デグー初心者に伝えたい|お迎え1ヶ月以内に覚えさせるべき芸
芸を教えるなんてまだまだ先のこと…
そんな風に思っていませんか?
◇ はじめに──
─デグーお迎え初心者さんに伝えたいこと─
「いつか芸を教えて一緒に遊べたらなぁ…
──でも、そんなのまだ先の話だよね…。」
デグーを飼い始めて間もない頃、
私はそう思っていたんです。
SNSで「おまわり」や「手くぐり」している動画を
見るたび、「可愛い… めちゃくちゃ賢いッ…!」
いずれはこの子も出来るようになるのかな?
ってワクワクしながら癒されてました。
今回の内容は、
そんなデグー初心者さんにこそ読んでほしい、
"デグーの飼育歴7年"の私の実体験をもとに
お話します。
私とデグーの出会い──
2017年、私は生後6ヶ月のブルーパイドのデグー♀をお迎えしました。
当時、まだデグーという存在は今ほどメジャー
ではなく、カラーの種類も「アグーチ」「ブルー」「パイド」くらいしか流通していない時の話です。
──その子の名前は「ピコ」
でも、
途中から「ぴっちゃん」って呼んでいたことで、
呼び名は「ぴっちゃん」で定着。
当時はネットの情報もまだ少なく、
ペットショップでさえもエサには穀物類やひまわりの種、浴び砂の設置もなく"ハムスターと同じ扱い"
をされてるお店もちらほら…。
そんなお店の店員さんには、やんわりとアドバイスしたこともあります。
あくまで 「やんわりと…」 ですよ 笑。
思い返せばちょっと懐かしいですね。

◇ 人見知りで警戒心強めのデグー
そんな中うちに来たぴっちゃんは、ちょっぴり人見知りで "少し警戒心強め" の子でした。
お迎え前にはデグーの情報をかき集め、猛勉強。
飼い始めは警戒している、一週間はそっと見守る、エサ交換と水交換をすばやく行い、掃除も控える。
日常の生活音を聞かせ、新環境に慣れてもらう。
「まずは、安心を感じてほしい」
そんな気持ちでのスタートでした。
でも、やっぱり簡単にはいかない。
2週目に突入し、少しは警戒も解けてきた感じ
はありました。そこで、ペレットを手に乗せて
差し出した結果…
ペレットだけくわえてケージの奥に逃走 笑。
中々の警戒っぷり、まだまだ臆病なぴっちゃん。
▼ その当時の様子はこちら──

◇ 部屋ん歩デビューで大失敗
お迎えしてから数週間が経った頃。
「そろそろケージの外でも遊ばせなければッ」
と、初心者飼い主の浮き足だった謎の使命感 笑。
その結果、「部屋ん歩」デビューをさせることに。
初めてケージの外を探検しているデグーの姿、
それはまさに“小さな冒険者”。
興奮して広いスペースをぴょんぴょん駆け回る
姿は本当に可愛いらしく、
「うんうん、ちゃんと楽しいんでくれているな」
と微笑ましい限り。
しかし、15分後に問題が発生…
「ぴっちゃん、そろそろ帰ろっか。」
と、声をかけるも言うことを聞くはずもなく笑。
ぴっちゃんは楽しさのあまり興奮状態。
大好きなオヤツでさえもノーリアクション、
そもそも手には乗れない…。というより、動物に慣れていない私は、簡単に手に乗せてデグーを抱っこできると思っていたのでしょう 笑。
デグーの俊敏性と身体能力を
甘く見ていた私(完全におバカです 笑)。
無理に追いかけ回しては恐がらせてしまうし、
下手な捕まえ方をしてしまったら、せっかく積み
上げてきた信頼関係が崩れてしまうかも…
と、そんな不安もありました。
結果、
サクッと15分程度で終えるつもりの部屋ん歩が
45分の延長戦に…。
最終的には、お迎え時にショップで頂いたアクリルケースにおやつを設置、デグーが入った瞬間に優しく捕獲 笑。
その場は何とか、小さなワナ作戦でケージに戻っ
て貰うことに成功しました。
しかし、毎回このやり方で大丈夫かな?
という心配と、何より"ケージに戻ってもらうことの大変さ" を身に染みて実感した出来事でした。

