【Splatoon3】そのエモート、あなた自身を語ってる?勝利のダンスに秘められたルーツを深掘り
スプラトゥーン3の対戦後、勝者の画面を華やかに彩る「エモート」。アバターとして選ぶイカちゃんタコちゃんが生き生きと動く姿を見ると嬉しくなりますよね…!
スプラ3には全82種のエモートがあります。ブキ毎のポーズをまとめてカウントすると50種くらい。
「なんでこんなにモーションの種類が多いんだろう」と思いませんか?
顔も名前も見えないこのゲームにおいて、この勝利の瞬間のたった数秒のモーションは、プレイヤーの「自分らしさ」を示すための重要な要素のひとつだと私は思うのです。
「好き」の裏側にある、自己認識の拡張
「いやいや、これが好きだし可愛いと思うから選んでるだけだよ」という声が聞こえてきそうですが、「好き」という感情には必ず「理由」があるはずです。
例えば、好きな色を考えてみてください。 「青が好き」という人は「クールで知性的」なイメージに惹かれ、自分がそうありたいという自己認識を反映しているかもしれません。
エモート選びも同じ。 カタログレベル達成など、報酬に設定されるほど価値のあるエモートを「これいいな」と思って選ぶ行為は、その動きが持つイメージや背景を含めて「私」という自己認識の拡張の一種となっているのではないでしょうか。
気分で変える!という人も、その時の気分や今の自分のトレンドを映し出しているはずです。
【ダンス9】私が選ぶ、古き良きロックダンスのエモート
ちなみに私のエモートは、基本的にずっと「ダンス9」です。
私が、25年間のダンス人生のうち比較的多くの時間を練習に捧げたオールドスクールな「ロックダンス」だからです。自分がかつて踊ってた動きをmyタコちゃんが踊ってるの、嬉しいし愛着が湧くんですよね〜!
「ダンス9」は知っている人が見ると一目で分かる、超典型的かつ代表的なロックダンスの動きです。 クロスハンドからファンキージャンプし、最後にポイントで決める一連の流れ。
ロックダンスのルーツ
ロックダンスは、1970年代にアメリカで発祥したダンスジャンルです。
当時流行した「ファンキーチキン」というダンスを滑らかに踊れなかったドン・キャンベルが、滑らかに踊るのではなく「鍵をかける」(Lock)ように止めながら踊るようになったのが名前の由来。
指を指す「ポイント」という動きは、笑った観客を指さしたことがきっかけで生まれたと言われています。
日本では、中居正広さんやDA PUMPのKENZOさんの得意ジャンルとして知られており、キレとスピード感、そして集団で踊る時の圧倒的な「揃えやすさ」から、ダンスに馴染みがない人にも見栄えしやすく、人気が高いジャンルです。
スプラトゥーン3のエモートの中でも「ダンス」と名が付くものは、このようにちゃんと専門的な「ジャンル」に沿って作られていることが多いのです。
厳選!注目エモートのルーツ解説
流石に全エモートを紹介すると記事ボリュームが大変なことになるので、いくつかピックアップして、そのルーツを深掘りしてみましょう。
【ダンス7】アクロバティックなかっこよさと親近感
ダンス7は、床に手をついて足を上げる「シフト」と、片手ついて後ろ向きに回転する「マカコ」という2つの技の組み合わせです。
一見ブレイクダンスの技に見えますが、難易度はそこまで高くないので、ヒップホップ、ロックダンス、さらにはチアダンスやハウスダンスの振付でも華として幅広く使われます。
「シフト」はキックバックとも呼ばれる、前述のロックダンスの技の一つ。
「マカコ」はブラジルの格闘術カポエイラで「猿」を意味する移動技がルーツ。移動や攻撃回避だけでなく、着地の足で相手を蹴る攻撃など、様々な場面で使われるそう。
どちらも意外と難易度は高くなく、私も両方練習しましたが数週間〜1.5ヶ月くらいで習得できる印象です。
難しすぎないアクロバティック技と、最後のキュートな「ドヤ」ポーズのイカちゃんが、カッコよさと親近感を感じさせるエモートですね!
(ちなみに、完全にブレイク技で完結しているのは「ダンス1」と「ダンス4」、「ダンス3」もブレイクダンサーの基礎的なツーステップです。)
【ダンス6】優雅でダイナミックな表現力
「ダンス6」はジャンプ技とポーズの組み合わせ。おそらくコンテンポラリー寄りのアチチュードターンジャンプと、両手アロンジェで止めるポーズでしょう。
コンテンポラリーではジャンプ技が複数ありますが、以下がイメージに近いです。
このエモートを選ぶ人は、バレエを基礎とした優雅な動きや、自由な表現によるアクロバティックな要素が好きかもしれません。「スタイリッシュな蹴りから優雅な立ちが好き」というコメントも見かけるほど、気品とダイナミズムが魅力です。
「アチチュード」というのはバレエの姿勢の名前。私が言うポーズの両手「アロンジェ」もバレエの要素です。「引き伸ばされた」「長くした」という意味のフランス語。曲がった腕を伸ばしたり、伸びているものをさらに遠くへ長く伸ばしたりする動きを指します。
コンテンポラリーダンスは、現代のダンスジャンルの中で、最も「自由」で「ジャンルに囚われない」のが特徴です。
クラシックバレエやモダンダンスを基礎に持ちながら、その「型」から解放された自由な動きを追求します。様々なジャンルのムーブメントを取り込み、独自の表現を生み出すことが特徴。
また、「物語性」や「感情」といった内面的な要素を、型にはまらない動きで表現することに重きを置かれます。有名どころだと森山未來さんが活躍されていますね。
この自由な表現とダイナミックさ、そして気品を感じる動きに、あなたの性格やありたい姿と共通する部分はありませんか?
(ちなみに「ダンス8」は、バレエやジャズのターンであるダブルピルエットの動きがベースです。)
その他のエモートも、奥は深い
【ダンス10】ポップダンスのバックスライド(有名なムーンウォーク)がベースでしょう。
ポーズ13もマイケル・ジャクソンの「フォー!」を思わせます。ダンス=彼、というイメージは根強いですね。
【ダンス11】フラダンスがベースっぽい…!
ハワイの伝統的な踊りであり、歌や手の動きで自然への感謝や物語を表現します。このエモートを選ぶ人は、穏やかな想いや動きに魅力を感じるのかもしれません。
まとめ
あなたが選ぶエモートは、あなたの「個性」。

「この動きいいな〜」と思うそのダンスには、それぞれルーツや特徴があります。
あなたが選んだエモートは、勝利の瞬間に、あなた自身が大切にしている価値観や「可愛い!」と思う裏側の人生観、「こうありたい」と願う姿を表現しているかもしれません。
今回ダンスを中心に紹介しましたが、ダンス以外のポーズやあいさつにも、スプラ過去作のキャラの動きやそれぞれのルーツがあります。
エモートのルーツを知ると「変えてみようかな?」と思ったり、より一層、今のエモートに愛着が湧いたりするかもしれません。
ぜひ、あなたのエモートが持つルーツを調べてみてください!
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