デグー|それでは嫌われてしまうかも【手渡しペレットの落とし穴】
その優しさ、
もしかしたら逆効果かもしれません
◇ はじめに──
「仲良くなりたい」がすれ違いを生むことも──
今回は、「デグーと早く仲良くなりたい── 」
そんな愛情いっぱいの初心者さんが、つい知ら
ずにやってしまう“NG行為”を紹介します。また、デグーと絆を深める為の正しいステップを飼育
歴7年の経験から解説します。

◇ 期待が膨らむ「慣れ始めの1週間」
そっと近づく距離に、つい期待してしまう──
デグーをお迎えして、毎日そっと見守る一週間。
少しずつ警戒心が和らぎ、ケージ越しに近寄ってきてくれる可愛い姿に、つい胸が熱くなりますよね。
──そんな期待に胸を膨らませて
「もう、スキンシップを取ってもいいかな…」
「早く仲良くなりたいし…」
「よし、ペレットを手渡ししてみよう!」
当初、私はこのように思っていました。
でも、この「ペレットの手渡し」こそが、デグー
との距離を広げてしまう原因になるかもしれま
せん──。

◇ 「ペレット手渡し」がNGな訳とは?
愛情と安心は、同じ方向を向いていないことも
デグーの主食はチモシーですが、もう一つの主食であるペレットの方が大好きっていう子が多いんですよね。デグーにとってペレットは命を支えるメインの食事だということです。
ショップにいたときは、器にたっぷりとペレットが入っていて、自分で調整しながらいつでも自由に食べられました。それが新しい環境になり、まだ不安な中、手から一粒ずつしかもらえないとしたら…。
手から与えるその一粒、
──デグーはどう感じている?
もし、デグーの立場で考えたなら
『あっ美味しいゴハンだ!ようやく食べられる』
『1粒か… 。あと、どれだけ貰えるんだろう?』
『こないだまでは、いっぱい貰えたのに……』
こんな風に、
毎回そわそわしてしまうのではないでしょうか。
幸せなはずのゴハンの時間が、
──もし、不安に変わってしまったなら
飼い主さん側の「距離を縮めたい」、という思いとは裏腹に、せっかく少しずつ縮めたはずのデグーとの心の距離も、また広がってしまうかもしれません。
▼ デグーにおすすめの "健康ペレット"

◇ デグーとの気持ちのスレ違い
つい構いたくて、やってしまう──
【お迎え後の一週間】
・スキンシップのつもりで、ケージの外から1粒ずつペレットを手渡す
・食べ終わったら1粒、また1粒……そんなペレットの手渡しを繰り返す
・デグーの食に対する不安や不満が溜まって、
そこに安心はない
・寄っては来るけど、ごはん目当て。ペレットをくわえては奥へ逃げる
『このひと、なんか嫌な人かも?』
『なんだか、安心できない…』
せっかく愛情を込めたスキンシップも、デグーに
とっては逆に不信感つながることもあるんです。
これでは、
「手に乗る」どころか、「少しでも仲良くなりたい」という目標からも遠ざかってしまいます。

◇ ペレットは「食の安心」そのもの
デグーにとって、安心できる環境とは、
自由に食べられる環境です。
どんなにベタ慣れの子でも、飼い主が食事中に
ちょっかいを出せば、『ブィブィッ!』とデグーは怒りをあらわにします。
この行動から見ても
デグーにとって "食の安心がどれだけ大事か"
ということがわかりますよね。
手から受け取らなければゴハンを食べられない、
そんな環境では、デグーにとって"不安や不満"を与えてしまうのは当然です。
じゃあ、お迎え後に様子を見たい時はどうする?──
私の答えとしては、最初のペレット1粒だけを
手渡しで与える。
「ご飯の時間だよー」の合図でコミュニケーションを取ります。「置いて置くから、ゆっくり食べるんだよ」と残りのペレットはまとめて与える。
経験上この流れがベストだと私は考えています。
◇ スキンシップを図るなら"オヤツ"
もっと手渡しでスキンシップを図りたい──
その時は、"特別なおやつ" を利用します。
ご飯の安心感は満たされている。その上でのおやつなら 「デザート感覚の特別なご褒美」 と認識するため、スキンシップを図るのに最適です。
スキンシップをとる上で特にオススメのおやつ。それは、えん麦のような "小さなおやつ" です。
何故かというと、大きなオヤツは持ち帰って隠れてゆっくり味わう子が多いからです。
極小サイズのオヤツであれば、すぐに食べきっ
てしまうため、デグーがその場にとどまります。その場でじゃれ合うように、連続してコミュニ
ケーションがとれるという訳です。
これを応用すれば、手乗り特訓や芸を教える際にもそのまま活用できるので、ぜひ試してみてください。
また、デグーの手乗りについては別の記事で詳しく解説していますので ▼こちらをご覧ください

◇ 焦らず、小さな安心を積み重ねていこう
急がなくても、ちゃんと伝わる──
「おやつの与え過ぎは良くないし…」
「ペレットでスキンシップの機会を増やそう!」
その気持ち、痛い程わかります。
──私も最初はそうでしたから 笑。
でも、安心して下さい。
仲良くなってしまえば、最低限のご褒美だけでも沢山のスキンシップがとれるようになります。
後の「ベタなれ」への近道がここにあります。
「早く仲良くなりたい。」
あなたのその思いはとても素敵なことです。正しくコミュニケーションを取れば、デグーもいつかその思いをしっかり感じ取ってくれます。
とにかく、焦らないことが大事です。
正直、時間の掛かる子もいます。
それでも、──ゆっくりと、じっくりと。
「安心してごはんが食べられる」
まずは、そんな当たり前の小さな信頼を積み重ねていきましょう。
そしていつかあなたの手のひらが、デグーにとって一番安心できる場所になるはずです。

◇ まとめ──
デグーとの絆は「食事の安心」から始まる
1. お迎え一週間後、警戒が緩んでも「ペレットの手渡し」はNG
2. 食事はデグーにとって安心の象徴。器にまとめて適量を用意する
3. 手渡しはコミュニケーションは特別なおやつで。少しずつ、手の上で食べる癖をつける
4. 焦らず、小さな安心を積み重ねることが「手乗りデグー」への最短ルート
以上
「notoでぐるく」では、デグー飼育に悩める初心者さんに向けたお役立ち情報を発信しています。
デグーを飼って、もし何か困ったことがあったなら、またいつでも覗きにきてください。コメントも是非お待ちしてます。