◇ 手乗りができるまで部屋ん歩NG
初心者さんの中には、
『早く仲良くなりたい』
『ケージばかりじゃストレスかな… 』
といった思いから、焦って部屋ん歩させたくなるという方も多いと思います。
何を隠そう、私もその一人でした。
ですが、手乗りができないうちに外で遊ばせる
ということは、大きなリスクを伴います。
部屋ん歩はストレス発散ができる半面、
誤って脱走させてしまうなど、
危険もすごく多いんです。
ストレス発散も大事ですが、
それ以上に大事なのが、
"デグーの安全"です。
フェンスを飛び越えて脱走。
電気コードを齧って漏電。
物に絡まって怪我をするなど、
人間が生活する部屋には、デグーにとっての危険が潜んでいます。
また、焦って無理やり捕まえるといった行為は噛まリスクも。飼い主とデグーお互いにとって 「トラウマ」 になる可能性もあるため "絶対にNG"です。
せっかく築いてきた信頼が、ちょっとしたことで崩れてしまい、それこそ 「安心とは真逆の記憶」 になってしまうのは勿体無いですよね。
◇ 部屋ん歩デビューの“最低条件”
1. おやつの袋をガサガサすれば寄ってくる
2. おやつで誘導すれば手には乗ってくれる
「部屋ん歩させないで大丈夫なの??」
と思いがちてすが、最初はデグーも飼い主側
(初心者さん)もお互いにまだ慣れていない環境。
そんな慣れない環境で部屋ん歩をさせる方が危険。
というのが、私の出した結論です。
そもそもペットショップにいた頃のデグーはというと、まだ部屋ん歩を経験していないため、「ケージ内での暮らしが当たり前」 と思っているので、ストレスも少ない訳です。
逆に言えば、一度に部屋ん歩を覚えてしてしまうと、ケージ内での生活がストレスに感じやすくなる傾向も。ですので、デグーの安全のためにはまずはケージ内で今の環境や飼い主に慣れさせる。
そこで 「おやつ誘導からの手乗り」
という目標達成を目指すことをおすすめします。
もちろんデグーの性格によっては、そもそも手乗り
自体のハードルが高い場合もあるため、部屋ん歩デビュー前の手乗り抱っこという条件は、
──私の中での『極論』です。
◇ どうしても手に乗れない、そんな時は
ここまでは、
"ある程度、関係を築いてから部屋ん歩デビュー"
というお話をしてきました。
しかしながら、そう上手くいかないこともあると
思います。それ程にデグーの手乗りというのは、
個体によってはハードルが高いということも。
特に警戒心の高い子は難しい…
ことが多いんですよね。
関係性は深まっている。
でも、どうしても手に乗れない…。
実際、そう悩む人も少なくないはずです。
ケージでは手で触れあうことしかできません。
場合によっては、部屋ん歩という広い場で、
身体全身で触れあうことでより仲良くなれる、
そんなこともあるでしょう。
手乗りに悩んでいる方は、
▼こちらの記事も是非ご覧ください

