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旅先で1000viewsを見た朝。少し報われた那須塩原最終日

はじめて読んでくださった方へ。
ぜひDay0からお楽しみください

前日は、朝から歩いて、カフェで作業して、鹿の湯に入り、温泉上がりにまたカフェで作業して、最後はchusの秘密基地みたいな部屋で、眠くなるまで文章を書いていました。

歩いて、温めて、冷まして、また書く。
そんな2日目でした。

▶︎ [Day2:歩いて、温泉に入って、また書く日]


そして迎えた、3日目の朝。
最終日です。

夜通し雨が降っていたようで、外は初日と同じように肌寒い朝でした。
でも、不思議と初日の寒さとは少し違っていました。

あの日は、当直明けの身体で、雨と風に吹かれながら、どこか心まで冷えていた気がします。
でもこの朝は、寒いけれど、身体の中に昨日までの温度がまだ残っている。

鹿の湯の熱さ。

カフェのコーヒー。

chusの部屋の小さな灯り。

そういうものが、まだ少し身体の奥に残っているような朝でした。


雨上がりの朝、chusのラウンジで

最終日の朝は、chusの3階ラウンジから始めることにしました。

少し肌寒かったけれど、せっかくなら最後の朝もここで過ごしたい。
そう思って、階段を上がります。


3階には、無料で飲めるコーヒーが置いてあります。
しかも、豆から淹れられる。

これ、コーヒー好きにはかなりうれしいです。

豆を挽いて、
お湯を注いで、

少しずつ香りが立ち上がってくる。

外はまだ厚い雲に覆われていました。
でも、雨は止んでいました。

窓の外を見ると、鳥たちも少しずつ外に出てきている。

厚い雲の下に、ちゃんと朝がある。
そんな感じでした。

コーヒーを片手にPCを開いて、作業を始めます。

旅先の朝に、自分で淹れたコーヒーと一緒に文章を書く。
なんてことない時間なのに、こういう時間がいちばん記憶に残るのかもしれません。


画面の中に、少しうれしい知らせ

PCを開くと、画面の中にうれしい知らせがありました。

1000views。

嬉しすぎて、その場ですぐ報告記事を書いたので、すでに読んでくださった方もいるかもしれません。

▶︎ [1000viewsの報告記事はこちら]

でも、ここでももう一度だけ言わせてください。
読んでくださった方、本当にありがとうございます。

この3日間だけで生まれた数字ではありません。

これまで少しずつ書いてきた記事や、整えてきた導線や、毎日の記録の積み重ねがあって、たまたまこの旅の朝に見えた数字だったのだと思います。

でも、雨上がりのchusのラウンジで、コーヒーを淹れたあとに見るその数字は、少しだけ特別でした。

外はまだ曇っている。

でも雨は止んでいる。

鳥は外に出てきている。

画面の中には、少しだけ前に進んだ記録がある。

なんだか、静かだけど明るい朝でした。


もう少しだけ、chusで書く

そのまま、10時過ぎまでchusで作業しました。

チェックアウト前の時間って、少し落ち着かないことが多いです。

荷物をまとめないといけないし、
このあとどこへ行くかも考えないといけないし、
旅が終わりに向かっている感じがして、少しそわそわする。

でも、この朝は不思議と焦りませんでした。

まだ少し書ける時間がある。
それだけで十分でした。

3階のラウンジで、コーヒーを飲みながら文章を整える。

昨日の夜、秘密基地みたいな部屋で書いていた続きが、朝のラウンジで少しずつ形になっていく。

場所が変わると、同じ文章でも少し違って見える気がします。

夜に書いた文章には、その日の熱が残っている。
朝に読み返すと、その熱を少し冷まして、言葉の形を整えられる。

旅先で書くって、こういうリズムも含めて楽しいのかもしれません。


最後にもう一度、みるるへ

chusを出たあと、そのままみるるへ向かいました。

1日目に、当直明けで寒さに震えながらたどり着いた場所です。

あのときは、正直、
「とにかく座りたい」
くらいの気持ちでした。

広くて、明るくて、作業できる机があって、電源があって。
それだけでかなり救われた気がします。

でも、3日目にもう一度戻ってくると、昨日までとは少し違う気持ちで、その場所を見ている自分がいました。

もう知らない場所ではない。

この旅の中で、一度自分が座った場所。

なんとなく、戻ってきたような感覚がありました。

昼まで、もう少しだけ作業します。

そして、ここでもまたうれしい知らせがありました。

100スキ。

こちらも嬉しすぎて、すぐに報告記事を書きました。

▶︎ [100スキの報告記事はこちら]

