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プロンプトを整理するのは「後」でいい。AIを「答えを出す機械」から「思考の整理役」に変える対話のコツ【生成AI部下と上司の仕事日誌】Day5

システム部門でPMOをしている、元・非システム系の立場から、「現場で本当にあったAIの困りごと」とその乗り越え方を書いています。

「部長……プロンプトが、書けません……」

振り返ると、
AI部下がパソコンの前で止まっていた。

画面には、生成AIの入力欄。
カーソルだけが、点滅している。

打っては消し、
消しては止まり、
また少し打って、やっぱり消す。

「何を書こうとしてるんだ?」

「困っていることは、あるんです」

「じゃあ、それを書けばいい」

「でも……順番が分からなくて……
 きれいに整理してからじゃないと、
 聞いちゃいけない気がして……」

私は、後ろから画面をのぞき込んだ。

「一気にまとめなくていい。
 思いついた順でいいんだ」

AI部下は、少し驚いた顔をした。


この連載では、
🤖 生成AI部下(アグボくん)がやらかす
❄ 空気が凍る
という“現場あるある”をもとに、

・なぜズレたのか
・どこが設計ミスだったのか

を、実務目線で整理していきます。

この連載は、実際に寄せられた相談の中から
「これは多い」と感じたテーマを取り上げています。
ひとりの失敗談ではなく、
現場のあるあるとして読んでもらえたら嬉しいです。

※このシリーズのまとめはコチラ!


1. 「ちゃんとしたプロンプトを書こうとして、何も聞けなかった😅」

状況:
「ちゃんとしたプロンプトを書こう」と思い、
何を書くべきか考え始める。

問題:
・何が問題か
・どこから聞けばいいか
・どう書けばよいか

を同時に考えてしまい、
文章が進まない。

結果:
入力欄は真っ白のまま。
AIには何も聞いていない。


2. 「整理してから聞く」が危険な理由😿

【プロンプト】=AIへの指示文。

ネットや本には、

「良いプロンプトの型」
「条件を整理する」
「目的を明確にする」

と書いてあります。

それをまじめに読んだAI部下は、
こう思いました。

「整理してからじゃないと、
 聞いちゃいけない」

でも、実際の生成AIは、

・途中で修正できる
・会話しながら詰められる
・順番がぐちゃぐちゃでも理解しようとする

ツールです。

つまり、

AIが難しいのではなく、
人間(とAI部下)が
“聞く前にまとめようとしすぎている”
のが原因です。


3. もっとリラックスして使おう!

「何をしたらよいのかわからない」
「どう使えばいいのかわからない」

こうした相談は、よく来ます。

議事録のように
一発で答えを出したい場合は、
「このプロンプトを使ってみて」と渡したり、
「自分用に書き換えてみて」と伝えたりします。

でも、大切なのは――

一回で完璧を求めないこと。

何度でもやり直せるのだから、
最初から完璧なプロンプトを
用意する必要はありません。

逆に、
一回で思った通りの答えが出なくても、
諦める必要もありません。

例えば、企画書を作るとき。

「概要から企画書を作って」
と伝えるだけでは、
どうしても、ありきたりな内容になります。

そこに、

・自分の経験
・考え
・状況
・想い

を足していくことで、
はじめて「自分の企画書」になります。

AIは、
“答えを出す存在”ではなく、
一緒に考える相手なのだと思います。

AIを上手に使いこなして、もっと新しい世界を広げてみませんか。

4. 生成AIへの指示は「整理してから」じゃなくていい

❌ こんな考え方しなくていいよ!
「きれいに整理してから聞かなきゃ」

⭕ リラックス、リラックス!友達と会話するように
「思いついた順で出せばいい」

私は、AI部下にこう言いました。

・悩みを箇条書きで出す
・順番は気にしない
・文章になってなくてもいい
・出してから
 「これをまとめて」
 と頼めばいい
・一気にやろうとしない

AI部下は、
“答えを出す存在”ではなく、
“整理を手伝う存在”です。

悩みを
頭の中で片づけるのではなく、
画面の上に出してしまう。

それだけで、
次に進めます。


5. まとめ

教訓:
・最初から整ったプロンプトはいらない
・悩みごとを、そのまま投げていい
・順番は、あとで整えればいい

人間側の責任:
AIを動かす前に、
自分で片づけすぎないこと。


次回予告

「研修資料は見たのに、実務に落とせなかった日」

“分かったつもり”と“できる”の間で止まる
AI部下を描きます。


この記事が
「分かる…」と思えたら、
スキをもらえると嬉しいです♪


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