◇ 「手乗り」=立派な芸
デグーは人間でいう "三歳児くらい" の知能があると言われています。
その賢さで学習し、
人を見て相手を信じるかどうかを判断する。
例えば、
芸と聞くと「おまわり」や「輪くぐり」
このように派手なものを思い浮かべる人も多い
かもしれません。
ですが、デグーとの生活を豊かにする上で、
一番最初に教えてあげて欲しい芸、
それは、“手に乗ってもらうこと”。
もしかしたら「飼い主さんの方が 学ぶべき芸」
(最初の壁) なのかもしれませんね 笑。
他の芸はできなくても生活上は何も困りません。
ですが、今後デグーと暮らす上で、
"手乗りができることでやれること"
というのがとても多いんです。
言い過ぎかもしれませんが、それ程にメリットが
大きい。それが 「手乗り抱っこ」 です。
▼ お迎え前に読んで欲しい──
◇ 焦らないこと、構いすぎないこと
私も最初は「手に乗るなんて普通でしょ」って、
正直そう思ってました。動画でベタ慣れデグーを
たくさん観ていたからです。
でも実際は、そう簡単ではありません。
個体差、デグー性別や性格でも全然違います。
うちの子ぴっちんはとても人見知りで慎重派の
女の子でした。手に乗ることを怖がって、
思った以上に時間がかかりました。
大切なことを一つ言います。
「最初からすぐに懐くなんて夢物語──」
信頼を築くには努力が必要だということ。
デグーも皆それぞれ意思を持っています。
その子に合わせた心の寄せ方、ふれ合い方、
それができるのは、あなたしかいませんよね。
実際に今、うちの子はなかなか懐かない…
そう悩んでる飼い主さんもいると思います。
その気持ち、私にもわかります…。
でも、安心してください。
当時の私はこんな風に感じていたんです…。
『なんでうちの子は手を怖がるんだろう?』
『ショップのお兄さんは簡単にやってたのに… 』
でも、ちょっと考えてみてください。
ペットショップのスタッフさんって、沢山のペットをお世話をしている中、デグー1匹に愛情を注いでいる訳ありませんよね。
それでもデグーたちは、ある程度懐いている。
ここで私が言いたいのは、
「──構い過ぎずに “放置”することも必要。」
人間界では愛情が深過ぎて相手を恐がらせる行為、これをストーカーと呼びます。
一歩引いて客観的に見てみればわかる通り、
構って欲しい時はデグーの方からアピールしてき
ます。そんな時は沢山触れあってあげて、
それ以外は放置気味に。自由と安心を与える。
特にお迎え初期の頃は、デグーが安心を感じる
一つの近道なのかもしれません。
▼ なかなか懐かないと悩んでいる方へ

◇ 手乗りを学習させるためには
じゃあ"手乗りを覚えさせる"にはどうしたらいい?
これについては、下記の記事で詳しく紹介させて
頂いてます。▼ 手乗りデグーへの7STEPを解説
◇ 手乗りはスタートでありゴールでもある
個体にもよるとは思いますが、私の肌感では
「手乗り抱っこ」さえできるようになれば、その他の芸はすぐに覚えられる」 そう考えています。
何故なら、その時にはもう既にある程度の信頼
関係ができあがっているから。
あとは飼い主さん次第、デグーとのコミュニケーションにどれだけ時間を割けるかどうか…というところですね。
手乗りにもレベルがあり、手の上でおやつを食べたり、マッサージをされながら甘える。手の中でお腹を出して眠ってしまう、なんていう子も。
ですので、私の経験上このレベルまで信頼されているのであれば、芸を教えるなんて朝メシ前といった感じです。
◇ まとめ──
・デグーとの生活に必要不可欠な芸は“手乗り”
・部屋ん歩デビューは、手乗りを覚えてから
・信頼関係は“教える”んじゃなくて“育てる”もの
・その子の性格に合わせ、段階を踏んで少しずつ
・手を差しすだけで、乗ってくる日がきっと来る
うちの子ぴっちゃんが初めて手に乗って、
そのままマッサージをさせてくれた日のことは、今でも忘れられません。
私があの時に感じた特別な瞬間を、
ぜひ皆さんにも感じて欲しい。
最後に、
──はじめてデグーをお迎えした人へ。
私も7年間、同じように不安を抱き、悩みながら
学んできました。
このnoteでは、いまデグー飼育で悩んでいる人が
つまずかないよう、私の経験のすべて を伝えてい
こうと思っています。
「どうすればいいんだろう…」 と悩んだその時は、“でぐるく”を思い出してもらえたら嬉しいです。
もしこの記事に少しでも共感してもらえたなら、
いま、同じように悩んでいる人に届くよう、
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— でぐるく公式 −デグーお役立ち情報発信中− (@degu_ruku) February 23, 2026
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