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命を救うバトンを技術でつくる?ドナー不足の理由と人工臓器の未来

こんにちは!えひめITラボ代表のせいけです。

「臓器移植を待っている人がたくさんいるのに、どうしてドナー(臓器を提供する人)が足りないんだろう?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?実は、移植を待つ人とドナーの数にはものすごい差があります。今回は、なぜドナーが少ないのか、そして未来の技術で本物の臓器の「代わり」を作れるようになるのか、分かりやすく解説していきますね。

(今日の一言: 寿司食った次の日は顔がむくみます)


なぜ臓器を提供するドナーが少ないの?

日本だけでなく世界中でドナー不足が課題になっています。これには、医療の仕組みや私たちの心のあり方など、いくつかの複雑な理由が絡み合っています。

1. 提供できる条件がとても厳しい

臓器移植は、誰の臓器でもいつでも移植できるわけではありません。基本的には「脳死」と判定された方や、心臓が停止した直後の方からしか提供できません。
さらに、がんなどの病気にかかっていないことや、感染症がないことなど、医学的な条件をいくつもクリアする必要があります。この「健康な状態の臓器を保ったまま亡くなる」という状況自体が、確率として非常に低いのです。

2. 意思表示をする仕組みが十分に伝わっていない

「自分が亡くなった後、臓器を提供してもいいよ」という意思表示カードや、運転免許証・マイナンバーカードの裏にある署名欄を見たことがあると思います。
しかし、普段の生活の中で「自分が死んだときのこと」を考える機会はそう多くありません。そのため、なんとなく知ってはいても、実際に意思を記入している人が少ないのが現状です。

3. 家族の同意を得るのが難しい

本人が意思表示をしていても、あるいは意思が不明な場合でも、最終的には残されたご家族の同意が必要です。
大切な人が亡くなって深い悲しみの中にいるときに、「臓器を提供しますか?」と聞かれてすぐに決断するのは、精神的にとても苦しいことです。家族の間で普段からこういった話を共有していないことも、ドナー数が伸び悩む原因の一つと言われています。


将来、技術で代用品や人工の臓器は作れる?

ドナーが足りないなら、「科学の力で臓器を作ればいいじゃないか!」と思いますよね。実は今、世界中で「人工臓器」や「代用臓器」の研究がものすごいスピードで進んでいます。
どのようなアプローチがあるのか、代表的なものを紹介します。

1. 3Dバイオプリンターで作る臓器

パソコンのデータを元に立体を作る「3Dプリンター」ですが、そのインクに「生きた細胞」を使って臓器の形をプリントする技術の研究が進んでいます。
本物の臓器は、たくさんの細胞と複雑な血管の網の目でできています。これらを細かく再現して、本物そっくりの臓器を作ろうとする試みです。

2. iPS細胞からつくるミニ臓器

日本が世界をリードする「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」は、体のあらゆる細胞に変化できる万能な細胞です。
このiPS細胞を使って、小さな肝臓や心臓の一部(ミニ臓器)を作る実験はすでに成功しています。現在は、これをさらに大きく育てて、実際に人間に移植できるレベルにするための研究が続けられています。

3. 動物の臓器を応用する技術

人間の臓器とサイズや働きが似ている「ミニブタ」などの遺伝子をあらかじめ調整し、その臓器を人間に移植する「異種移植(いしゅいしょく)」という技術もあります。
アメリカなどでは実際に移植を行い、一時的に機能したというニュースも報じられており、実用化に向けた研究が急ピッチで進んでいます。


実用化へのハードルとこれからのこと

「じゃあ、もうすぐ人工臓器が手に入るんだね!」と思いたいところですが、解決すべき課題もまだあります。

もっとも難しいのは「血管」を通すことです。臓器が働くためには、隅々の細胞まで酸素や栄養を届ける血管が必要です。この微細な血管のネットワークを人工的に作るのは非常に高度な技術がいります。

また、他人のものや動物の臓器を移植したときに体が引き起こす「拒絶反応(体が異物として排除しようとする動き)」をどう抑えるか、という安全性の問題や、倫理的な問題もクリアしていかなければなりません。

医療とテクノロジーの融合は一歩ずつ進んでいます。完璧な人工臓器が明日すぐにできるわけではありませんが、私たちが生きている間に、多くの命を救う新しい選択肢が登場する可能性は十分にあります。

最先端の技術に期待しつつも、まずは今できることとして、家族や大切な人と「もしものとき」について少しだけ話してみるのも、大切な一歩かもしれませんね。

オーディブルにもありますので無料体験でぜひ。

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