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研修の「きれいな例文」を疑え。AIを自分の業務に「翻訳」する勇気がDXの第一歩【生成AI部下と上司の仕事日誌】Day6

「研修ではできたんです・・・だけど、何を聞けばよいか」

……カチ。
……消す。
……また入力して、止まる。

AI部下は、入力欄の前で固まっている。

🤖 AI部下
「部長……
研修では、できたんです。
メールも、要約も……
でも、今日の仕事だと……
何を聞けばいいか分からなくて……」

👔 部長(後ろからのぞき込む)
「うん。
それ、よくあるやつだな。」


この連載では、
🤖 生成AI部下(アグボくん)がやらかす
❄ 空気が凍る
という“現場あるある”をもとに、

・なぜズレたのか
・どこが設計ミスだったのか

を、実務目線で整理していきます。

この連載は、実際に寄せられた相談の中から
「これは多い」と感じたテーマを取り上げています。
ひとりの失敗談ではなく、
現場のあるあるとして読んでもらえたら嬉しいです。

※このシリーズのまとめはコチラ!


2. 🤔 なぜ「研修を受けたのに」使えないのか

👔 部長
「研修ってな、
“基本ルール”を知る場所なんだ。」

研修では、こう聞く。
・「メールを書いて」
・「議事録を要約して」

すると、ちゃんと答えが返ってくる。

🤖 AI部下
「はい……
“できた!”って思いました……」

👔 部長
「でもな、
現場の仕事は、もう少しややこしい。」

実際の仕事では、
・自社の資料があって
・書き方の決まりがあって
・相手も決まっていて
・直す前提で動いている

なのに――

👔 部長
「研修と同じ聞き方をすると、
ズレる。」

ズレるとどうなるか。
・修正が多い
・時間がかかる
・だんだん使わなくなる

🤖 AI部下
「……最初は“すごい”って思って、
だんだん“面倒”になって、
最後は……閉じました……」

👔 部長
「それが、“わかった気”止まりだ。」


3. 🚧 よくあるつまずき

① プロンプトを研修のまま使う
・条件を書かない
・数字を書かない
・前提を書かない
→ 出力がズレる。

② 間違いに慣れていない
・変な答えに気づけない
・チェックの癖がない

③ 現場の壁
・社内PCで使えない
・ツールが違う
・ルールがある


4. 🧑‍🏫 研修受講のあるある

研修は受けたけど使っていない・使わないという人は多々います。
私の会社でも年に数回、生成AIの講座を内外部から招いて実施していますが、やはり使用していない人は多いです。
興味がある人はすごく多いのに、受講する人も多いのにです。

なぜだろうかと、私が研修を受けながら思うのが、どうしても機能の説明や一般的な使用方法の説明になっているからだと思います。

では、「実際にどうしたらよいの?」という、それぞれの課題や困りごとに当てはまっていない。
それは、研修後に受講者側が考えることだろうというのは、当然なのですが……

だったら、どうするかです。

①自分に関係ない資料のやり方だけど、もう一度やってみる
②そして、何でもいいので、一つ自分のことに当てはめてやってみる

だと思います。

「何でも」と言われても自分にはわからない!という人もいると思いますが、
相手はAIです(笑)
人間より数千倍優秀です。

「何言っているの?」と、理解できないような人間と対話しているわけではないです。
安心してください。あなたの言いたいことを推測して理解し、答えようとしてくれます。

そこから、なんか違うなと思えば、修正した内容を伝えてあげればいいんです。
だから、的を射ていないことでもいいんです。

まず入力して、どんな回答が出てくるのか見てみませんか?
検索ツールだけにするのはもったいないです。


5. 🔧 研修資料を“仕事用”に変える

👔 部長
「読むだけ、で終わらせない。」

👔 部長
「“自分の仕事で試す”に変える。」

① 研修の例文を、仕事に置き換える
×「メールを書いて」
〇「この請求書チェック結果を、
 上司向けに3行でまとめて」

👔 部長
「翻訳するんだ。
“研修語”を“現場語”に。」

② 失敗をメモする
・ズレた理由を書く
・次はどう聞くか直す

👔 部長
「失敗は、
“ダメな結果”じゃない。
“調整データ”だ。」

③ 毎回、同じ観点で見る
・正しいか
・抜けてないか
・仕事に使えるか
・変な話を作ってないか
・時間は減ったか

👔 部長
「感覚じゃなく、
型で判断する。」

④ 1人で抱えない
・同僚に見せる
・失敗を話す
・月1で振り返る

👔 部長
「AIは、
一人練習より、
職場練習だ。」


6. 📌 まとめ

・研修でできても、仕事では止まることがある
・それは「使えない」のではなく「当てはめていない」だけ
・研修の例文を、自分の業務に翻訳することが第一歩
・失敗して直すことで、はじめて“使える”になる

生成AIは、
「知った瞬間」ではなく、
「使い直した瞬間」に、
本当に役に立ち始めます。


🔜 次回予告

次回は――
Day7:安全が怖くて、何も聞けなかった日

情報漏洩のニュース、
社内ルール、
「これ入れていいの?」という不安。

便利なのに、
怖くて使えない。

AI部下が、
入力欄の前でフリーズします。

「これ、聞いたら怒られますか……?」

安全と活用の“ちょうどいい境界線”を、
部長がそっと教えます。


もしあなたも、
・研修は受けた
・でも仕事では止まっている
・結局、閉じてしまった

そんな経験があれば、
それは失敗ではありません。

「研修の言葉」を
「あなたの仕事の言葉」に
言い換えるところから
始めてみてください。

「わかる…」と思ったら、
スキやコメントで教えてもらえると嬉しいです。

あなたの
「研修後に止まった話」
ぜひ聞かせてください。


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