【二軍誘致】「エスコンの先」へ。僕らが創る、世界一の野球の街。第1回:プロローグ――野球の街を「育てる」という新しい楽しみ方
第1章:正直、寂しかったんです。
先日、エスコンフィールドの3階席にいました。
眼下には満員のスタンド。
光に照らされた緑の芝が、夜の空気の中で静かに輝いていました。
歓声は地鳴りのように響いて、体の芯まで伝わってくる。
間違いなく、最高に幸せな瞬間でした。
でも、その幸福感の端に、小さな「贅沢な不安」がありました。
球場の外へ一歩出ると、そこには静かな日常が広がっている。
あの魔法が、すうっと解けていくような感覚。
——そんな切なさを、あなたも感じたことはないでしょうか。
「もったいないな」
と、私は思いました。
私たちは今、世界に誇れるスタジアムを持っています。
でも、「来なければ味わえない魔法」で終わらせるには、あまりに惜しい。
では、この熱狂をどうすれば「日常」の中に溶け込ませられるのか。
その答えは、北広島の境界線の向こう側にありました。
第2章:結論から言います。街は「たまごっち」です。
「エスコンはすごいけど、自分の街には関係ない」
そう感じている方がいたとしたら、もしかしたら一生モノの楽しみを見逃しているかもしれません。
北広島の成功を、ただの「点」で終わらせてはいけない、と私は思っています。
ブームが落ち着いたとき、今のあの熱量は霧のように消えてしまうのでしょうか。
そうならないための考え方があります。
それが、ファイターズの鼓動を苫小牧・恵庭・江別といった周辺の街々まで広げ、
道央圏を丸ごと一つの「野球の街」に変えていく、という未来図です。
これを、ネイバーフッド・マネジメント(住民やファンが主体となって街を一緒に運営・育てていくこと)と呼びます。
難しく考えなくて大丈夫です。
要は、昔夢中になった「たまごっち」のように
大好きなファイターズというエッセンスを自分たちの街に少しずつ混ぜて、
大切に、面白く育てていく「遊び」です。
想像してみてください:ファイターズ・ベルトの未来
北広島(1軍) : 勝利の美酒に酔いしれる「心臓」
恵庭(2軍) : 未来のエースを「俺たちが育てた」と誇れる「ゆりかご」
江別 : OBが焼くお菓子の香りに包まれ、選手と土に触れ合う「食卓」
これらが一本の線で繋がったとき、
北海道は世界でただ一つ、
24時間365日「野球の呼吸」が聞こえる場所になります。
第3章:夢ではなく、「設計図」です。
「もし2軍施設が恵庭に決まったら?」
「もし江別に、OBたちが集まる商店街ができたら?」
この連載で描くのは、ただの空想ではありません。
私たち自身が「ただの観客」から、
北海道を面白くする「プロデューサー」へと変わっていくための、
一つの挑戦状です。
ファイターズのファンであることは、試合を観ることだけじゃない。
大好きなチームを軸にして、自分の人生を、住む街を、もっと豊かに彩っていくことでもあると、私は思っています。
さて、なぜ最初に「苫小牧」へ向かうのか。
そこには、皆さんの想像を超える「レジェンドの鼓動」が眠っていました。
次回、歴史と情熱が交差する「苫小牧編」。
私がそこで出会った「ある朝食」の話を、ぜひ一緒に楽しんでください。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
この「ファイターズ・ベルト」構想、あなたの街ならどんな役割が似合うと思いますか?
「うちの街にはあの選手のゆかりがある」
「こんなことができるはず」
そんなアイデアやコメントを、ぜひお寄せください。
皆さんの声が、この連載の設計図をより豊かにしてくれます。
「スキ」をいただけると、次を書く力になります。
次回もお楽しみに。
