【体験談】「あれ、Cursorより賢くない?」Antigravityを使って気づいた、AI精度の決定的な違い
こんにちは、松本佑太です。
「もしかして、CursorよりもAntigravityの方が、精度が高いんじゃないか?」
最近、ふとこう思い始めました。
Antigravity、タスク進捗を自律的に確認して進めてくれるからCursorより精度高く感じる。最近こっちがメインになりつつある。
— 松本佑太|思考の主人|Obsidian×Cursor知的生産システム設計者 (@AI_chosenki) November 26, 2025
Cursorは最新モデルのクレジット消費が早いけど、Antigravityは今のところプレビュー期間中で、Gemini 3 Proを無料で結構な回数使えるのがデカい。 pic.twitter.com/bCVRbflToo
今まで私は、Cursorを「最強のAIエディタ」として愛用してきましたし、その便利さに疑いを持ったことはありませんでした。
しかし、新しく登場した「Antigravity」を使ってみて、その認識が少し変わりつつあります。
単に「機能が増えた」というよりも、
「AIとの付き合い方が、少しずつ、でも確実に変わってきている」
そんな感覚を覚えたのです。
今回は、私がAntigravityを使って実際に体験したことと、そこで気づいた「Cursorとの決定的な違い」について、率直な感想を書いてみたいと思います。
これは単なる機能比較の話ではありません。私たち人間が、これからAIとどう向き合っていくべきかという、少し未来の話でもあります。
「指示待ち」から「丸投げ」へ。私が感じた変化

一番驚いたのは、「私が頑張らなくていい」という感覚です。
従来のCursor:人間がAIの世話をしていた
これまでのCursorは、あくまで「最高の道具」でした。
「このコードを直して」「ここをこう変えて」と、私が的確な指示(プロンプト)を出せば、期待以上の動きをしてくれます。
しかし、素晴らしい道具である反面、それをどう使うか、どう組み立てるかは、すべて私自身に委ねられています。
例えば、複雑なタスクを依頼する時、私たちは無意識にこんなことをしていませんでしたか?
「AIが理解しやすいように、情報を整理して渡す」
「一度に指示すると混乱するから、手順を細かく分けて伝える」
「文脈を忘れないように、定期的にこれまでの経緯を再入力する」
つまり、AIに良い仕事をさせるために、人間側がAIの「お世話」をしていたのです。
これは「便利」ではありますが、同時に「手間のかかる」作業でもありました。
Antigravity:AIが人間の世話をしてくれる
しかし、Antigravityは違いました。
私が「この記事の構成を考えて」とざっくり投げただけで、彼は勝手に動き出したのです。
私の過去のメモを読み漁り、戦略を理解し、勝手に構成案を作ってきました。
私が情報を整理して渡す必要はありません。彼が自分で取りに行きます。
手順を細かく分ける必要もありません。彼が自分で計画を立てます。
「え、そこまでやってくれるの?」
これが、最初の正直な感想でした。
「人間がAIを使う」のではなく、「AIが人間の意図を汲んで動く」。主従関係が、良い意味で逆転したような感覚です。
私が衝撃を受けた3つの瞬間