本当にありがとうございます。

数字だけを追いかけたいわけではありません。

でも、書いたものが誰かに届いたとわかる瞬間は、やっぱりうれしいです。

自分の中にあった言葉が、画面の向こうの誰かに少しでも届いた。
そう思えるだけで、また次を書こうと思えます。

この3日間だけの結果ではないけれど、最終日に、旅先のみるるでその通知を見ると、なんだか少し報われたような気がしました。

大げさかもしれません。

でも、嬉しかった。
ちゃんと嬉しかった。


今の気持ちをGeminiに伝えてみた

お昼が近づいてきて、お腹も空いてきました。

最終日の昼ごはん。
せっかくなら、この気分に合う場所に行きたい。

そう思って、Geminiに今の気持ちをそのまま伝えてみました。

少し寒いこと。
雨上がりであること。
1000viewsと100スキが嬉しかったこと。
最終日で、少し報われたような気持ちでいること。
このあと昼ごはんを食べたいこと。

すると、おすすめされたのが、
Cafe de Grand Bois(カフェ・ド・グランボワ)でした。

黒磯駅近くにある、レトロな雰囲気のカフェレストラン。
建物を見た瞬間に、これは入ってみたい、と思いました。

石造りの建物。

古い銀行のような重厚感。

窓の形も、扉の雰囲気も、どこか日本ではないような空気があります。

黒磯の街中に、突然少しだけ別の時間が流れているような場所。

雨上がりの空とも、よく合っていました。


コーヒーの香りと、ヨルシカ

席に座って、頼んだのはグランボワライス。

料理を待っている間、目の前でコーヒーを淹れる香りがふわっと流れてきました。

ああ、これはよくない。

いや、良いんだけど、よくない。

まだ料理は来ていないのに、コーヒーの香りだけで空腹がどんどん進んでいく。

お腹が空いているときのコーヒーの香りって、どうしてあんなに反則なんでしょうね。

湯気と一緒に、
「もうすぐご飯ですよ」
と言われているような気がする。

料理を待つ時間まで、ちゃんとおいしい。

そんなことを思っていたら、イヤホンから不意にヨルシカの「あぶく」が流れてきました。

あ、と思いました。

外は雨上がり。

旅の最終日。

レトロで、少し異国情緒のある店内。

目の前にはコーヒーの香り。

その全部が、急にひとつの場面みたいにつながる。

一瞬、あのライブ会場に戻ったような感覚がありました。

音楽を聴いているというより、物語の中にすっと入ってしまうような、自分がその場面の登場人物になったような、あの少し不思議な感覚。

外とは違う時間が、店内だけに流れている。

黒磯の昼なのに、どこか遠い国の、知らない街のカフェにいるような気もする。

旅先で音楽がぴったり重なる瞬間って、たぶん偶然なんだけど、あとから思い出すと、その旅全体の印象を決めてしまうことがあります。

この日のグランボワは、少しそういう時間でした。


名前からは想像できない、グランボワライス

しばらく待っていると、グランボワライスが運ばれてきました。

見た目は、洋風……?

