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“ストリートなメディカル” の卒業発表~『隻身の音聲』で始めた創作の中締め

4月から半年間参加したストリート・メディカル・ラボにて、先日私が(10/13)卒業発表をした様子を、動画でYouTubeにアップしました。(全部で13分程~プレゼン6分+Q&A&講評7分~詳細は概要欄をご参照下さい)

発表内容今後の展望は、詳しくこちらの ↓ 会社ブログに纏めましたので、

今回はそこへ至るまでの紆余曲折を、ここに書き記しておこうと思います。



1.医療におけるデータ活用を学ぶ

3月に起業し、まず取組んだのが「データ活用法の学習」でした。世間一般でも重要性が叫ばれていますが、医療では “致命的に重要” だと思ったので。

そのために、医療AI開発者養成プログラム(CLAP)に参加して、そこからさらに医療AI推進機構(MAPI)へも繋がった…という話を書いています。


2.SFプロトタイピングでTALES参戦

そんな取り組みをしていた4月に、ここnoteからTALESが派生。それまでも仕事の傍ら「星新一賞」へ投稿してきたので、それらを掲載し始めました。

私は名前の通り「レールに乗らない事業開発屋」なので、あくまで本業は、作家ではなく事業開発。それゆえ私が執筆するのはSFプロトタイピングのためであることを再認識し、新たにTALESから創作大賞へと応募すべく、5月から初の公開執筆に挑んだのが隻身の音聲でした。

これは、前半で(私の実体験を踏まえ)「結実屋」に辿り着く迄を、後半で「SFプロトタイピング」を展開した作品(6万5千字)で、作中で試作したアイデアは、臨床口笛の秘密基地『パラパカ』でした。


3.ストリートメディカルラボに参画

これと並行して参加し始めたのが「ストリート・メディカル・ラボ」です。4月に開講して、6月には個人ポスター発表があったので、私はこんな形で『隻身の音聲』と連動したアイデアを発表しました。

1枚目で、企画の全体像を描き…
2枚目では、企画の詳細を分かり易く…

しかし、この後に流体力学の専門家と話をしたところ「面白い切り口だが、気流の解析に結構な費用が掛かりそう…個々かつ時々刻々で変化するので」らしく、泣く泣く保留。最終発表へは、別のテーマを模索することに…


4.マイナもん倶楽部と医療の共通点

そんな中で『隻身の音聲』は沢山の人に読んで頂き、おかげでお仕事小説の部門で通算3位(今は4位)にして頂きました。また7月の物語完結を機にTALESで知り合った「マイナー分野を自分事と捉え過剰な熱量を注ぐ作家」が集う場を作りたいな…と思い、始めたのが「マイナもん倶楽部」でした。

そこでふと気づいたのが…あれ? 病気もある意味 “マイナー分野” だし、 “自分事の極み” だよね……それなら、この延長で別の小説を書けるのでは? と書き始めたのが『創作工房 “マイナもん” 倶楽部』だったのです。これを前作の外伝として、主人公の娘を主役に据え、書き始めたのが8月でした。これと、冒頭の動画(ストリート・メディカル・ラボの卒業発表)で掲げた『うちあけ創作工房』がオーバーラップしてゆくことになります。


5.創作論1位獲得と創作大賞の落選

そうした経緯から、この作品は “創作論” として書き始め、なんと部門の通算ランキングで1位となりました(今は “仕事・人間ドラマ” で3位)。これは今も執筆を続けていて、ストリートメディカルラボで発表したプロジェクトの “社会実装まで” を、現実と並行し描き込んでゆければと考えています。

一方で『隻身の音聲』は、創作大賞で選外でした。思い当たる節はあって、これはあくまで創作で競う賞ですから、リアルと連動した本作では、発想が飛躍し切れていないのではないか?…と。そこで今度は、主人公の孫を主役にして『隻身の音聲』の続編を書き始めました。自由に発想を飛躍させて、この作品を納得ゆく形へ昇華させつつ、執筆力を高めたいと考えています。

『隻身の音聲』 第4章/再序章:嵐に負けない ”杏の樹”


6.“言語的バイオマーカー” の探索へ

プレゼンのご講評で、井上先生や武部先生からコメントとして頂いた通り、「患者が書く小説は(AIを駆使して解析すれば)価値ある鉱脈となり得る」とのことなので、今後も以下を目指し、プロジェクトを継続して参ります!


1)患者が “自分で小説を書く” 敷居を下げる
   
=病気を物語にする「独自メソッド」を確立
2)小説から “言語バイオマーカー※” を抽出するメカニズムを確立
   
=患者の小説に特化した「自然言語処理モデル」を構築
  (※疾患の診断や、治療効果の評価に用いる指標のこと)



7.患者の声を開発に活かす『学会』

私の方でこうした取り組みを継続する一方で「患者の声を医療の各種開発に活かす」基盤が欲しいよね……ということで、冒頭の卒業発表で触れた連携2社と、『ペイシェント・アドボカシー学会』の立上げに関与しています。

詳細はこちらからご覧いただけます。参加は無料ですので、ぜひご注目のほど!

ご登壇をお願いした菊地先生は、ストリートメディカルラボの第5期を修了した先輩。我々第6期のTA (Teaching Assistant) を務めて下さったご縁で、私からキックオフイベントへのご登壇をお願いした次第です。

私が冒頭の『うちあけ創作工房』を起ち上げる過程で、この学会と連携してゆくことになっていますので、引続きご注目頂けますと幸いです!


以上いろいろと書いてきましたが、こうしてストリートメディカルを機に、私の起業と創作活動が統合された…ということが、言いたかった訳です。
こんな一人語りに最後までお付き合い下さり、どうも有難うございました!

武部先生から、著書『治療では遅すぎる』に頂いたサインを励みに、がんばります!!

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