具体的に、どんな場面で「精度が高い」「違う」と感じたのか。
印象的だった3つの瞬間をシェアします。
1. 「失敗を勝手に直した」瞬間 (Self-Correction)
ある時、Antigravityに記事の重複チェックをお願いしました。
すると、ログに「検索結果:0件」と出ました。
普通のAIなら、ここで「見つかりませんでした」と返してくるはずです。
そうすると、私は「あー、キーワードが悪かったかな。じゃあ『AI』じゃなくて『人工知能』で検索してみて」と、再度指示を出さなければなりません。
この「指示→失敗→人間が修正→再指示」というラリーは、地味にストレスが溜まるものです。
しかし、Antigravityは違いました。
「検索ワードが具体的すぎたかもしれません。少し広げて再検索します」
そう言って、勝手に別のキーワードで検索し直し、見事に目的の記事を見つけ出したのです。
私は何も指示していません。ただ画面を見ていただけです。
この「自分で考えてリトライする姿勢」を見た時、私は「これはただのツールじゃない、職人だ」と感じました。
失敗を報告するのではなく、解決してから報告する。優秀な部下を持った時の安心感に似ています。
2. 「言っていないファイルまで見に行った」瞬間 (Active Research)
「最近の考えをまとめて」と頼んだ時のことです。
私は特に参照ファイルを指定しませんでした。
これまでのAIなら、「どのファイルを見ればいいですか?」と聞いてくるか、あるいは今開いているファイルだけで適当に答えを作っていたでしょう。
AIは「コンテキストウィンドウ」という視野の限界があり、人間がそこに必要な資料を放り込んであげないと、何も見えないからです。
だから私たちは、必死に関連ファイルを「コピペ」したり、「@メンション」で追加したりしていました。
しかしAntigravityは、勝手に私の journal フォルダ(日記)を見に行き、さらにそこからリンクされている 戦略メモまで辿って読み込んでいました。
彼は grep(検索)や ls(一覧表示)といった、OSを直接操作する「手」を持っています。だから、私の許可した範囲内であれば、自由に歩き回って情報を探せるのです。
「文脈を理解するために、必要な資料は自分で取りに行く」
この能動的な動きは、これまでのCursorにはなかったものです。
おかげで、私の意図を汲み取った、驚くほど精度の高いまとめが上がってきました。
3. 「迷子にならずに完走した」瞬間 (State Management)
記事作成という長い作業をお願いした時もそうです。
チャット形式のAIを使っていると、会話が長くなるにつれて最初の方の指示を忘れてしまう「健忘症」によく遭遇します。
「さっきと言ってることが違うじゃん!」とツッコミを入れた経験は、誰にでもあるはずです。
でもAnigravityは、`task.md` という「自分用の進行表」を作り、それを更新しながら黙々と作業を進めていきました。
「今はフェーズ2の執筆中です」
「次は推敲です」
「戦略との整合性を確認しました」

このように、自分で現在地を把握しながら進む姿は、まさに「頼れるパートナー」そのものでした。
一時的な会話(チャット)に依存せず、外部のファイル(task.md)に記憶を書き出すことで、長いプロジェクトでも迷子にならずに完走できるのです。
脳の使い方がどう変わったか

Antigravityを使い始めてから、私の脳の使い方が明らかに変わりました。
以前は、脳の半分を「翻訳」に使っていました。
「私のやりたいこと」を、「AIが理解できる言葉(プロンプト)」に翻訳する作業です。
「どう言えば伝わるか」「どういう順序で指示すればミスらないか」。これを考えるのに、かなりのエネルギーを消費していました。
しかし今は、脳のほぼ全てを「企画」と「戦略」に使えています。
「何をしたいか(ゴール)」さえ明確にすれば、そこに至る「手段(プロセス)」はAnigravityが考えてくれるからです。
Before: プロンプトエンジニアリング(AIへの命令技術)を磨く
After: ゴールセッティング(目的設定)とディレクション(方向性の決定)を磨く
このシフトは、知的生産において革命的です。
細かい作業手順やツールの使い方に脳のリソースを奪われず、本質的な「価値の創造」に集中できるようになったのです。
結論:これは「道具」ではなく「職人」だ

この体験を通じて、私は一つの結論に達しました。
Cursorは「最高の道具」
Antigravityは「自律的な職人」
Cursorを使う時は、私が監督として細かく指示を出す必要があります。
でもAntigravityには、「この記事を書いて」という「目的」さえ伝えればいい。あとは彼が勝手にやってくれます。
「精度が高い」と感じたのは、AIの頭が良くなったからというよりは、「AIが自分で試行錯誤して、正解にたどり着く執念」を持ったからなのかもしれません。
これからのAIとの付き合い方
これはまだ序章に過ぎません。
これから先、AIはますます「エージェント化」し、自律的に動くようになるでしょう。
その時、私たち人間に求められるのは、「AIを操作するスキル」ではなく、「AIに仕事を任せるスキル」です。
「自分でやった方が早い」
そう思うこともあるかもしれません。しかし、あえて「任せてみる」。
失敗しても、そこから学ばせて、育てていく。
そんな「職人を雇うオーナー」のようなマインドセットが、これからの時代には必要になってくるのではないでしょうか。
もしあなたが、「AIへの指示出しに疲れたな」と感じているなら。
ぜひ一度、Antigravityという「職人」に仕事を任せてみてください。
きっと、私と同じような「衝撃」と「楽さ」を感じられるはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
いいなと思ったら応援しよう!
もしこの記事が「面白い!」「役に立った!」と感じていただけたら、下のボタンからサポートをいただけると嬉しいです。あなたの応援が、次の作品を作るための大きな力になります。いつもありがとうございます!