場合も。
◇ まとめ──
1. お迎え時はバランス型保険がおすすめ
2. 途中加入はSBIプリズム少額短期保険一択
3. 老齢期に備え「5歳」を前に保険を見直す
4. 保険=使えば使うほど助かる安心ツール
5. 積立=使わなければ手元に残る、柔軟な貯蓄
もちろん人によって選択は様々ですが、まずは
しっかりと保険の種類と内容を把握した上で、
──"自分に合った方法" を探す。
それが何より大事なことですよね。
最後に──
これから初めてデグーを迎える人へ。
私は7年間デグーと共に暮らし、同じように不安を感じ、悩みながら学んできました。
デグー飼育で悩んでいる人がつまずかないよう、このnoteでは、私の経験のすべてを伝えていこうと思っています。
デグーを飼って、「どうすればいいんだろう…」
そんな風に悩んだ時は、“でぐるく”を思い出してもらえたら嬉しいです。
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