蒲田駅開業の父 月村惣左衛門氏誕生【7月5日 今日は何の日】(蒲田西特別出張所) #376
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月村惣左衛門という人
1848年 (嘉永元年) 7月5日
~1906年 (大正5年) 12月21日
69歳。
荏原郡御園村出身。
(現在の大田区西蒲田周辺)
月村家は
大正時代まで続いた豪農で、
惣左衛門はその17代目にあたる。
月村惣左衛門は、
初代蒲田村村長を務め、
病没するまでの間
6期にわたり
村長・町長を務めた。
蒲田村成立
1889年 (明治22年) 7月1日
北蒲田村・蒲田新宿村・女塚村・御園村の
4村が合併し蒲田村となった。
蒲田駅設置への尽力
月村惣左衛門を
語るうえで欠かせない
功績の一つが、
「蒲田駅設置」
に向けた活動である。
蒲田駅設置請願の記録
1896年 (明治29年)
蒲田村外6ヶ村の惣代により出願
麦稈真田の輸送不便を理由とする請願
1897年 (明治30年)(詳細不明)
1898年 (明治31年)(詳細不明)
1899年 (明治32年)
蒲田村外6ヶ村の惣代により出願
穴守稲荷神社参詣を理由とする請願
蒲田菖蒲園開園
1902年 (明治35年) 3月
横浜植木の
鈴木卯兵衛らによって
1万坪にわたる
蒲田菖蒲園が開園。
各地から
大勢の観光客が押し寄せる
人気の観光地になる。
村長 月村惣左衛門の活動
村長・月村惣左衛門は、
村議会において、
「清遊に来る人のために、
ぜひとも停車場の必要性を痛感する」
と提案し、
満場一致で停車場設置運動を開始した。
偶然、
池上に住んでいた
平井晴二郎の情報を聞きつけ、
停車場設置に向けた
働きかけを依頼するため、
自宅へ何度も陳情に訪れたが
門前払いを受けた。
その後、
村人たちは大きな鯉を
平井宅へ担いで嘆願に訪れたところ、
平井が話を聞き入れたという
逸話も残されている。
蒲田駅開業
惣左衛門らの努力が実り、
1904年 (明治37年) 4月11日
渡邊某氏を初代駅長として
開業した。
地域の発展への功績
1904年 (明治37年)
日露戦争後、
内治の功により
「勲七等青色桐葉章」を
授与された。
記録には、
「その他賞賜枚挙に遑あらず」
と刻まれている。
彼がこれまで
多くの表彰を受けたことが
記されている。
最晩年の惣左衛門氏
月村惣左衛門氏は、
蒲田村村長在任中の
1906年 (大正5年) 12月21日
69歳で病没した。
翌22日、
蒲田村会は
月村惣左衛門氏の
村葬を決定した。
葬儀には、
多くの人々が参列し、
長い葬列が続いたと
記録されている。
その様子は、
月村惣左衛門氏が
地域に遺した
功績の大きさを
物語っている。
おわりに(顕彰・理念)
蒲田駅開業の歴史は、
地域の人々による
陳情の歴史でもある。
結果として、
蒲田菖蒲園の開園が
駅設置を後押ししたようにも映る。
Otapediaは、
月村惣左衛門氏を
「大田区準特別顕彰区民」
「蒲田駅開業の父」
として
月村惣左衛門氏が誕生した
7月5日と
没した
12月21日を
「大田区記憶の日」
として記録します。
Otapediaは、
大田区の記憶を
未来へ遺すという
理念のもとに活動しています。
私たちは、
その“名を失いかけたものたち”に、
もう一度まなざしを向け、
記憶の岸辺に呼び戻す営みです。
人々の活動や風景、
残された痕跡は姿を消しても、
地域に刻まれた軌跡を
未来へと伝えていきます。
記事内で使用している
独自の顕彰は、
「Otapedia独自の呼称」であり
「大田区公式の認定ではありません」。

出典
1.『第二課文書類別 明治29年第3種』東京都公文書館
2.『第二課文書 土木 明治32年』東京都公文書館
3.『大田区史 下巻』
4. Wikipedia『平井晴二郎』
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