待合室|医療のすき間にある小さな物語
ここは、少しだけ肩の力を抜いて読む場所です。
診察の合間に。
検査結果を待つ間に。
病院から帰ってきた夜に。
あるいは、特に理由はないけれど、少しだけ身体や暮らしのことを考えたくなった日に。
健診結果の読み方や、生活習慣病の解説とは少し違って、ここには、診察室でふと心に残ったこと、日々の暮らしの中で考えたこと、休むこと、働くこと、旅の記録、そしてイラストマンガを置いています。
病気の説明でもなく、検査値の解説でもありません。
でも、どこかで身体や医療や暮らしにつながっている。
そんな、小さな物語たちです。
診察室で患者さんと話していると、医学の言葉だけではすくいきれないものに出会うことがあります。
「大丈夫です」と言った言葉の少し奥。
声が小さくなる瞬間。
病名の前にある、その人の暮らし。
休んでくださいと言う側の、休み方。
それらは、診断名にも、検査値にも、処方欄にも残りにくいものかもしれません。
でも、医療のすき間には、たしかにそういう物語があります。
ここは、急いで答えを探す場所ではありません。
少し座って、息を整えて、自分の身体や日々のことをぼんやり考える場所。
そんな意味を込めて、ここを「待合室」と呼ぶことにしました。
この待合室に置いているもの
この待合室には、大きく分けて4つの棚があります。
📍 診察室の余白
患者さんの言葉にならなかったもの、声が小さくなる瞬間、表情や沈黙の中にあるもの。
検査値や病名だけでは見えない、「人を診る」ということについて考えた記事です。
📍 白衣を脱いだあと
「休んでください」と言う側の思いや日常。
医療者として働く中で感じる疲れ、緊張、少しずつ自分の身体に戻っていく時間について書いています。
📍 中の人の記録
旅、日記、学生時代の記憶、noteを書きながら考えたこと。
医師として、というより、ひとりの人間として見た景色や感じたことを残しています。
イラストマンガや絵本のような記事も、それぞれの棚の中に置いています。
言葉だけでは届きにくい空気感を、絵と短い言葉で残しています
📍診察室の余白
診察室には、検査値や病名だけでは見えないものがあります。
患者さんが言葉を選ぶ間。
「大丈夫です」と言いながら、ほんの少しだけ視線が下がる瞬間。
家族の話になったときの、少しだけ変わる表情。
医学的には、大きな出来事ではないかもしれません。
でも、医療の中で本当に大切なものは、そういう小さな場面に隠れている気がしています。
ここでは、そんな診察室の一コマを、エッセイやイラストとして残しています。
📍白衣を脱いだ後
「休んでください」
医師として、患者さんにそう伝えることがあります。
でも、そう言っている自分自身が、ちゃんと休めているのかと聞かれると、少し言葉に詰まることがあります。
ちゃんと寝たはずなのに、なぜか身体が戻らない日。
何もしていないのに、疲れている日。
湯船に浸かって、ようやく自分の身体がこわばっていたことに気づく日。
疲れは、いつも大きな出来事のあとに来るわけではありません。
白衣を脱いだあとにも、診察室の緊張が少しだけ身体に残っていることがあります。
むしろ、毎日の小さな緊張や、気づかないふりをしてきた無理が、静かに積もっていってしまいます。
ここでは、休むこと、疲れること、身体が少しずつ戻っていく感覚について書いています。
▶︎ [何もしていないのに、疲れている日がある](未)
▶︎ [読書は“休み”というより、“戻る時間”なのかもしれない]
📍中の人の記録
医師としてではなく、ひとりの人間として残しておきたい景色があります。
旅のこと。
学生時代のこと。
noteを書きながら考えたこと。
医療から少し離れているようで、どこかで今の自分につながっている記録です。
ここでは、日々の小さな出来事や、過去を振り返る文章を置いています。
▶受験時代の記録
▶︎ [画面の向こう側にいるあなたへ。20の「スキ」がくれた宝物]
☆ブログについて
noteとは別に、医学の学びを整理するブログも書いています。
ここが「待合室」だとしたら、ブログは「勉強部屋/Study room」に近い場所をめざしています。
症候別の考え方や、医学生・研修医向けの内容などを、少しずつ置いています。
くわしくはこちらからどうぞ。
はじめて来てくださった方へ
この待合室は、note全体の中では少し余白のある場所です。
健診結果や生活習慣病について読みたい方は、こちらの地図から入っていただくのがわかりやすいと思います。
このnote全体の歩き方はこちらにまとめています。
私自身がなぜこのnoteを書いているのか、どんな場所を作りたいと思っているのかは、こちらの記事に残しています。
最後に
待合室という場所は、少し不思議です。
診察の前に座る場所でもあり、診察のあとに少し息を整える場所でもあります。
まだ何かが始まる前の時間。
あるいは、何かを受け取ったあとの時間。
このnoteの待合室も、そんな場所にできたらと思っています。
急いで答えを出さなくてもいい。
すぐに役立つ知識でなくてもいい。
ただ少し、自分の身体や暮らしのことを考えるきっかけになる。
そんな文章や絵を、ここに少しずつ置いていきます。
気が向いたときに、またふらっと座りに来てください。