でも、上にかかっているソースは、どこか和風の餡のようにも見える。

ナスとパプリカが彩りを添えていて、
大葉と海苔の香りがふわっと立つ。

ひと口食べて、少し驚きました。

洋風のライスに、和風の餡が重なっている。

でも、全然ちぐはぐではなくて、むしろ絶妙。

名前や写真から想像していた味とは少し違って、でも、その違いがすごく良かったです。

「ああ、ここに来てよかったな」

そう思いました。

旅先のご飯って、有名かどうかより、期待していたものと少し違うのに、ちゃんとおいしい、そういう瞬間がいちばん記憶に残る気がします。

お腹も満たされて、身体も少し温まりました。

食べ終わったら、近くのカフェでラテをテイクアウトして、20分ほど黒磯の街を歩き、最後の作業場所へ向かうことにしました。


EN-KAKUで、最後の2時間

向かったのは、Day2でも訪れていたカフェの3階にある作業スペース、EN-KAKU。

ここは、大きな窓から見える景色がとても良いです。

橋があって、

その下に川があって、

奥には緑が広がっている。

外の景色は開けているのに、室内は静かで集中しやすい。

コンクリートと木の質感がほどよく混ざっていて、静かに落ち着ける空間でした。

旅の最後に作業する場所として、かなりちょうどよかったです。

ここで、2時間ほど集中しました。

このワーケーションでの、最後の作業。

ここまで来たら、
「まあ、こんなものかな」
では終わりたくありませんでした。

納得するところまで整えて、
書き切って、
ちゃんと帰りたい。

旅行に来ているのに、最後まで作業している。

冷静に考えると少し変かもしれません。

でも、今回はそれがしたくて来た旅でした。

観光もする。

温泉にも入る。

おいしいものも食べる。

でも、ちゃんと書く。

その全部をひっくるめて、今回のワーケーションだった気がします。

最後の2時間。

できるところまで、納得するまで。

そう思って、画面に向かいました。


温泉まんじゅうを買って、帰路へ

最後の作業を終えて、帰路につきます。

駅へ向かう途中、黒磯の街で見つけた老舗のお饅頭屋さんで、名物の温泉まんじゅうを買いました。

旅の終わりに買う温泉まんじゅうって、なんであんなにちょうどいいんでしょうね。

大げさなお土産ではないけれど、
「ああ、温泉地に行ってきたんだな」
という実感を、手のひらに残してくれる。

袋を持って駅へ向かう時間も、なんだか少し好きです。

もう帰るだけ。

でも、まだ旅の中にいる。

そのあいだの時間。

黒磯から那須塩原へ、一駅。

この旅で何度か通った道を、最後にもう一度戻ります。


たった一駅が、少し懐かしかった

黒磯から那須塩原までは、たった一駅。

窓の外を眺めていると、初日に寒空の下を歩いた道が、ふと頭に浮かびました。

まだ2日前のことです。

遠い過去ではないはずなのに、どこか少し懐かしい。

海馬という記憶の保管庫の、その一番奥を、やさしくトントンと叩かれているような感覚。

あの日は、寒くて、雨も少し降っていて、予約ミスもして、心まで冷えていたのに。

今思い出すと、その寒さすら、この旅の輪郭になっている気がします。

たった3日間。

でも、朝の包丁の音も、畦道の蛙の声も、鹿の湯の熱さも、カフェのコーヒーの香りも、chusの秘密基地みたいな部屋も、みるるで見た100スキの通知も。

全部がぎゅっと詰まっていて。

「濃密だったなあ」

その一言に尽きる3日間でした。


新幹線を待ちながら

那須塩原駅に着きました。

新幹線の時間が近づいてきます。

ホームには、多くの人が並んでいました。

大きな荷物を持った人。

家族連れ。

ひとりでスマホを見ている人。

お土産袋を抱えている人。

ホームの外では、車で送ってきた家族や友人が、最後に少しだけ立ち話をしていました。

改札の前で、
ホームへ向かう階段の手前で、
「じゃあね」
「またね」
という声が聞こえる。

いっときの別れを惜しむ声。

それぞれの人に、それぞれの旅があって、それぞれの帰る場所がある。

上野までは、1時間もかかりません。

たったそれだけの距離なのに、このホームでは、それぞれの物語が静かに交差していました。

自分も、その中のひとりとして新幹線を待っている。

出発したときは、当直明けで、眠くて、寒くて、ただ少し遠くへ行きたかっただけだった気がします。

でも帰るころには、書いた記事があって、歩いた道があって、入った温泉があって、飲んだコーヒーがあって、また来たいと思える場所がありました。

完璧な旅ではなかったです。

予約も間違えたし、
寒かったし、
行きたい場所全部には寄れなかったし、
計画通りでもなかった。

でも、だからこそちゃんと旅だったのかもしれません。

AIに相談して始まった旅だけれど、最後に残ったのは、画面の中のプランではなくて、自分の足で歩いた道と、そのときの空気と、そこで出会った人のやさしさでした。

新幹線がホームに入ってくる。

これで、那須塩原とはいったんお別れです。

でも、また来たい。

そう思える旅でした。


行きとは違う、幸せな微睡み

上野までは、1時間もかかりません。

行きと同じように、席に座って少し窓の外を眺めていたはずなのに、気づけばまた夢の中にいました。

でも、その眠りは行きとは少し違っていました。

行きは、当直明けの身体が強制終了するような眠りでした。

目を閉じた瞬間に、
「もう無理です」
と身体が言ってくるような、少し重たい眠り。

でも帰りは、違いました。

歩いて、食べて、温泉に入って、書いて、また歩いて。

ちゃんと一日ずつ使い切ったあとの眠気。

疲れているのに、どこか満たされている。

身体の奥に、鹿の湯の熱さとか、コーヒーの香りとか、畦道の光とか、そういうものがまだ少し残っている。

当直明けの疲労ではなく、旅を終えたあとの、幸せな微睡み(まどろみ)。

電車の揺れに身体を預けながら、そのままゆっくり、日常の方へ戻っていきました。

Geminiと一緒に決めた、那須高原への2泊3日。

完璧ではなかったけれど、だからこそ、ちゃんと旅でした。

また来たい。

そう思える旅でした。

次は、どこに行こうかな。

もし「ここ、ワーケーションに良かったよ」「次はここ行ってみてほしい」という場所があれば、ぜひ教えてください。

次の旅の候補にします。


関連記事

▶︎ [Day0:行き先を決めるまで]
▶︎ [Day1:当直明け、寒い那須へ]
▶︎ [Day2:歩いて、温泉に入って、また書く日]

嬉しすぎてすぐ書いた報告記事はこちらです。

▶︎ [1000views突破の記録]
▶︎ [100スキ、本当にありがとうございます]

那須塩原・黒磯で訪れたカフェ、作業スペース、宿については、別記事でまとめる予定です。

▶︎ [那須塩原ワーケーション実用メモ](執筆中)

このnote全体の入口はこちらです。

▶︎ [待合室はこちら]

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