「ちゃんとしなきゃ」に追い込まれていた私が、少しだけラクになれた日──“役に立つ人”じゃなくても、ここにいていいと思えた理由
【はじめに】
「ちゃんとしなきゃ」
「しっかりしなきゃ」
いつもそんな言葉が、心のどこかに貼りついていた。
家事も、育児も、仕事も、全部ちゃんとやらなきゃ。
人に迷惑をかけちゃいけないし、
「頼りになる人」でいなきゃ、って。
でも、全部を“ちゃんと”やろうとすればするほど、
私の中から「自分の声」が消えていった──
【第1章:「怒られないように」生きてきた】
「どう思われるか」を、ずっと気にしてきた。
「変に思われないかな」
「嫌われないようにしなきゃ」
「ちゃんとしてるって思われたい」
そうやって、言いたいことも飲み込んで、
自分の気持ちより、“周りの反応”を選んできた。
だから、何をしたいのか、本当の気持ちがわからなくなった。
わからなくなったまま、「ちゃんと見える自分」を繕い続けていた。
【第2章:「しっかり者でいなきゃ」に疲れた夜】
「しっかりしてるよね」
「頼りにしてるよ」
そんな言葉がうれしかった時期もあったけど、
気づけばその言葉が、重荷になっていた。
「ちゃんとしなきゃ」って気持ちは、
だんだん「失敗しちゃいけない」に変わっていった。
感情を出すのも怖くなって、
「何でもないよ」って笑って、ごまかして──
その裏で、本当は一人で泣きたかった夜もあった。
▶ この先は、有料noteでお読みいただけます
「ちゃんとすること」「役に立つこと」だけが、
私の存在価値だと思っていた私が、
ある日ふと、気づいたんです。
——意味があるとか、感謝されるとか、
そんなことじゃなくても、
“ここにいていい”と思えた理由を。
【第3章:感謝もされない。意味も見えない。それでも、やめなかった理由】
「ねぇ、私って、ここにいる意味あるのかな」
誰にも聞かれなかったけど、
ある日、食器を洗いながら、心の中でつぶやいていた。
料理、洗濯、送り迎え。
日々のほとんどは、「ありがとう」なんて言われない。
むしろ、「やって当たり前」でスルーされることばかりだった。
でも、私はそれを“やめなかった”。
たとえ感謝されなくても。
たとえ誰にも気づかれなくても。
それを「意味がない」なんて思いたくなかったから。
きっと私は、
「誰かのためにできること」が、
ギリギリの私を、繋ぎとめてくれていたんだと思う。
誰かの「助かった」の一言がなくても。
誰かに褒められる瞬間がなくても。
私は、誰かの“土台”でいたかった。
自分では意識してなかったけど、
そんな思いが、私を動かしていたのかもしれない。
【第4章:ようやく気づいた、“誰にも言えなかった本音”】
「今日のお弁当、おいしかった」
──子どもがぽつんと、そんな一言をくれた夜がありました。
特別なことじゃない。
ただ、それだけの言葉。
でも、その瞬間、
胸の奥がふっとゆるんで、
こらえていた涙が、静かににじんできました。
私、今日もここにいてよかった──
そんな風に思えたのは、ほんとうに久しぶりでした。
きっと私はずっと、
「もっと、気づいてほしかった」
「もっと、ありがとうって言われたかった」
「あなたがいてくれて助かった」って、言われたかった。
でもそれが言えなくて、
代わりに「わたしなんて……」と、
自分を小さく閉じ込めてきたんだと思います。
その声にようやく耳を傾けて、
「そう思ってたんだね」って自分に言えた夜、
私は少しだけ、自分のことを抱きしめたくなりました。
【おわりに:「わたしなんて」と思った日々も、きっと誰かの明日を支えている】
私には、すごい実績も、目を引くような肩書きもありません。
だけど、毎朝起きて、ご飯をつくって、
子どもを送り出して、仕事に行って──
そんな日々を、私は何年も繰り返してきました。
その積み重ねを、ずっと「何にも残っていない」と思っていたけれど、
本当は、“ちゃんと残っていた”んだと思えるようになりました。
「わたしなんて」と思いながらも、
それでも今日を迎えて、
またひとつ日常を回した。
そんな日々こそ、きっと誰かの明日を支える小さな光になる。
そう信じられるようになったから、
私はこのnoteを、書き終えることができました。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
🕊️ 「ちゃんとできない自分は、ここにいちゃいけない」──
そんな風に思ってしまった夜。
同じような気持ちを綴ったnoteを、他にも書いています。
▷ “何でもない”が口ぐせになった夜に、本当は言いたかったこと
▷ 夫に話しかけるのが、ちょっと怖いと感じる夜に
▷SNSを見ると、自分の世界がしぼんでいく…“何もない私”が苦しい夜に
